団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

東京都知事選挙結果

2016-08-05 15:24:07 | 政治

東京都知事選挙結果

2016年8月5日(金)

 東京都知事選挙の結果は、小池色気子氏が圧勝しました。(注 「色気子」と書いているのは、小池氏が当初から立候補に色気を示していたからです。小池氏に色気を感じるからではありません。)

 私ゃ、反省しております。bestの政策は、宇都健と考えていたのに、当選の可能性を考慮し、betterな選択として鳥越氏に傾いたからです。鳥越氏が惨敗を喫したことも併せて考えると、やっぱ、原則通り、宇都健をbestの候補者として認識すべきでした。

 小池氏の勝利の原因は、大きく2つあると思います。①メディア戦略が抜群でした。節目節目でTVに登場し、アッピール力も抜群でした。ただ、鳥越氏を「病み上がり」と言うなど、品性の無さも垣間見せました。自民党都連と戦うという姿が、何か鬱憤晴らしに通じたものがあったものと思われます。②次は、敵失です。自民党の小池氏に対する対応は最悪でした。親族が他候補を応援しても処分の対象になるとは、封建時代の感覚で論外です。②石原珍太郎氏の、「厚化粧」発言に見られるように女性蔑視の姿勢が女性有権者の怒りに火を付けたことは想像に難くありません。

 

 鳥越氏の惨敗の原因は、大きく3つあると思います。①やっぱ、年齢的な面で迫力を感じませんでした。演説回数も他候補より格段に少なく、やる気を有権者に示すことができませんでした。10年前だと分からなかったと感じます。②アピール力も、小池氏は抜群でしたが、増田氏のソツの無さに比べても、具体的な問題提起が劣っていたように感じます。③週刊紙の女性スキャンダルです。ただ、これが無くても当選は難しかったと思いますので、主要な原因とは言えないでしょう。ちと余談になりますが、いずれ裁判で決着するとして、鳥越氏が勝ち、選挙妨害と判断された場合は、週刊文春側は相当重い処分を受ける必要があると思います。ただ単に損害賠償程度で済ませれる問題ではありません。この点は注目ですね。

 

 にしても、選挙後の自民党の対応の下手さ加減には、一体だれがこのようなシナリオを書いたの?と思わざるを得ません。ただ、本当は抜群のシナリオかも知れません。今は自民党の都連に責任を被せれば良いのですから・・。小池氏が自民党籍で都知事選挙に立候補したのは、明らかに党紀違反です。自民党本部は当然処分(除名相当だと思います。)をするのがスジというものです。しかし、小池氏が当選した場合のリスクも考えていたのですね。ヤベー首相は早速小池氏と会談し、自民党総裁の立場はどうしたの?という態度を示しました。ヤベー首相が悪者になるのだけは、避けたいシナリオなんですね。そのためには、最大の責任者を擁護する生贄が必要です。という訳で、当分の間は、自民党都連が悪役を演じる必要があるのです。

 

 まさに、ペテン師による謀略を感じます。

 

 

 

 

 

 

 

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