団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

ハイブリッド車に「音」を出す装置

2009-07-07 18:25:52 | 
           ハイブリッド車に「音」を出す装置

                            2009年7月6日(月)

 勝新太郎の「座頭市シリーズ」は、私の年代の人間なら、大概見たことがあるだろう。
 盲目の「坊主」市が、並み居る剣客を、バッタバッタと切捨てる。

 市は視覚を失っている代わりに、鋭敏な聴覚を武器に、相手の動きを察知して、剣を繰り出すのだ。
 市の研ぎ澄まされた聴覚は、「目」に見えないものでも「見える」。


 ところで、ハイブリッド車が静かで、歩行者が気付きにくく、危険なので、何らかの「音」を出す装置を検討しているという。(私のブログにコメントを寄せた方のブログで知った。)

 政府が「委員会」を立ち上げ検討するそうだ。(大げさ)
 私は、この委員会での議論が、本質を見失わなければ良いがと心配している。
 私が言う「本質」とは、「車は静かな方が良い」ということである。

 ハイブリッド車は静かではあるが、「無音」ではない。ということは、視覚障害者は市と同じように、メアキいや晴眼者以上に気が付くはずだ。(「メアキ」とは「逆差別」っぽい言い方なので、オーソドックスに「晴眼者」と言う。)

 私は、そもそも街が騒音に満ち溢れていることに問題があるのではないかと思っている。
 先の座頭市の映画であるが、市が約束の果し合いの場所に行くと、太鼓を打ち鳴らされその騒音で相手の動きが「見えない」。市は右往左往し、うろたえる。市、絶体絶命のピンチだ。
 私の記憶には、市がどのようにしてそのピンチを切り抜けたかが、抜けている。私は、記憶力がピンチだ。

 街全体、車全体が「静か」であれば、ハイブリッド車にわざわざ「音」を出す装置を付ける必要はなくなるのではないか。

 とは言うものの、ハイブリッド車に気が付かずに、事故が多発するようであれば、経過的に何らかの対策をするのはやむを得ない・・か?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする