星撮りの際、ポタ赤をしっかりと北極星の方に向ける必要があります
その際、極軸望遠鏡があると正確に向きを合わせることができます。
ところが、、、極軸望遠鏡の中の指標が、暗いところではよく見えないのです。
星は夜間に撮るので、暗いところで視認できない、というのは、なんとも不条理なんですが
そこで照明装置の登場ということになるわけですが、照明方法には「明視野照明」と「暗視野照明」の2通りがあります。
「明視野照明」は、対物レンズ側から極望を照らすことで、指標を読みやすくする方法です。
この装置は、超簡単に製作できるのですが、視野全体が明るくなってしまい、条件によっては北極星が見えにくくなるおそれがあるという副作用があります。
一方、「暗視野照明」は、接眼レンズ側からレティクル上の指標を照らす方法で、指標のみを浮かび上がらせるという理想的な方法です。
ただし、接眼レンズ側の鏡筒に孔を空けなくてはなりません。
もちろん、涼麻工房が選んだのは、暗視野照明
孔あけ前の極軸望遠鏡
滑り止めのマスキングテープを貼って、位置出し
ポンチでマーキング
ルーターにドリルの刃をつけて孔をあけます
これで、保証書が無効になりました(たぶん)
光ファイバーを挿入して、レティクルの上部にくるように固定します
瞬間接着剤で仮止めしてから、ボンドG17で固定
光ファイバーは直角にカットするとレティクルを照らせないので、斜めにカットすることがポイントです
LED(φ3mm)に制限抵抗として160Ωをハンダ付け
If=(USB電源 5V−Vf 2V)÷160Ω=19mA≒20mA(後日、可変抵抗を付加するので、この電流値が最大値ということになります)
テスト点灯
望遠鏡の中を写すことができませんが、ちゃんと指標が赤く浮かび上がりました
まだバラック状態ですが、これで、いつ先輩に誘われても同行できるようになりました
近いうちに、明るさを調整するための可変抵抗を追加する予定(材料は発注済み)
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