市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

『きりかぶ』のように

2013-08-20 | 障がい者
きりかぶ』は、まだ幼い重症心身障害児を育てている3人のママたちを中心に立ち上がったばかりのボランティア団体です。

先日、縁あって初めて同団体主催のイベントに参加させていただいた事がきっかけで、引き続き今日もサンハートで開かれたイベントに足を運びました。

最後に、みんな揃って記念撮影!


団体名の『きりかぶ』は、同名の絵本から採ったものだそうです。
パンフレットの本文からその説明部分を抜粋しますね。心に響く文章です。

絵本『きりかぶ』とは・・・

年をとって切り倒され、葉っぱも花もつけることができなくなり、もう自分は役立たずだと思っていた『きりかぶ』。
だけど、周りの仲間のおかげで、そんな自分だからこそできることがあるんだと気付いていくというお話です。

そう!私たちの子どもは、重度心身障害児です。
大人になっても労働ができるわけでもなく、おそらく一生お世話が必要な子どもたちです。絵本の『きりかぶ』と同じように・・・。
だけど、私たちは子どもたちのおかげで知り合い、たくさん話をし、こうして障害児者やその保護者のためにちょびっとでもいいから役に立つ何かをしたいと思うようになりました。

そう!子どもたちのおかげなのです。
何もできない子どもたちですが、そんな子供たちにもきっとこの子たちにしかできない何かがある!と思い、絵本『きりかぶ』のタイトルをいただきました・・・



私はこれまで、恥ずかしながら重症心身障害児のことはほとんど知りませんでした。
そして、知的障害とは種類が違うのだから、抱えている課題や悩みも違うのだろうと勝手に思いこんでいました。
でも、それは誤りだったのですね。
重症心身障害児のママたちから吐き出された子育ての悩み、将来への不安、社会に対する思い・・・
それらは、私たち知的障害児の親のそれと全く一緒だったのです。
知らず知らずのうちに見えない壁を作ってしまっていたことに、とても反省させられました。


不安も苦労もたくさんある中で、それでも明るく前向きに奮闘しているママたちの話を伺いながら、私も久しぶりに幼かった長男の子育て時代の気持ちを思い出してしまいました。

9月の本会議では、そんな自分の当時の様々な思いを胸に、障害児のママたちの代弁者として、質問席に立ちたいと思っています。

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