ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

「犬猫の販売やめます」ペットショップの決断

2018年11月30日 | ペット


「犬猫の販売やめます」ペットショップの決断

11月27日(火)沖縄タイムスの記事


ライトを引き取ったワン’sパートナーは毎月、PetBoxで「里親募集会」を開催しています。

猫の里親募集会を開催しているケルビム、那覇市役所環境衛生課でも猫や犬の写真がアップされているのでアクセスしてみて下さい


東京に居た時は純血種しか飼っていなかったのは、そもそも野良犬や迷い犬を見る事があまりない住宅地だったことと、殺処分のことを知らなかったことが大きい。ネットで情報も出回っていないどころかネットも普及してなかったし。


ウエスティを飼った時にはブリーダー(犬舎)を2カ所訪ねて決めました。当時はウエスティはまだ人気犬種ではなく、テリアは気が強くマイペースなので普通の日本人には飼育しずらい気質だったから面接がありました。「庭はありますか?(庭のない家にウエスティは無理)お花を掘られることもありますよ?(花壇は諦めて)」とか、本当にウエスティに惚れ込んでいるブリーダーが、我が子の嫁入り先を決めるような感じで、受け入れる矢沢家でも養女が来るような気持ちでした。


素晴らしいウエスティを2匹飼い、今でもウエスティを飼いたい気持ちはあるけれど、飼ったところでショー・ドッグにするわけでもないので、純血種じゃなくても自分好みの「白くてモフモフ系」ならいいやと思って、レスキューされた保護犬を飼う事にしました。


もっとも先代のノエルはホワイト・シュナウザーでしたけどね。悪徳ペットショップからのレスキュー犬。ホワイト・シュナも懐かしい


でもライトはMIXだから、世界に1匹だけの犬だと思うと、それも愛しいと思える

ライトが死んでしまったら、もう同じ犬種はいない そう思うと急に抱きついてしまったりしてライトを驚かせてしまうのでした


ショードッグを完成させたいとか、競技犬を育成してみたい人には純血種のちゃんとしたブリーダーからの購入がお勧めです。こういうブリーダーは貴族のような人が多く、広大な土地で犬を飼育しているし、お家も豪邸。「ゴハンには生肉がいいです」とかフツーに言われたりもしますよ 純血種とは本来、そうやって育ててトレーニングしてこそ真価を発揮する犬なんです。


チビに舐められてるパリス

チビの瞼は上瞼の腫れは引いて、下瞼はまだ腫れてるんですが目が開きました。

開いたんですが・・

どういう状態なんだか・・

それでも元気よく遊んで体重も増え、少し大きくなりました。チビは女の子かもしれない。パリスにものすごく威張るんですよ。どうやらパリスは女子には威張られる運命のよう。

開いてなかった時の方が気にならない ついつい悪い方の目ばかり見ちゃって視線が最近合ってない


そういえば11月27日の沖縄タイムスには:12月20日の鶴見幸代さんのコンサートの広告も大きく出ていたのでした。


まだ何を弾くのか全然・決まってない先々週に、「広告用の写真とプロフィールを送って下さい」メールが来て、「やっぱやるんだ・・プログラムはどうするんだ」とは思ったけど、第2稿で内容も書かれて広告には間に合い、昨日、楽譜も送られてきました。


全然・現代音楽じゃないだろ というメロディアスで美しい曲ばかりです


現代の作曲家だから「現代音楽」と、とりあえず広告出てますが、今後・「映画音楽」に訂正されてプログラムもアップされるかもですよ

沖縄映画「久高島オデッセイ」「残波」の映画音楽を作曲してるツルミンの個展です


てんぷす那覇 


「木曜日の芸能公演」で、何でツルミンの写真より私の写真が上なのか

別に私の写真は要らなかったような気もするんです。それか小さくするとか。

「アタシの写真、小さいじゃない 下になんか載せないでよ

なんて言ってないからね


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心に残る(放送出来ない)歌とか

2018年11月23日 | 音楽

フレンチ・ロリータの続き

 

やはり80年代後半からフランスではカリスマ的人気のミレーヌ・ファルメール。オスカルのような出で立ちで歌い踊るフレンチ・ロリータ。当時の衣裳はティエリー・ミュグレー。パリコレのデザイナーを着て歌うポップス歌手というのも・さすがフランスだなーと感心したものだけど。

 

何と言ってもこのビデオ。これを観た時は:「フランス人て変態だな。スゴい国に来てしまったな」と思ったものだった。当時はまだお尻に蒙古斑が付いてたんですよ

 

マイケル・ジャクソンの「スリラー」ほどにカネのかかってるビデオ。時代も同じ頃。当時のMTVは、ほぼアメリカン・ポップスで、こんな意味不明なビデオはパリに住むまで観たことがなかった。さすが芸術の都

Mylène Farmer - Pourvu Qu'Elles Soient Douces

 

見れますかー?

フランス男性に人気のある典型的タイプ1のミレーヌ。タイプ2のロリータはブリジッド・バルドー系ね。バルドーは例外として、フランス人はあまり巨乳とか興味ない感じなんですよ。シック(粋)じゃないと思ってるんでしょうね。入れ胸(豊胸)は娼婦の目印でもあった。ネイル・アートも今でもあまり普及していないと思う。アンチ・アメリカ気風がだいぶなくなった今でもね。

 

こちらはこちらで清志郎自ら「放送されないんだろうな」と呟いてます。最近、思うところあって清志郎の動画をよく観てるんです。昔はやはり変態というか変人だと思ってたけど、声がイイ。パンクっぽくわざとヘンな歌い方してるけど声がいい。

 

原子力は要らねえ!電力は余ってる!♪忌野清志郎 サマータイム・ブルース

 

こちらはフツーに放送されてましたよ。資生堂だったかカネボウとのタイアップ曲。坂本龍一ってこんなにカッコ良かったのかー と驚いた。当時はやっぱり「おじさん」の範疇だったのよね

 

い・け・な・いルージュマジック  忌野清志郎+坂本龍一

 

やっぱりパンクでもメタルでも日本人はソフト。懐かしくて小学校とか中学の時に聞いてた曲を探してしまった

 

アメリカのヘヴィメタというか、ランナウェイズはパンク&フェミニズムなんだろうね。今思うと。

 

THE RUNAWAYS - CHERRY BOMB live in Japan 1977 (higher quality)

 

映画にもなってたのか。もう「伝説」になる時代なのね

 

映画『ランナウェイズ』予告編

 

 

他にはYOSHIKIも影響を受けたというKISS ヤザワも好きでしたよー

アルバムもけっこー当時持ってた。クラシックは親が買ってくるから自分が買うのはこういうメタルとかパンクとか。

 

Kiss - I Was Made For Lovin' You (Version Original 1979) (Producciones Especiales Jose @ DJ Mix)

 

この後のダンス・ミュージックの到来を予感させる。メタルでもちょっと違うんだよね、KISSは。

 

Kiss - Love Gun 2006 Live Video

 

そして成長してこうなる

 

佐伯真魚さんと

真魚さんは「い・け・な・い・ルージュ・マジック」で水着(レオタード?)着て口紅付けてる役みたいですね笑。楽屋に来てくれたのね。ヤザワはエルザ・ヘアを逆立ててパンクにして衣裳に合わせました。イギリス人のパンクみたいなピアノ・コンチェルトだったんですよ。

 

その後のポップス歴は:Japanの登場から趣味は一気にテクノへと走ったのでした。イギリスってスゴい国だなーデヴィッド・ボウイとかデヴィッド・シルヴィアンとか、実弟のスティーヴ・ガッドとか、こんな美形がウロウロしてるんだ と憧れてました。ロンドンに行った時もキョロキョロしちゃったよ

 

Japan - Quiet Life (TOTP 1981)

 

ついでに貼っておこう。今や文壇の巨匠、町田康先生の青春時代

やっぱり素晴らしいですね。小説の方のファンですが、今聞くと「時代が早すぎた」んだと思う。

Inu - Meshi Kuuna! (Full Album) 1980

 

 

息抜きが長ーい息抜きになってしまった。長生きの語源かな?

 

『ボヘミアン・ラプソディー』が素晴らしいらしい。観に行かなくちゃ

 

映画『ボヘミアン・ラプソディ』最新予告編が世界同時解禁!

 

 

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クレモンティーヌ「宇宙戦艦ヤマト」歌ってみた

2018年11月21日 | 音楽

『フレンチ・ポップス』を目標に曲を作ってますよ〜

 

自分が歌うかもしれないので 『フレンチ・ポップス』なんです。

こんな感じでなら歌えないことないかもという気にさせるフレンチ・ポップス。過去はブリジッド・バルドー、ジェーン・バーキンから現在のカーラ・ブルーニまでヘタクソ&セクシー系は健在。

 

では本場のフレンチ・ロリータ・ポップスのアニソン・カヴァーをまずどうぞ

 

クレモンティーヌ「宇宙戦艦ヤマト」歌ってみた

 

おされ 「宇宙戦艦ヤマト」をバカにしてんのか感も無きにしも・あらずだけど、フランスのアヴィニョンでのコスプレ祭期間はTGV(フランスの新幹線みたいな高速列車)がコスプレーヤーでいっぱいだそうなので、こんな感じで静かに囁くように歌ってる分にはいいかも

 

カヒミ・カリィさんとか影響受けたでしょうね 

「天才バカボン」もフランス語でカヴァーされる日がくるとはね

 

Bon bon Bakabon  Bakabon bon

 

天才バカボン ☆ Clementine (クレモンティーヌ) ☆ カバー ☆ ukulele cover [ 春だ1番! 音友アニソン祭り! ]

 

オトナでも「ささやきヴォイス」歌唱。クレモンティーヌってアニヲタだったのね。

 

Clementine「ゲゲゲの鬼太郎」「バカボン・メドレー」

 

これはソニーで出てるベスト盤らしい。謎のバック・男性コーラスはクレモンティーヌの趣味なのかしら

クレモンティーヌ 『男と女 with LE VELVETS』

 

 

エルザはクレモンティーヌよりはずっと歌唱力はある。ヤザワもかつてエルザ・ヘアにしてましたよ。なつかしー

 

Elsa - Jour de Neige (Clip Officiel)

 

かわいいよね これぞパリジェンヌという感じ

 

80年代後半は、なんとモナコ公国のステファニー公女も歌手デビューしてたんですよ。日本の皇室とはずいぶん違う気風で、元祖パリピの不良姫。しょっちゅうParis Matchのゴシップ欄を賑わしてました

 

瞬間レーニエ公(お父さん)に見える時もあれば、やっぱりグレース・ケリーに似てるなという瞬間もある。男顔でも声はフレンチ・ロリータ

モナコ公国の威信にかけてヒットさせてましたぞ。当時・大流行り

 

Stephanie de Mónaco Flash (1986)

 

姫には厳しいダンス・レッスンは無理なのでしょう。クラブでパンピーが踊ってるのとさして変わらない。時々・「姫。こっち見て笑って下さい」程度なんでしょうね。撮影場所かセットが、当時のレ・アルにあったカフェ・コストみたいな感じでそれも懐かしい

 

Stephanie De Monaco - Ouragan (HQ)

 

クレモンティーヌより歌は上手いかも?という気にもなるけど、目くそ鼻くそ

そんなことはどーでもいいの。

アムールなのよ、アムール  

 

 

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さくら猫&保護猫活動記

2018年11月17日 | ペット

久しぶりに花を活ける余裕 沖縄のバラ園からのバラとやはり県産のケイトウ

 

那覇市の地域猫への避妊・去勢手術のキャンセル枠が4匹出たのでお知らせいただきました。今年最後の「さくら猫」活動。

 

ボランティア仲間にキャリーも借りっぱなし。これが終わったらお返しします。

後ろは2月に手術した黒ちゃん

 

せっかく4匹枠だったのに2匹しか捕獲出来ませんでした

那覇市環境衛生課

こちらでは殺処分だけではなく、里親募集もしています。

こんな可愛いコが

沖縄って「なぜヒマラヤンが公園に迷い猫」というようなペットショップで20万弱するような猫が野良でけっこーいるんですよ。ラグドールっぽいコとか。

ノルウェージャン風の兄弟


那覇市環境衛生課 譲渡用猫の写真 

 

里親募集待ちの子猫たちは、ほぼブルー・アイだったり、長毛のふわもこ子猫か、ものすごく気立ての良い頭のいい飼いやすいコばかり。殺されていく中からの選り抜きの猫のエリート子猫たち。ペットショップのブリーダー繁殖よりずっと健康で賢いこと請け合い

猫を飼いたい人は見学に行ってみてね。

 

 

先日、手術中に亡くなってしまった「チャボママ」のチャボが元気がなくて風邪のようで片目が開いてない。と聞いて保護に行きました。

チャボ〜

ママがいなくなってしまったショックで免疫が落ちたんだろうなとは思ったけど、なんと足の裏の毛皮も一部剥がれていたのでした

い〜た〜そ〜

赤い部分だけまだグジュグジュしてますが、ピンクの部分は落ち着いてます。ホメオパシーで治療しましたが、洗うのもクリームを塗るのもビビりました

2日パリスに頼んで

ゴハンを全く食べないので仲間の所へ返しました。もうこれ以上のショックと恐怖には耐えられないようでした。仲間の場所にゴハンを置いたら仲間と一緒に食べ出したので、足の裏が気になりましたが「免疫を強化する」レメディをゴハンに垂らして帰ってきました。

 

今日行ったら目はまだグジュグジュと目やにを流してましたが痩せてはいなかったので、あとはチャボの免疫力と精神力にかかってます。

 

そして黒猫コロニー、グランマ一家の新参チビがやはり片目が開いていないので保護してきました。

グランマそっくり

このコは男の子ですが、「ミャァ!ウ〜ン!」とグランマそっくりの話し方をするんですよ。人なつこくてゴハンをあげたら走り寄ってきたので、食事中にノミ取り薬を点薬して連れ帰りました。

けっこー酷い

アイ・ホール全体が腫れて膨らんで瞼の裏が真っ赤で黒目が全然見えない状態。涙も出てません。

ホメオパシーのレメディを朝と夜飲ませて、マザー・チンクチャーをゴハンに垂らして、目もマザー・チンクチャーで拭いてたんですが、試しに月桃の蒸留水で拭いてみたら腫れが引き出して、今は目やにがダラダラと出てる状態なんですが、かなり腫れが引いてきました。

 

けっこーな医者不信なので、獣医にもなかなか連れて行きません。連れて行ったら「あ。これはもう眼球取らないと危ないですよ」とか言われてエグられる と思ってるんです。そんなことは最後の最後です。「なんでもっと早くに連れて来なかったんですか」と言われても「そんなこと言ったってどうせエグったくせに」と思うわけですよ。自分の顔の湿疹も2ヶ月ほどかけて自分で治しましたからね。抗生物質とかステロイドとか一切使わないから時間かかるけど。胃も肝臓も膵臓も痛まないから時間かかってもいいの。

 

ヤザワが治してあげるから大丈夫だよ〜 シッターはパリスがするしね〜

ほんとにチビ

懐いてます

アガタとの距離

ゴハン時にミャアミャアうるさく鳴きながらアガタの横を通ったら、アガタに早速叩かれて静かになったのでした。パリスは甘やかすしオスカルは放任だし、ちょっとした躾はアガタの役。

パリスのいる所に行く

べったり

パリスに毛繕いもしてもらってる様子。ヤザワもチビに「よろしくね」って握手されました。でも治ったらグランマの所に帰るんだよ〜

オスカルと

チビ用の来客トイレもあるんですが、トイレもパリスと一緒がいいそうで、大人用のトイレで頑張って用足しをしてるのでした。シート派のオスカルと一緒に留守番させてみたら、なんと自分もオスカルと一緒にシートにウンチをしてたんですよ

子猫もやっぱり大人の猫のすることを真似して大人になるんだなーと感心したり。やはりシッターはパリスに頼もう。オスカルはちょっとユルいからなぁ〜

 

ライトとも仲良しです。子猫のうちから犬と仲良く出来れば、そしてブルー・アイで美形なら、すぐに里親が決まるんですが、チビは目が治るか、治っても尻尾が曲がってるし、顔は美形だけどフツーによくいる黒猫だしで、里親探しは難しいだろうなとは思います。とても賢いし飼いやすいんですけどね。。

 

美形な猫で野良ちゃんは、飼いにくかったり(トイレが覚えられない、シャムは性格がキツいとか)して捨てられた猫の子孫かもしれないので、黒猫は本当にお勧めではあります。色んな猫を見てて、猫としては黒が1番賢くて愛情深いような気がする。真っ黒が特にお勧め。

 

パリスは気立てはいいんですが・・芸を覚えないし甘噛みするんです。愛情表現とはいえチクッとするので怒ってます。

オスカルは・・・激ハンサムで私がリアル・ファーを止めたほどの美猫ですが、ボーッとしてるくせに人間を舐めてるところがある。猫にだけ親切で優しいんですよ ←ヤザワの嫉妬

アガタは可愛いけど気難しい。ちょっとお尻に付いてるウンチを取るのが面倒で「抱っこ」というアガタを振り払うと、泣き顔になってすぐ結膜炎になるんです

 

みんな可愛いけどね 

+ 今はチビが逗留中

けっこー大所帯

 

これで「今年は最後のさくら猫」と思うと、もう今年も終わりが近いな〜

来年は「雅子皇后」が誕生するのよね・・

 

フラワー・アレンジメント2  

 

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鳥のカタログと鶴見幸代展@沖縄

2018年11月11日 | 現代音楽

オリヴィエ・メシアン『鳥のカタログ』第7巻の表紙はダイシャクシギ (Le Courlis Cendre)

ラムサール条約の漫湖でも観察出来るようです。この前行った時には見当たらなかったけど。

金武ダム近くにも飛来するそう

ここでも会えなかった

せめて弾きますか

自分もバード・ウォッチングを始めると、メシアンは鳥の声だけではなく、その場の音も聞いてスケッチしているのが分かります。

鳥の観察場所は静かな場所で、音がしたら鳥は警戒して来ない。でも音楽で「無音」でそのまま表現するワケにはいかないので、いかに静かな山奥であるとか、湿地帯であるかということをイメージさせる音楽を作るわけです。実際、曲を聞いていると、鳥の声がしないか聞き耳を立てているような感覚になる。ある種、環境音楽なのかもしれないな〜と思います。

現代音楽ですけど

 

沖縄では住宅地でもフツーに見かける「イソヒヨドリ」(Le Merle Blue)

この曲は中国っぽいオリエンタリズムが所々あって、メシアンは中国でイソヒヨドリの声を採ったのかと思いました。近所にいる鳥なので琉球音階で書いて欲しかったなぁ。明らかに「ここ(この曲)は中国」と分かるシノワズリ・テイストで、毎日鳴き声を聞いてる身としては違和感がある。曲の完成度とは全く関係ないんだけど・なんかね

 

どちらの鳥も沖縄で観察出来るのに、曲について語れる相手が沖縄では首里に、ごくわずかしか生息してなく、どっちが絶滅危惧種なんだかと思う日常。

 

絶滅危惧種仲間の鶴見幸代さん。自作についてアツく語ってます

手前は鶴見CD

音楽家にとって(おそらく美術家も)自分について語る以上のエクスタシーはないと思われます。いつもは控えめな感じがガーリーな魅力の鶴見さんも、こと自分音楽史と作品についてとなると、話す話す

 

ギャラリーの方もいつもの鶴見さんがこんなに話すとは思わなくて、トーク時間は1時間に設定したんでしょうね。シーンとして気詰まりになっても・・と気を遣ったのかな。全然・足りないです

開催中ですよ〜週末だけだけど 鶴見幸代展@アーツ・トロピカル

 

鶴見さんは「星座」をテーマに、12星座の星の地球からの距離とか、位置、光の強度を音に変換させたピアノ曲を作りました。

勉強出来そう

仕上がりはシンプルで、プラネタリウムで鳴ってたらステキそうでした。メシアンとかシュトックハウゼンの「夜空に煌めく星を表現」した曲はキラキラ系というか華やかで「天の川」みたいな感じなんですよ。

楽譜と創作ノートの展示

音も聴けます

今のツルミンにとってサイコーに心地よい生息場所。

リラックスしてるし

この円がまた五線紙になっているのだよ

こちらのオーナーは美術家でデザイナーでサウンド・アーティスト(美術系)でもあるそう。

ジョン・ケージの「4分33秒」

のスコアを初めて見ました ちゃんと楽譜として売ってるとは

横のアール・ヴィヴァンART VIVANTもなつかしー 六本木と池袋にあった80年代の西武カルチャーですよ。堤清二氏のような企業家が日本にまた出現するでしょうか。IT長者はカネの亡者のような印象しかなくて、ナゼ豊かな時代を経たのに、ボンビー臭い成金しかいないのか不思議。「衣食足りて礼節を知る」はずなのにねぇ。。

 

ところで鶴見さんの後ろに見えた本棚をよく見ると・・

ココは恵比寿のナディッフ Nadiff か という本がいっぱい

ヤザワでも持ってなかった「シュトックハウゼン音楽論集」とか etc...

ケージ本も揃ってるし

それに美術手帖とユリイカも

これは首里(沖縄県芸)の図書館より現代音楽部門は充実しています

オーナーは県芸の美術部ご出身だそうですが、この現代音楽関連本の充実度はスゴい

ちょっと自分の生息地も広がった感じで嬉しかったです

 

「このヒト(→ヤザワのこと)、フリメの話とかヤバめの話となると、まるで千夜一夜物語のように語るんですよ」とツルミンに紹介されました

 

ツルミンだって自分史をまるで源氏物語のように語っておりましたぞ

 

次回も「相撲ミュージック」について、ツルミンが源氏物語のように語ってくれますよ〜


鶴見幸代展@アーツ・トロピカル

 

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台湾de仕事&more2018

2018年11月04日 | 文化・芸術

中正記念堂の地下鉄駅に展示中だった油絵。台北に1年ぶり以上で行ってきてました

 

今回は仕事だったので台北から足は伸ばせませんでしたが、市内でこれまで行ってなかった所にも行けて、仕事もサクサクと終わったので、スケジュール的にも落ち着いて過ごせたし、帰ってきて疲労困憊ということもなく日常に戻れてます。それで連日、さくら猫ボランティアもしてたんですね。

 

チャボママのことで落ち込んでいるので 楽しかったことを思い出すようにしてます。本日(11/3)も『鶴見幸代展』のトークに行って楽しかった。だいぶ復活したはず。食欲が1日1食にはなってしまいましたけどね。。

 

台北へは入野禮子先生に「ACLの大会が今年は台北なのでヤング・コンポーザーズ・ミーティングを手伝って?」と誘われたのと、沖縄では編集が出来ない旧Pro Toolsのデータを変換、編集を白金録音室(Platinum Studio)でしてきました。

レセプションの合間に

シックなホール

オープニング・コンサートは台湾国立管弦楽団でオケ作品。

ACL(アジア作曲家連盟)大会は19日の夕方に開会レセプション後、国立劇場でオケのコンサート、連日朝からコンフェランス、コンサートと23日の閉会まで続いてたんですが、ヤザワは19日の朝に台北に着いてそのままレセプションまでスタジオで仕事、次の日からは昼間はスタジオで編集、夜はコンサートに行って、21日の早朝(AM9:30〜)からのイヴェントを手伝って、午後でスタジオの仕事は終了。22日の夜のコンサートまではフリー時間として(「まあ!昼間のコンペティションは聴かなかったの!?」と禮子先生に一喝されたけど審査員じゃないもーん)、23日の夕方の便までも自由時間として充実した時間を過ごせたのでした。いつもこれくらいのスケジュールがいいなあ。だいたいホテルをチェックアウトした足でスタジオに行って、ギリギリまで作業して空港に行くという感じだったから。

 

今回ナショナル・コンサート・ホールも初めて入りました。観光じゃ行かないし、これまでもスケジュールはチェックしてたけど聴きたいコンサートもなかったんです。

正面。神社じゃないよ〜

正面は中正記念堂

左がナショナル・コンサート・ホール。

読響が小山さんと来るようです

宝塚も来るようです

マダム・ラ〜ンチ

お気に入りのローフード・レストランがクローズしてて残念でした。こちらは永康街にある素食茶芸館。昼間(朝)はメイクしてる時間なくてサングラスです。この後、夜はコンサートなので服だけはオシャレしてます。メイクは空き時間にするの。

 

「アジア作曲家連盟」には:日本、台湾、韓国、中国、香港、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ヴェトナム、オーストラリア、ニュージーランド、トルコ、イスラエルが加盟しています。

「んなんでアジア連盟に白人(トルコ、イスラエル、ニュージー、オーストラリア)が」と不思議な感じもしたけど、TPPも本来はこういうアイデアだったのかもね。

 

オープニング・コンサートでは選り抜きのオケ曲が演奏され、イスラエルと韓国の曲が良かったです。イスラエルのヨナタンの曲は軽やかでフュージョン的でヤザワ向き。ヨナタン自身もジャズ・ピアニストでもあるそう。韓国の曲は:暗く、粘り気があり、激しくなるという韓国っぽさが昇華された曲でした。

 

こんなような曲をいっぱい聴くんだろうなーと思ってたけど、そうでもなかったです。

こういう感じの曲も確かにあったけどね マレーシアとかシンガポールとか。台湾も・・

西洋油絵で表現するアイデンティティ

上手いけどダサい

シンガポールの若い女性作曲家に:「日本人作曲家の曲は、音の選び方もスタイルも『日本〜!』、日本人が作った!って分かる。私の曲はなんだかハチャメチャだったわ。スタイルがないし、国籍も不明だし。近藤譲とか、日本人の作曲家は全員、日本人の曲だと分かる。作曲に対する哲学が違うと思った」とコンサートの帰り道に話しかけられました。「シンガポールもこれから伸びるよ!」と言いました。「日本は植民地教育(音楽大学に自国の音楽の邦楽科がほぼないという現実)からいかにアイデンティティを確立するか、という模索の歴史が長いのよ」と・お姉さんぽいことを珍しく語ったのでした

 

久しぶりに東京の知人にも会って、みんなで夜市に繰り出したり楽しかった

禮子先生もお元気で

士林だよ〜ん

「肉〜!肉〜!」と騒ぐヒトが1名いたので、「夜市のやっすい肉なんて何の肉か分からないよ?」と脅したら、本気でビビったようで、一緒にヴェジ餃子とか野菜炒めくらいしか食べなくなってしまったので:「大丈夫よぉ。みんな死んでないしぃ〜私は食べないけど小龍包食べなよぉ〜」と勧めてもヴェジタリアンのようになってしまったのでした

 

まあ確かに中正記念堂の前で法輪功信者が訴えておりましたよ

現在、豚コレラ感染で豚を生き埋めで殺処分しているという中国ですが、人間も麻酔ナシだそう。新幹線事故の時もいきなり埋めてたよね。臓器摘出後の人体はどこへという疑いは・・

「食人文化」で読み解く中国人の正体
 黄文雄
 ヒカルランド

に「ソーセージ工場へ運ばれているという噂も絶えない」とは書かれておりましたな。挽肉にして合い挽き肉にするだろうから餃子、小龍包、シューマイの材料ではある。仕入れはタダだろうから押さえた値段で提供できるよね。マッ◯が一等地で激安ハンバーガーを提供できるのも・・

感謝して食べて下さい てか、自分の食べてる物はどのように生産されているのか知ったほうがいい。

ワタシはヴィーガンで良かった

最終日は定宿の近くなのにこれまで行きそびれていた迪化街へ。

古い街並なのにオシャレ

なんかエキゾチック

永楽市場の中の寿司屋でヴェジ寿司を食べて、台湾茶のティー・サロンでお茶しました。

お茶を香りで選びます

和菓子より甘さ控えめで美味しい

落ち着く店内は12歳以下の子どもは入店不可。那覇にもこういう子どもが入れないオトナの店が欲しい。

窓から見る風景も風情がある

もっとゆっくりしたかったけど帰らなくてはなりません

ヤザワ以外の日本人は東京へ帰ります。またどこかでね

桃園空港行き地下鉄車内。「日本」ぽい

みんなは松山空港から羽田へ帰って行くのでした。そうかー成田からスカイライナーで上野まで36分なのかー

 

今度、東京はいつ行くかな〜

PS:早速、帰国したヨナタンからピアノ曲のスコアが送られてきました

 

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振替の夏休み:京都2

2018年11月02日 | グルメ

京都御所内。公開中。現在は事前に申し込みなどの手続きは不要で月曜日以外は9時5時で観れました。

御所は見学無料 寺はどこも拝観料があるので貴重。嵐山の天龍寺がちょうど「雲龍図」を公開中だったので観ましたが本堂とは入場料が別で「雲龍図」だけで¥500でした。本堂は観ませんでしたよ。

なんか実家みたい

冬は寒いので頑張って住んでいた父親も見捨てて廃屋となってる実家。どうすんのかねぇと思い出した

遷都の噂も聞きますが、ここじゃやはり暮らすのは無理でしょう。敷地内に断熱の冷え防止対策の住居を建てるしかない。京都は夏暑くて冬寒い盆地だから。

御所の池には鯉もいなく、雑草抜きと木の剪定だけで手一杯なのでしょうか。パワースポットのはずだけどたいしてエネルギーも感じなかったな。鈍感なのかしら

 

寺を巡れば1寺につき拝観料¥500〜とかで、いちいちカネがかかるし、いっぱい観てもどれがどれだったか分からなくなるしで、金閣、銀閣、清水寺、三十三間堂、龍安寺を観れば、あとはどこも一緒

ということで、小さめでストーリー性のある『祇王寺』に次いで、北の政所、太閤秀吉公の正室、寧々が晩年を過ごした円光寺と、秀吉公を弔うために寧々が建てた高台寺に絞りました。

円光寺

さすがに白拍子の寺「祇王寺」とは規模が違うけど、落ち着く規模。これくらいなら寧々様も「見捨てられた」感がなかったことでしょう。

寧々が通った高台寺への道

高台寺

ここに寧々様は眠っておられます。利休が建てた茶室を引っ越して来させたり、やぐらもあり、そこから寧々は大阪城陥落を見たそうです。

燃えてる!大阪城が!

大河ドラマなどで人物像を知っていると、こういう小さめの寺巡りも面白かった。

円光寺近くにある「わらび餅」の高台寺洛匠

庭が既に「ザ・京都」

まぐろとのハーフなのか

丸々とした鯉

わらび餅セット¥980也

京都の街中ではスタバとかマックをほぼ見かけませんでした。コーヒー店も紙コップとかじゃなくてカップでサービスしてました。バブル時の東京のカフェ・ラ・ミルを思い出した

イノダ珈琲店

の庭

店構えがこれなら別に寺とか観なくてもいい。ここも池には鯉が泳いでました。

お昼は超人気お茶漬けバイキング

11時開店ですごい列だと聞いていたので、時間をずらして2時ちょっと前くらいに行ったら4組待ちとかで15分ほどで入れました。ここで食べたくて円光寺やら高台寺付近をウロウロしてたんだから

全て「漬け物」

女子だらけ

ご飯は白米、十穀米、白粥と3種類あって、食後のデザートにぜんざいとかありましたが、わらび餅をすでに食べた後だったので「別腹」の分までお茶漬けしましたよー

これこれ

ヴィーガンになる前から、お茶漬けと漬け物というのはヤザワの日本食の1番の好物。ここでは「ちりめんじゃこ」が唯一の動物性で、あとは本当に漬け物だけ。それを女子どもが黙々とお腹いっぱいになるまで会話もあまりせずに食べるんです。少数の男性客は女子に連れられて来てる感じでテンション低めそうでした。

「もー東京帰ると漬け物高いしーいっぱい食べておこ」「もう永遠に食べれるよねー」と隣の女子組も「もう動けなーい」と言うまで黙々とお代わりをして食べて、動けなくなってからお喋りしてましたね。

 

腹ごなしに清水寺のあたりをぶらぶらして、改修中の寺には入らず、そこらへんのタダの庭を歩いたりしたのでした。広さが違うだけで御所とさほど変わらないし御所には鯉いなかったし。

 

夜に行った豆乳らーめんのお店

フツーの住宅地の住居

ヴィーガン仕様

こういう店はほとんどが白人旅行客とか在住白人が来ます。この日も日本人はヤザワ1人でした。

お寿司もラーメンもとても美味しかったです。しかし信じられないほど愛想のない店で、「病気なのかしら?」と思いました。料理自体は美味しいので、大勢で行ってワイワイと下品に盛り上がる分にはいいでしょう。1人だと気づまりなほど居心地が悪かった。今どき珍しい。

 

京都料理は「生臭いのはあきまへん」というところがあって、魚の出汁でも魚臭さを感じないので、出汁は気にせず食べてました。もともとヴィーガン以前から魚臭いのが苦手なので、日本料理は全て京都風が良いと思う

そういえば「浮き島ガーデン」が京都にも出店したのよね、と思い出したけど、精進料理店も多く、行きそびれました。また次回かな!

 

ヴィーガン・チーズの発送もしているヴィーガン&グルテン・フリー・カフェCHOICE

御所の帰りに寄りました

チーズ・サンド

「こんなちょっと」と思ったけど、すごいボリュームだった。コーヒーも美味しかった

当然・ヤザワ以外の客はほぼ白人。量が日本人向けということは心配しなくて良かった。ここは居心地良くてゆっくりして(腹が)こなれたらパンケーキとかも食べたかった。次回必ず!

 

ウースターグループを観に行ったついでに・ちょっと観光もする程度だったので、買い物も「漬け物」だけ。

 

初日に食べた「豆田」のおいなりと「なだ万」の総菜、千枚漬けで飲む地酒

全て京都駅伊勢丹デパ地下

豆田は沖縄にも出店してほすぃ〜 久しぶりに食べて嬉しかった

 

そしてこの後、私は断酒ちうなんです。2週間以上飲んでいません。

だいたい今年の目標に「プチ断酒」があったはずなのに、量が減っただけで断ってなかったんです。

10月はこの日本酒250mlのほか、京都前に飲んだ750mlのワイン1本だけ

京都前にララ・ゾルバでも飲んだかな・・ 思い出せないけど・・

ああ。でもこうして酒のことを書くと思い出して飲みたくなってしまった

もう書くのもやめよう。

 

今日、会った人に「台湾(京都後に行った)のご飯が美味しかったの肌がぷりぷりしてる」と言われたんです。

「2週間飲んでないせいかな?」と呟いたら:「それはスゴい。大きい。1日でも違うから2週間ならこれほど変わるわけね」と彼女も断酒をちょっと考えた様子でした。

 

これから年末年始と誘惑があるはずだけど頑張ってみます

なんだか目標の年末調整みたい

 

 

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