ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

食べるエステ

2009年01月26日 | 美容、健康
久しぶりに見たブログでバニラのことを知った、とお心遣いをいただいてありがとうございます。ちぃ姐のマカロン美味しいです。ネモトもありがとう。大人になったね。

少し立ち直りつつありますが、いきなり高血圧になったり(本来は上が100ない低血なのに)安定してません。急に悲しくなったりするし、「もしかして更年期?」と思ったけれど、やはりストレス(ペット・ロス)だそうです。

バニラは私の伴侶のようでもあり、子どものようでもあったので、天寿を全うしたと頭では思っても体がショックにまだ反応してるんです。昨日は母とアリスがバニラを連れて行きそうな予感がして、猛烈に腹が立ったのでした。「まだダメ!四十九日くらいまでは連れてかないでよ!」と怒ったら、バニラが非常に困った、という感じになったのでした。

お葬式の時は「憔悴しきってる」と言われたし、先週は横井さんに「・・痩せたね・・」と言われるし。このままではシワシワのシミシミになってしまうと焦って、ビタミンやらカルシウムを多めに摂ったり、エステの機械でイオン・スチームを当てたり微弱電流を流したりしてます。うう。悲しいけど老け込みたくない。パックもしてます。

日曜日は伊藤かずえ似(そっくりなんだ、これが)の友人、あかねちゃんがご焼香にきてくれました。お土産はマカロンとチーズケーキ。マカロン流行ってるよね。紅茶にもコーヒーにも緑茶にも合うもんね。お茶した後は「なんか美味しいモノ食べようよ?」ということで、「そうね。すっぽんでも食べようか?元気になってキレイになるかも」と提案し、すっぽんは初めて、というあかねちゃんと歌舞伎町の鳥力に行ったのでした。


いらっしゃ~い。お二人?「はい」と言って店内に入ると、なんと奥に!松永さんと花子ちゃんが!

すっぽんの血ワイン割りを飲む親子。ナニ、今来たとこ?

31日にN響の定期(オーチャード・ホール)ソリストの花子ちゃん。精をつけにすっぽんを食べに来たそうな。うわービックリ!お葬式の日以来なので2週間ぶり。最近、よく会うね。31日はヤザワも応援に行くわよ!その日はCDも発売日よね?

「よっぽど電話しようかと思ったんだけどね」と松永さんも。まあ女4人ですっぽん食べて精つけましょうや。

きゃ~心臓が!動いてる!・・とか一通り初心者らしく驚きつつも、生血、刺身、レバ刺し、心臓はヤザワ、胆嚢はあかねちゃん、肝焼き、鍋、雑炊と食べ、「すっごく上品な味で美味しい♪」とあかねちゃんも満足したのでした。ほんと美味しいよね。これで明日はお肌ぷりぷりよ。

甲羅も割って脊髄を飲むのだ。

フレー!フレー!花子!

楽しみにしてるゾ。



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彼岸の対岸の話

2009年01月23日 | ペット
昨日の夜、「そういえばバニラって・・」と思い出すことがあって:「あの時も可愛かったな~」と平和で楽しい気持ちになりました。

悲しみすぎてさんざん泣いたので、気分がもうこれ以上落ちようがなくて浮上してきた、と分析されそうですが・・・

部屋にヤザワの母と先代ウエスティのアリスが訪ねてきたような気がします。

ヤザワに語りかけてもどうも見えてないらしいとバニラも悲しんでいた気がするんですが、バニラが8歳までは存命していた母がバニラを訪ねてきて、バニラがすごく喜んでいるような気配。胸がつかえていたような感じが晴れていき、気分が明るくなってきたという。

今日も出かける時、3人が駅のホームまで来て「いってらっしゃ~い」と電車に乗るのを見送ってるような感じが。。「付いてこないんだ?」と思ったくらい。バニラがまだ自分の身体(壷)からあまり遠く離れることに躊躇してる様子。家で待ってるのよね。3人(母、アリス、バニラ)待ってるから早く帰らなくっちゃ、という気分。

ぬいぐるみと寝ると不整脈になる、というのもなくなる気がする。私はハウスダストにアレルギーはないので。しばらく母とアリスも滞在したら、バニラも連れて天国に行くのかなという予感。母もずいぶん丸くなった感じがします。これぞ仏?

母が亡くなって、母が亡くなる10日前まで寝ていた自宅のベッド(最期は入院)で寝た時、「朋子にはこういうことをしてあげたい。こういう人生を歩んでもらいたい」という母の思いの夢を見ました。布団に思いが染み込んでいたんですね。それが本当に私の望む人生では全くなかったので:「ああ。長い時間過ごした家族なのに、最後まで全くお互い理解し得なかった。そしてもう永久に心通じ合う機会も失われた」と欝になったものです。理解しようともしないで死んでいった母のことを怒っていたし、「こんな夢見せても無駄よ!」と、さらに怒ってたわけですが、その怒りも昇華しそうです。バニラをよろしくね。

遠慮がちにアリスと壁の近くに立っているので:「まあ散らかってるけど座ったら?」とか語りかけてます。バニラは相変わらず私がキッチンに行けばついてくるし、「見えないの?」と聞いてるよう。

友人たちは私が霊感のあることや、直感で言ったことがものすごく当たることを知っているので、こういうことを言っても「危ない」とは思わないようです。

月曜日にお世話になった動物病院へ電話をして、受付の女の子に「大変お世話になりました。8日の分も入れて請求書を送ってください」と言ったら、知らなかったようで:「?バニラちゃんの様子はどうですか?」と聞かれたので、事情を話したら声が詰まってしまったのでした。先生は話してなかったのね。

それから出かけて30分ほどして電車の中で、突然涙がこみあげてきたのでした。動物病院のスタッフの人たちが知って悲しんでいるというのが伝わって。私はこういう経験はよくするのです。私に限らず音楽家は感が鋭いから。

直感の通り何事も行えば、ほとんど問題のない人生だと思うんだけど、そうもいかないので逆のことをしてヘンな目に遭うと「あ~やっぱりね。。ま、しょうがない」と思うことにしてます。ま、霊感じゃなくてもそんなものよね?



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灰色の日々

2009年01月19日 | ペット
上から見るとバニラがパピーの頃にそっくりなコ。アリスの頃からいたと思うんだけど、アリスもバニラも攻撃するので隠してたという。

このコと寝ると不整脈になるということを発見。試しに椅子の上に置いて1人で寝てみたらならないし。

近所のわんこのご焼香(マーキング)も続いてます。やっぱりまだバニラはいるのね。と思って、ぬいぐるみは椅子の上に。

土曜日に横井さんがご焼香がてらランチに来てくれました。

子どもの頃に犬を庭で飼ってた、という横井さんのその犬は、亡くなって獣医さんが解剖したいというので献体したら、キレイな毛皮にして獣医さんが返してくれたそうで、いまだに実家に飾ってあるそうな。

という、江戸川乱歩の『黒蜥蜴』のような話を電話でさらっとヤザワにし、「もう生き返るわけじゃないんだからさ」とか「泣いてないでちゃんと仕事してる?」とか、安定剤を飲んで壷に話しかけているヤザワを諭そうとして:「もういいっ!もう電話しないっ!」ということになりかけ、ペット・ロスというものを検索して予備知識を横井さんが入れてからもう一度ランチの約束をしたのでした。

歯医者の帰りに寄る、というのでヤザワも午前中は医者に行くことに。

ヤザワの近所の美味しいフレンチで待ち合わせ。現れた黒蜥蜴(横井っち)は・・

ミラノのキャリアウーマンのようなボディコン・ミニのスーツを素肌(?ババシャツ見えないし)に着て、濃いアイシャドウに濃い口紅で髪をかきあげながら登場したのでした。(ちなみにヤザワはUV乳液だけ、髪は結わいてニットワンピ。医者とか歯医者に化粧して行かないよね?)

「???なんでそんな濃い顔してんの?先生(歯医者)がカッコいいの?」と不思議がるヤザワに:「だってOさん(女性)も来るかもしれないんでしょ?」とかかわしてたけど、夕方は(歯医者じゃない人と)デートだったのだ。以上、速報でした。

前日の11時頃に決まったランチでそれからOさんにメールしたので、結局Oさんは来られず2人でランチ。飼い犬の毛皮を保存してるという黒蜥蜴がどうやってペットロスのヤザワと2人で時間を過ごすのか?という疑問は濃い化粧とボディコンを見た瞬間に忘れ、フツーに和やかに時間は過ぎていったのでした。

「矢沢っちっぽい色だと思って」と紫のスイートピーと六花亭のチョコレートをくれました。紫って落ち着くよね。ありがとう。

バニラの小さい頃の写真を見たり、ビデオを見たり、思い出話をしてる間中、黒蜥蜴はぬいぐるみウエスティを抱っこしてたのでした。「かわいい~♪」「そう。アタシも白くてふわふわしてるのが好き。キティとか♪」「ウチの犬の毛皮も白いんだ~♪」「・・・・」

かわいいね~。コレは夢中になるね。これじゃお世話もするわ、とバニラの子犬時代のビデオを見つつも、またここから(子犬から育てること)は大変だねー、少し道理が分かったくらいには成長してる方がいいかもね、とか話は弾んだように見えたのですが、時間を気にしつつデートにすっ飛んで行ったのでした。


ヤザワの嘆きぶりを見て、マルチーズだったらいいコ紹介できるよ、と言ってくださる犬友ブリーダーさんもいるんですが・・

やっぱりウエスティがいい。愛玩犬というより、スポーティーで一緒に山登りとか海で遊んだりできる犬。ソファの上で気取ってるような犬じゃなくて。番犬にもなって深夜にコンビニに行く時の用心棒にもなる小型犬。とかいうとテリア種しかいない。

ウエスティを飼ってる人も、獣医さんも、「ウエスティはやめたほうがいい。アレルギー疾患(アトピー)がひどい」と言うけれど、前のアリスの時はそんなことは全然なかった。20年以上前でウエスティが日本ではまだ珍しい頃。人気犬種になって無理なブリーディングを国内で重ねたからだと思う。ウエスティに限らず、パグでもアトピーは深刻な疾患になってるし。ステロイドの服用がやめられず糖尿病になり、腎臓疾患になるというのをパグの犬友に最近聞いて愕然としました。バニラは糖尿だったのか。。(涙)

パグの犬友の3代目のパグには、ステロイド服用時はカリウム値が上がらないように(糖尿にならないように)、食事も手作りの低カリウム食でものすごく気をつけている、と言ってました。「3匹くらい飼わないと分からないのよね」と。5歳くらいになるとアレルギーが出てくるので子犬の頃は分からないし。ホルモンの分泌がなくてアトピーになるというのが最新の獣医学だそう。

そういえばバニラは2回お見合いさせたけど、妊娠しなかったのよね。バニラが「気に入った」という日本とアメリカのショーでチャンピオンになった高額なギャラのコにお願いしたというのに。「このコ(バニラ)との子ならウチでも引き取らせてください」とブリーダーさんにも言われて、生まれる前から予約も埋まっていたというのに。取らぬ狸の皮算用を地でいってしまった。やっぱりホルモンが原因だったのかな。。

お腹が空(妊娠していない)と分かった時は:「ナニ!?ただのデブだったわけ!?」とがっかりしてなじってしまったりもした。本人(バニラ)は悲恋気分で想像妊娠してせつない日々を過ごしていたというのに。悪いことしたわ。その後すぐアトピーになったのよね。「アンタ(ヤザワ)が精神的に追いつめるから!」と両親になじられたけど、原因はホルモンだったかも、というのがせめてもの救い。

パグともう1匹、セッターと柴のミックスを飼って一緒に仲良く散歩している犬友は:「雑種は健康だし頭もいいの」とも仰ってました。

まーパグじゃねー。ウエスティは賢いですから!

とは言いませんが、よく考えてみます。




Comments (3)
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すでに。。

2009年01月16日 | ペット
親戚のあんず(手前のウエスティ)ん家で。バニラは奥。ゴールデンのサリーも何年か前に他界。

連休は:食っちゃ寝て泣いて食っちゃ寝て泣いて食っちゃ寝て泣いて・・・

涙の貯水量がだいぶ減ったと思ったら不整脈になりました。というより、ずいぶん前からなってたんでしょうね。そうでなきゃ夜中に具合悪くなって起きたりしないよね。バニラも起きてたけど、それは腎不全の不眠、不整脈もあったんでしょう。今思えば。しばらく安定剤を寝る前に飲んで様子をみます。

近所の犬友と犬を飼っていない友達やらにもこの喪失を嘆いてます。不謹慎ながら:祖父母の喪失(老衰による病気)よりはるかに堪えるのがわんこの喪失。みんなしばらく付き合ってください。

バニラが亡くなった日に父親が花と香典を持って来てくれました。

「まー可哀想だけどしょーがない」とか言われながら、近所の鰻屋に行き:「もう犬は飼うな。縛られる」とか「ウエスティは日本の風土には適さない」とか説教を垂れられ、「パパが死ぬよりはるかに悲しいんだよ!!分かってんの!?」「・・・」と正直な気持ちを訴えながら、うっまい鰻を食ったのでした。なんでこの父親に瓜二つの性格だと言われるのか(母親と弟が言う)理解に苦しむ。

脊椎間狭窄症なので歩くのも相当痛いらしいし、この性格なので「何か手伝うことがあったら声をかけて」と言ってくれる友人もいなそうな父親。同じ敷地に住んでいる弟夫婦は:「庭にゴミが落ちていても拾わないでまたいでる」そうなので、それこそ犬でも飼って「あれ持ってこーい♪」とか躾ければいいのに。異変が起きれば弟を呼びに行ってくれるだろうし。「巣鴨行って婆ナンパして再婚したら?伴侶と死別した婆や爺がたむろってるそうよ?」と言っても:「バーカ。女なんてもう懲り懲りだ」とか言うし。。

飯島愛も犬でも飼ってれば、あんな孤独死はしなかったんじゃないかとも思う。自分が具合悪くてもまさか死ぬとは思ってなかっただろうから、助けを呼ぶのが遅れたんじゃないかと。わんこがいれば、「具合悪くてゴハンあげたり散歩が出来ない」とSOSを出したと思うんだけど。

集合住宅でペット禁止、というのは法的にはなんの効力もないそうですよ?要するにご近所との関係、躾の問題なわけで、鳴きっぱなしのバカ犬とかベランダをトイレにしてシートや猫なら猫砂を使わないで新聞紙にして、しかもマメに変えないので臭いが・・ということを想定してるので:「迷惑だ」ということになるらしい。日本人は基本:ネガティヴ思考強いからね。そしてマジメだから「ここでは飼えない」と言われて、良い子なのに手放したり(殺処分)。ペットは法的に飼い主の財産、という位置づけなので、「財産を放棄しろ」と他人に言われる筋合いは本来ないわけです。たとえ飼育禁止の住宅でも。無駄吠え躾用のグッズもいっぱい売ってるし、犬とか猫を各家庭で1匹づつでも飼えば、30匹の猫と暮らす近所で迷惑な人、とかも減ってくるかもしれないし、命の大切さも分かって優しい人間が増えると思う。とにかく一番凶暴な生物が人間なんだから。

バニラは真ん中。私がカットしてたので。。

私もアリスやバニラにずいぶん導かれました。犬と暮らさなかったら冷たい人間だったと思う。振り返ってみても、「思いやりを持って人に接する」というような教育を学校でも親からも受けた覚えがありません。(小中公立→音校→音大)競い合って勝ち抜くこと。勝者同士で付き合うこと。さらに競争(高め合う?)すること。を奨励されてきたと思います。ファッションでも何でも、「人と差をつける」ということが個性によることではなく、お金(成功のシンボル)による差異を奨励しているよね。「ワンランク上のコーディネート」とか。

無人島に1ヶ月、誰かと2人っきりになるとして、誰とならつつがなく1ヶ月暮らせるか?と考えた時、1ヶ月という期間で2人っきりという条件なら、人間より犬のほうが気楽で楽しいと思う。ストレスの原因はほとんど人間関係だというし。どんなに仲が良くても人間同士だとムカつくことの1つや2つは言い合うし、身だしなみも整えなくちゃだし。



淋しい。犬が欲しい。




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新しい関係

2009年01月12日 | ペット
キレイなお花、ありがとうございました。

出棺には、バニラの好きだったサツマイモ、みかん、干し柿(柿が大好き)、クッキー、チョコレートとお花を少し足しました。(シクラメンが入っていたから)
トマトとキュウリも大好きでした。

一緒に八百屋さんに行くと、目を離した隙にブロッコリーとか白菜をかじってしまうので、野菜メニューはバニラが決めてました。(かじってしまったのを買うから)


 戸田斎場のペット斎場。札幌でお世話になった松永さんも干し柿やらいちごやら持ってかけつけてくれました。


帰りはバニラ(壷)は助手席のいつもの席。壷にシートベルトをして自分もシートベルトをしてハンドルを握ったら:「そ。ここはアタシの席。満足」と言われて、思わず壷を見てしまいました。

病院からの帰りもバニラの席(助手席)に乗せてあげるんでした。
病院を出て何メートルか走った時点で、トランクの箱から:「こういうことだったのね」とバニラに言われて、何だかカッとしてしまって「しょうがないじゃない!もう治らないんだから!」と言ってしまったら:「・・・・」。それ以来何も語りかけてくれなかったのでした。

あの時が脳死だったのかな。それまでは診察室の天井で一部始終見てたんだろうか。と思っていたけれど、やはりエリザベス・キューブラー・ロスの言う通り、魂は消滅しないのかもしれないと思いました。私は無宗教無神論者ですが、彼女の本は何冊か読んでいます。癒されて救われましたが、それだけではない現象も確かに経験しました。

「朋子ちゃん・・こんなになっちゃった・・」と、骨と対面した時にも語りかけられました。頭蓋骨がそのまま残っていたので、目が合ってしまってクラクラしたのだな、と思って骨を拾いましたが、壷を抱いた時に、確かにバニラの気配がありました。高温で焼いた骨がまだ温かいからか、と思ったけど。。。違う。それだけじゃない。

一緒にゴハンが食べられなくて淋しい、と壷に言うと、壷の気配も悲しそうになるし、アルバムを見ながら「ここへ行った時は楽しかったね」と言うと、気配が明るくなるの。ママ(ヤザワ母)の所には行かなかったの?ママの所にはアリスがいるから追い返されたのかな?

キューブラー・ロスの本に書かれているように、これまでとは関係が変わる(肉体の死によって)けど、無になるわけではないのよね。一緒に走って散歩してたのが、走れなくなって歩いての散歩になって、散歩も100mを15分くらいになって、の延長上の関係。





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15歳の壁

2009年01月08日 | ペット
矢沢バニラ(April Song of Kotaro.jp号)。09年1月8日午前4時40分没。14歳10ヶ月。腎不全。

犬の厄年の15歳越えはなりませんでした。

13歳の次は15歳の寿命の壁があると言われている犬。先代ウエスティ、アリスは13歳1ヶ月でした。ちなみにアリスは肝臓ガンでした。

15歳といえば人間でいうと80ちょい手前くらい。人間でも個体差があるけれど、もうちょっと長生きしてボケて食べ過ぎとかでぽくっと亡くなってほしかった。腎臓悪かったからそうは食べられなかったけど。4日まではお散歩してたんだから。

7日の夕方5時くらいから発作を起こし、座薬を入れて収まり、また発作を起こし、座薬をいれて、発作が・・・の感覚がだんだん短くなり、座薬も効かなくなり、苦しみだしたのが午前1時。

抱っこして撫でたり話しかけたりしながら「朝イチで獣医さんに行こうね」といってるうちにどんどん痙攣もひどくなって意識もなさそうな感じになり、「あーこのまま死んじゃうのかな・・」と思っていたら、2時半頃に痙攣しながらも正気に返った顔でヤザワを睨みつけ、「苦しいっ(ウ~ッという低いうなり声)」と怒りだし、ついに悲鳴になってしまったのでした。ご近所中が起きそうな大声。バニラの声を聞いたのは耳が聞こえなくなってから久しぶり。これは・・どうしよう・・もうしょうがない(涙)楽にしてあげるしか。9時までこのままにはできない。1時間でも10分でも早く楽にしないと。

とネットで「動物病院 24時間」で検索をしてる間も悲鳴のような遠吠えは続いて・・

かかりつけの病院は昭島市と近くないし、24時間はやってないはずだけど、誰かいるかも!とダメもとで留守録にメッセージを残してみました。午前3時10分。
5分もしないうちにお電話くれたので、伺うことに。

車の中でも「キャァ~・・ウゥ~ン・・」と手をかけてないと悲鳴をあげながら痙攣しているバニラ。

4時10分頃病院に着いたら、来慣れた臭いで「あっ」と思ったようで、診察台の上で悲鳴をあげなくなったのでした。「なんとかしてくれる」と安心したんでしょう。先生にはずいぶん病気を楽にしてもらってきたもんね。

心電図を取り付けて、安定剤を注射して、それが効いてきたら、静脈に麻酔を致死量まで。避けたいと思っていた安楽死は、人間には許されないペットの特権でした。

「もうすぐ意識がなくなるので、話しかけてあげてください」「呼吸が止まって20秒くらいは感触は分かるので触っててあげてください」


4時40分。苦しみは終わりました。
私の判断ミスで、4時間は余計に苦しませてしまったけど。

かかりつけの病院で処置してもらえたのは幸運でした。直前までは家にいたし。

先生が「こんな時間なのでお花が・・シクラメンしかないんですが・・」と鉢植えのシクラメンを切って箱に入れて下さいました。


いろんな人に可愛がっていただきました。ありがとうございました。




本当に楽しかったよ。ありがとう、バニラ。




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新年を迎えました(バニラと)

2009年01月02日 | ペット
          あけましておめでとうございます。

皆様におかれましても健やかで良い年でありますように。


と30日までは言えないと思ってました。

バニラが29日に丸一日、水も飲まなかったんです。スープをあげても「イヤ」と顔をそむけるし、でも「これじゃないものが食べたい」と言うので、ヨーグルトやらいろいろ並べてみてもどれも食べてくれなくて。。

用事があって出かけるヤザワは、バニラに:「死ぬんじゃないわよ」と言うと、「あい」と返事をしたのでした。

その脱力した感じの返事で少し安心したヤザワは:「一体、ナニが食べたいんだろう?」と出かけてる間中考えてみたものの思いつかなくて・・

30日の朝、バニラと近所の犬友に会うと:「人肌に温めたミルクは?」と教えてくれたので、急いで帰ってミルクを温めてみると・・飲んだのでした!

実は29日にノイローゼ気味になったヤザワ。毎日「大丈夫かしら?」とバニラが寝返りをするたびに起きてしまう、というかほとんど寝てない、という状態が2週間以上続いたら、風邪のような胸苦しさ、頭が重い、悲観的な気分、というのが抜けなくて、眠っても悪夢にうなされて起きてしまう、という状態。食欲もなくて1日1食がやっと。

ついに「死神が玄関の鍵を開けて入ってくるので、バニラをベランダに避難させて、包丁を取りに台所に行って、死神を仕留めないと!」と玄関で死神を待ち伏せて息を殺している夢、というのを見るにいたり、

「あーこりゃダメだ。ノイローゼになった。病院に行かなくちゃ」と29日に東洋医学と西洋医学をマッチングさせているお医者さんに行って漢方薬を処方してもらい、まずヤザワが持ち直したのでした。看病とか介護って精神力要るよね。。

薬が身体に合ったようで、翌日には正気になってみれば、調子の悪い日もあるけれど比較的安定してる状態のバニラ。ナニをヤザワ1人で取り乱してんだか。という気にもなって。

あー疲れた。もー今日はステーキ食べてワイン飲んで寝ちゃおー

と最近お気に入りの岩手牛(野趣のある肉らしい味。ヤザワの好きな肉のタイプ。)のステーキ肉を買って、牛の脂を敷いてお肉を焼いていると:「何?ナニこのいい臭い!」とバニラが臭いをかぎ出したのでした。

「そういえば肉はだめだけど脂身はいいんだっけ」と思い出したので、脂をスコーンの間に挟んであげてみたら・・

「美味しいっ

とガツガツ食べてるし。

なんだー。もう少し「低カリウム食」というのを調べてみるか、という気になったのでした。悲観的な時はそんなことも思い浮かばないのよね。

ステーキを食べたヤザワとステーキを焼いた脂身を食べたバニラは大満足で、「お正月のお飾りを買いに行こうか?」と近所にお出かけしたのでした。

29日からテレビは見ていません。おめでとう、とか言いつつ正月特番の合間にどうせ凄惨なニュースでもやるに決まってる。そんなの見たら、また具合悪くなっちゃう。立ち直ったばかりなんだから。

ヤザワが安定して幸せそうにしてると(ステーキ食べたりとか:笑)バニラも安定するみたいなので、4日までは本を読んで音楽を聴いたりお料理をするだけにします。

やっぱりテレビは要らないかなー・・


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