年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

旦過(たんが)市場の火事

2022年04月20日 | 宅老のグチ
2022年4月19日未明、「北九州の台所」と呼ばれる「旦過(たんが)市場」で、40店舗以上が焼ける大規模な火災が発生した。大正時代からの市場というので100年近い歴史があって、戦災からの復興と考えても70年近い。古い木造でトタン屋根で仕切っているので意外と消火しにくい。2017年8月3日築地築地場外市場のラ-メンや付近から出た火事も午後4時頃の出火で消えたの翌日で、15時間かかって消火に難儀した。築地の場合でも多くの店舗が仮店舗ですぐに営業したがそれぞれの人生観であって市場関係者は茫然とするだろう。また再建しても今の法規制と建設関係の物価が異常に高く、また設備の特殊性もあって、廃業選択もあるだろう。
 北九州市の消防当局の話で、危険地域と指定し、さらに年二回巡回指導していたという。主な指導は消火器の設置という。築地市場の場内火事は多くのボヤは消火器で防げたが、大きな火災となった時は休市の前の夜に起きている。市場の巡視の間に火災発生し、初動鎮火が遅れる。初期の築地市場内の火事は殆ど原因不明だった。今度の旦過市場の火事は多分原因不明で終わるだろう。
 まさかが普通の時代になった。地震と台風はまさかではない。
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