年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

築地5丁目三井造船前歩道橋

2006年11月22日 | 築地市場にて
戦争前の国定教科書で仁徳天皇の国見伝説がありました。
高き屋に のぼりて見れば 煙り立つ 民のかまども にぎはひにけり
(仁徳天皇御製)
 この故事に倣って築地市場を三井造船前歩道橋から眺めれば場外市場の混雑はひどくは無し。混雑時は新大橋通りは二重駐車や荷卸・荷捌き場となる。
 さて今年の前半は野菜が高くて、9月以降になると天気も順調で、時折来る寒さで虫害も少なく(農薬がいらなく)頗る近年にない品質の野菜がとれたが然るに価格が低迷していて青果市場の野菜部門の人の困惑がわかります。野菜を作る農業はギャンブルは
-作柄が良いために価格が安く、台風等の災害で品質の悪い物が需給関係で思わぬ高価で取引されている。
 野菜の価格安定には需給を調節する漬物の役割が必要なのに生産者・流通・消費者から疎外されている。伝統野菜の持続的発展には漬物の果たす役割はまだ多いと思うのだけれど。
 今年の築地市場の混雑分析
1 水産物の価格の上昇で荷物が少なく従って混雑が少ない。
2 青果の野菜が安いがトラックの燃料価格が高いため各市場に少しづつ出荷し築地市場に滞貨しない。
3 場内一方通行の実施で混雑低下。

 チョット誤字脱字を直した。
コメント
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