”Scott Walkerに恋して”MadamSwallowのTeaSalon

スコット・ウォーカーをこよなく愛するSwallowとお茶をご一緒しましょう
自作のアップロードをお茶うけに・・・

立て続けに更新!

2019-04-01 11:27:27 | We Love Scott Walker

前の記事をまだ読んでないよ!という方もいらっしゃると思いますが、どうしても早く皆様にお見せしたい映像が公開されました。

かねてからぼさぼさの映像でイライラしてたスペインのテレビでの録画、Jackie とJoannaがとてもクリアになって公開されました!

どうですか?こんな表情をしていたのか!と感動も新たになりますね。

Scottがやる気満々自信満々若さいっぱいに思いきりパフォーマンスをぶつけているように思えます。

ああ本当にScottすばらしい・・・

           

今これを書いているうちに日本の新元号「令和」が発表されました。

Scottが日本に訪れた(舞い降りた?)のは昭和42年の2月でしたね。平成も終わり時は流れますが、私たちは永遠にScottを愛するでしょう。そう、あなたの作品は永遠に残るのですから。結果、あなたの生涯をかけた仕事は正しい。他の仕事に妥協しないで良かった!

           

えー、またもう一つご紹介したい写真があります。

 

どこにScottがいるの?って?若い人たちの左後方に白いシャツを着て腕を抱えるようにしている長身の男性。これがScottです。

Jamie Waggという人が1988~99頃の事として書いています。

When Scott Walker curated Meltdown on the SouthBank, the papers and Magazines were doing big profiles on this singer / musician / artist and were keen to find out what he had been up to in his ‘lost Years’. 
Well for some of the time he was a mature student at The Byam Shaw School of Art. 
The students and staff knew him as Noel Engle. 
He never took part in the
 Degree Show, and therefore never graduated. The last thing he needed was a certificate. 

I used to talk with him regularly, usually most mornings, he always arrived early and liked to work before the majority of the students turned up (lunch time). 
His work was very dark, thick bitumen or tar painted over what looked like Braille. As if the work had to be felt to be read and only the blind could ‘see it’. 
Years later, at the time of ‘Meltdown’ I was contacted by a writer at The Independent, apparently Noel (Scott) had given the journalist my name as someone to talk to regarding these ‘Art School Years’. 
He had described me as his favourite tutor. 
I was just honoured to think that Scott Walker actually remembered my name.

Here he is in a print room etching demonstration at the back with Athena Marsh in the red top, Paul Caldwell with the beard, Gideon Parry? with his back to us and a young lady whose name escapes me, and the lady on the far right of the picture was Shima, if memory serves.
This must have been 1988-89 or there about.

以下Googleの翻訳です。

スコットウォーカーがsouthbankでメルトダウンをキュレーションしたとき, 新聞や雑誌は, この歌手/ミュージシャン/アーティストの大きなプロフィールをやっていて, 彼が"失わ れ た 年"で何をしていたかを見つけることができました.

 彼はブライアンショウスクールオブアートでの大人の学生だった.
生徒とスタッフは彼をノエルエンゲルと知っていました.
彼は学位ショーに参加したことがないので, 卒業したことはありません. 彼が必要とする最後のことは証明書だった.
以前は定期的に彼と話していました. 普段はほとんどの朝, 彼はいつも早く到着して, 学生の過半数が現れる前に仕事をするのが好きでした.
彼の仕事は非常に暗く.厚い瀝青やタールが点字のように見えたものの上に描かれています。 あたかも作品が読まれるように感じられなければならず、盲人だけがそれを見ることができたかのように。

数年後、「メルトダウン」の時に、私はThe Independentの作家から連絡を受けました。Noel(スコット)は、これらの「Art School Years」に関して話す人物としてジャーナリストに私の名前を付けました。
彼は私を彼のお気に入りの家庭教師だと言っていた。スコットウォーカーが実際に私の名前を覚えていると思って光栄に思った.

ここに彼は, レッドトップのathenaマーシュとバックでのプリントルームエッチングデモンストレーションをしています. ポールコールドウェル, ヒゲ, ギデオンパリー? 彼の背中と私の名前をエスケープしてくれた若い女性と, 写真の右の右の女性は, メモリが提供されている場合は志摩でした.
これは1988-89かそこにあるに違いない.
 
 · 
いかがですか?Scottの謎の数年といいますか、創作活動を休んでいた時期、何をしていたのか彼自身は「ダーツをしていた」としか言わなかったけど本に寄れば美術学校に通っていたという話は聞いていました。でもその当時の先生の話はとてもリアルですね。
写真を見てもとても真剣でまじめな学生ぶりが伝わってきます。
作品の話はかなり難しく、想像するにホントにダークな世界。よーーーく見ないとわからないほどの物・・・考えたらその後の彼の作品に物凄くつながりを感じます。ふと、天目茶碗みたいなものかなーと思いましたがあれよりもっと宇宙を感じるものかもしれない・・・・

また新しい情報があったらご紹介しますね。

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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうありがとう (湘南うさぎ)
2019-04-01 22:17:29
もう一度、Swallowさん、ありがとう

知らなかったScottがわらすの傍に降りてきてくれてます。

エッチングってわらすの絵の先生もおやりになってますけどそれはそれは小さな点・・で絵を描くのですから気があ遠くなりそうです。銅版を刷るときはまっ黒けにもなるし。
ほら!写真のかたの白衣も真っ黒クロスけw
Driftのジャケットも何が何やら判じ物のエッチングみたいで、それこそ盲目の人、あるいはカラーブラインドの人にしかみえないものをScottは描いているのかもしれない。心の目で見るほどわらすには芸術的才能無いし。
45歳の画学生Scottいいなぁ♡
これからも、知らないScottがどんどん増えて、今までより傍近くに居てくれる様な気持になってきました。
Swallowさんのおかげです。ありがとう。

Bridgeさん、うれしくて泣いちゃいましたよ。空飛ぶ魔法の箒は壊れてはいなかった。よかった。
遠くなったり近くなったり (swallow)
2019-04-02 07:01:11
湘南うさぎさん
私この写真見た時ウルッとしました。
Scottが本当に真剣に勉強してる姿に人間味(なにも彼が宇宙人だったわけではありませんが)を感じて、ああ彼は本当に”次”への物に必要なことはなんでも吸収しようと日々努力していたんだなぁと。
そのひたむきさに感動してしまいます。
Unknown (Thecla)
2019-04-02 18:59:11
うさぎ様

Scott は色覚異常です。「No Regrets」に、Gary が、Scott を待っていたら、オレンジ色(だった?)の車でやってきたので、目立つのが嫌いな Scott なのにと驚いて聞いたら、Scott が色覚異常(colour blind)だと言ったと書かれていたと思います。

色覚異常
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2%E8%A6%9A%E7%95%B0%E5%B8%B8#先天赤緑色覚異常

正確なことは分かりませんが、赤色盲または赤色弱なのではないかと思います。キューブリックの「バリー・リンドン」は、緑の草原で赤い軍服と紺色の軍服の、アイルランド軍とプロシア軍だったかが戦う場面がある、色彩のとても美しい映画でしたが、Scott にはどう見えたのやらと思います。

Walker Brothers「Once upon a summertime」
https://www.youtube.com/watch?v=oMtPP9iV-88
3:49 付近に、ブルーのセーターにピンクのカッターシャツの写真があり、洋服のセンスの良い Scott が・・・とずっと不思議でしたが、もしかしたら、このピンクは彼には茶色に見えていたのかも知れません。先頭の SP のジャケットが「行かないで」なのにはギョッとっとしますが、guidfski さんは当然のことながら日本語が読めないので仕方ありません。
Unknown (Erica)
2019-04-02 21:00:27
Swallow さん「Young Man Cried 」でグッと来ましたか。
Erica は、まだ号泣していません。不思議な満足感に満たされているといった感じです。

Thecla さんにScott のカラーブラインドに関する意見を、先に書かれてしまいました。
カラーブラインドの人は特に不便ではないそうです。ただ服装では、ほかの人が首をひねることは、あるでしょうね。

以前Scott が描いた、黒地に線をなぞった絵を見た時「あ、これはScott の自画像だな」と
ワテは思いました。Swallow さんは「ヘタウマ」と評されましたよね。

Bridge さん、せっかくBBC のScott への追悼番組を紹介してくださったのに、Prom の映像はブロックされて観れません。
ひとつだけピクチャーと書かれた所だけ見てみました。その中に「これScott なの?
John とちゃう?」という1枚がありまして、Scott にしては髪の毛がモジャっとしているので違うんじゃないかと思うんよ。まぁ、どちらでもいいことですが。

言い忘れ
Joanna とJackieが続けて観られる動画の綺麗なこと!
私らの長年の夢が叶いましたね。
ピンクのシャツ (swallow)
2019-04-03 22:40:16
Theclaさん
私思うんですが、最近カラーブラインドの人のための色彩矯正のサングラスが出回っているでしょう?あれScottはかけたことがあるかしらね?何時もサングラスだったからいがいと必要なときはかけていたかもしれない、と私思うんですよ。
だって一生色彩がわからないなんて悲しいじゃないですか。

ピンクのシャツね。あれはScott好きなんじゃないかと思います。
カラーブラインドなのにわかるんか?とも思いますが、当時の人気俳優マックィーンが良く着ていたんです。流行りだったんですね。ポールニューマンもね。UKに行っても自分のブロンドとブルーアイズに似合うと知っていたからじゃないかしら。それともスタイリストが居たのかな?
私も思ったー (swallow)
2019-04-03 22:45:41
Ericaさん
あの写真は絶対Johnですよね!あれ昔のサイトからの丸写しだってわかりますよ。チェックしてないのね。他にも得体のしれない男が白いタートルネックのセーターにジャケットであおむけに寝てるへんてこりんな写真も時々出るんですよ。んも~。けしからん!

私もPromのところあけられまへんで。
Unknown (The Bridge)
2019-04-04 01:29:40
25日以降、世界中の新聞や雑誌社にScottのトリビュート記事が出ましたし、BBC Radioだけでもかなりの数のトリビュート番組が放送されました。
もちろん例外もありますが、残念なことにその殆どがプロのライターが書いた型にはまったコピペ的な似通った内容の繰り返しが多かった中で、ほんの少しですが、私が今まで聞いたことのない音声と出会いました。
ScottがGaryと一緒にこのKeith Skuesさんの番組に出演した時のものですが、音質がとてもクリアーで、若くて優雅な彼のspeaking voiceを聞くことができます。


https://www.bbc.com/
この前と同じように上のページが開いたら、右上のSearch欄に今度はKeith Skuesと入れてから虫眼鏡をクリックしてください。今のところ1番左にあるPaying tribute to Scott Walkerをクリック。

Scottのトリビュートは、2:13:35〜2:44:あたりまで。
曲の合間に挟まれた短いコメントの中で、ScottによるJackieの解説が何とも簡潔で彼らしい。

2:28:50 あたりから。

Keith Skues: Scott、貴方の話題に移りましょう。
頭文字がJの女の子の名前が入った曲が二つありましたね。
JackieとJoanna.

SW: えーと、その内の一曲は… Jackieは女性の名前ではなくて、あれは少年ジャック・ブレルのことなのです。
あの歌は、自分が子供だった時の歌、モンスターになってしまった今の自分ではなく、出来るものならせめて1時間だけでも、嘗ての子供の自分に戻りたいという彼の願望を歌った曲です。

2:28:50
Keith Skues: Scott, Turning to your good self, you recorded two songs containing girl's names beginning with the letter J.
Jackie, and, Joanna.

SW: Well, one song was....Jackie is not a lady's name, that is Jacque Brel when he was a boy, and the whole song is about when I was a child, if I could, If I could be for only an hour like the child I was, not the monster that I am, okay?


このような願望はスコットの歌にも何度も出て来ました。

Copenhagen, you're the end,
Gone and made me a child again.

Joanna
You made the man a child again, so sweetly
(この部分を含む歌詞の一部を、Scottがレコーディングの現場で作詞家の合意のもとで訂正して歌ったと言う説がありますが、私はその説を信じています。)

Childhood of a Leaderは子供時代の洗脳とトラウマが作り出したモンスターの話。彼が音楽担当を承諾したのも、逆の意味で頷けます。
もっとありますがこれぐらいにしときましょう。

Jackieに関しては、彼は当時すでに音楽業界の虚構や商業主義に揉まれてモンスターになってしまいそうな自分を予感して苦悩、葛藤してたのに、アホ少女Bridgeなどはあの時は全く勘違いしてて、ジャッキーキャーカッコイイーなんて思ってたのが何とも情けない。

このKeith Skues爺様は英国で一番最初にWBと会い仕事をしたDJだそうで、番組の最後で嬉しいことを言っていました。
60年代と1976年の後期WBを自分がインタビューしたオープンリール式テープレコーダのテープを見つけ出したそうです。
視聴者の要望があったら来週の日曜日に1時間のスペシャルドキュメント番組にして放送するつもりだと言っていました。
そりゃ要望が殺到するに決まってますよね。
これからも、未公開だった映像や録音などが次々と掘り出されて出て来るでしょう。


Ericaさん、
Prom の映像は残念でしたね。そのうちきっとどこかにまた現れますよ。
私も号泣なんかしないでしょう。もともと号泣なんか出来ないタイプですし。
あなたの様に不思議な満足感に満たされているとまでは言えませんが、
それに似た正体のわからない何かで満ち溢れていている感じです。
こんな言い方は酷いかも知れませんが、私は彼の死からさえも、何かまたとてつもなく大事なものを貰って胸一杯になってしまったような感じがしているのですよ。だから今こんなに口数多くて一種の躁状態になってるのかもしれません。

うさ〜ぎさん、
私の箒は壊れません。
誰かさんから箒で永遠に飛ぶ方法を教わりましたから。
今度後ろに乗せてあげますから、あの打ち震えている星の彼方まで
一緒に夜空をぶっ飛ばそうじゃない!

Sarahさんは、まだ静かにお一人で喪に服してらっしゃる様ですね。
Jarvisも。
喪失と向きあうのも人それぞれで、それで良いのです。
私も乗せて! (swallow)
2019-04-04 13:23:26
Bridgeさん
昨日の風はあなたが空中を旋回してたからなんですね(笑)
彼は当時すでに音楽業界の虚構や商業主義に揉まれてモンスターになってしまいそうな自分を予感して・・・
ああそうかもしれませんね。
それにしてもジャックブレルの詩は巧妙かつ痛快です。そしてそれをすらすらっと歌いこむScottの歌唱力は驚きです。
当時のブレルはScottと逢わなかったそうですが、二人が同席したらと想像すると鳥肌が立ちそうです。

ウサギさんの次に箒に乗せてね。できるだけScottの星のそばに行きたいから。
苦しい (pp)
2019-04-05 19:13:03
写真と動画、ありがとうございます。彼が私を見てる…(もちろん単なる錯覚)となんだか苦しいようで、つい「もう見ないで」と言ってしまいました。誰もいない深夜の職場でした。そのあとはyoutubeを連続でにぎやかに鳴らしながら仕事をしたのでした。
ひどい~ (swallow)
2019-04-05 21:54:37
PPさんがひどいと言ってるわけじゃないんですよ。せっかく綺麗に見えるようになったScottのJackie とJoannaが削除されちゃったんですぅ~一番喜んだだけに落ち込みました。そんなことしないでよもう・・・

気を取り直して4ADが改めてScottについてとても丁寧な記述をしています。
日本語に翻訳して読んでください。
https://4ad.com/news/25/3/2019/scottwalker19432019?fbclid=IwAR0vEzgNasyNNlAIGe1SNFa0Qvb994-K3U6bOAI60Sh_pRRl579iAsQGloE

以下抜粋
・・・10代のアイドルから文化的なアイコンまで、スコットは未来の世代に素晴らしい音楽の遺産を残します。朗らかな歌声を持つ華麗な作詞家であり、彼はクリエイティブ音楽の鋭い終わりで最も尊敬されている革新者の一人であり、その影響は多くのアーティストに自由に認められています。彼のビジョンの範囲とダイナミズムは映画とダンスの両方に次元を追加しました、そして彼はその構成がジャンルを超越し、そしてその純粋な独創性が鳩舎に挑む音楽で観客を驚かせました。

2017年、BBCはロンドンのロイヤルアルバートホールでプロムスコンサートでスコットに敬意を表しました。

私たちは、彼の人生の最後の15年間、スコットと一緒に働いたことを光栄に思います。

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