”Scott Walkerに恋して”MadamSwallowのTeaSalon

スコット・ウォーカーをこよなく愛するSwallowとお茶をご一緒しましょう
自作のアップロードをお茶うけに・・・

2020、新たな年。Scottを愛するというプライド。

2020-01-01 17:50:06 | お宝写真
サロンでは一応喪に服したいと思い、祝賀は控えさせていただきます。

彼の精一杯に生きた証として残された作品の数々。そして類まれなる歌唱力がちりばめられたレコード。魅力にあふれた容姿と性格。
それらを改めて観るにつけ、自分がScottに出会え、愛し続けたことに誇りの様なものを感じ得ずにはいられません。
好きなアーティストは?
Scott Walker!と即答できる自分の審美眼が途方もなく自慢です。きっと音楽に精通してる人なら一目置いてもらえると考えてます。知らないなんて言ったらもぐりだ!(笑)
彼を忘れることなどできない。忘れさす事も出来ない。
これからもScottを聴き続けます。

先日来、Leeさんが公開してくれているScottのレア写真。またまた貴重な1枚が。
まだまだあどけないScottが顔を真っ赤にして歌っている様子ですが、良く見てください。後ろの男性はエド・サリバンですよ!そしてピアノを弾きながら歌っている男性はリヴェラーチェというアメリカのピアニスト兼歌手(派手な衣装で有名)です。
こんな当時から歌唱力は認められていたのですね。なんとメジャーなステージに居たこと!


それではScottの成長をビデオで追ってみましょうか。
可愛い声張り上げてしっかり歌ってましたね。まだ声変わり前でしょうか。男の子らしく堂々とした歌いっぷりです。

ティーンエイジャーになってロカビリーやブルース、スタンダードナンバーなど挑戦しましたが、私はやはりScottはバラードだと思うのです。なんといってもこれは最高💗

それから運命のJohnとの出会いからWalker Brothersというバンドを組み、Garyを迎えて渡英。大ブレイクしますが、あの大ヒット大人気はやはり圧倒的な歌唱力ならばこそ!悪いけどイギリスには無い美声ですし。


そんな中、彼はジャック・ブレルを知り、シャンソンにも挑戦。

そしていよいよ彼の才能が芽吹きます。
カミユの本からイメージをつなげた自作曲”Plague"素晴らしい。

勿論既成の曲のパフォーマンスも秀逸。力強いバリトンボイス。

なんとも残念なことにその後、彼は音楽ジェネレーションの壁にぶつかります。
彼のような難解な作詞作曲にファンはついていけず、ついにレコード会社からも干されてしまいます。
1975年にWBを再結成させますが、その時の大ヒットはご存知”No Reglets"
絶望したScottは隠遁生活に入ります。その間何もしてなかったわけでなく、美術の学校に通ったり、世界中を旅したりして着々と彼の頭の中には様々なアイディアが詰め込まれていったのでしょう。そしてとても読書家で芸術だけでなく医学や建築学にも興味を持ち、知識を蓄積していきます。
そして再び彼はアルバムを作り始めました!実に10年のブランクを経て彼は再起動したのです。

その後Tilltを発表。これにはそれまで見向きもされなかったメディアが注目し始めます。


BishBoschには驚きましたが、出来栄えは上々でかなり高評価でした。

晩年は映画音楽にも招待され、なかでも若い鬼才、コルベット監督のたっての希望でThe Childhood of a Leader が素晴らしい評価でScottの音楽がなければできなかった映画だとまで言われています。
そして最新作Vox Lux (2018)が事実上の絶筆となってしまいました。 

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32 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (wakame)
2020-01-03 09:42:21
Swallowさん、皆さん
新しい年が明けましたね。 早速このサロンにswallow さんがスコットの軌跡を載せてくださいました。ありがとうございます❗️
swallow さんのスコットについての愛が溢れた記述、心に響きます💗 それに! YouTube で公開しているスコットの曲とステキな画像のコラボは、swallow さんのセンスが光って引き込まれてしまいます。 すごいなぁ❗️っていつも思いながら聴いて観ています。

今年も、このサロンにお邪魔させていただくのを楽しみにしています。よろしく🎍😊
Unknown (mic_tac)
2020-01-03 20:00:20
Swallowさん 素敵! 素晴らしいです 
2020年 新たな年にSwallowさんがこんなにも心を込めてUPして下さいました。
訳もなく押し寄せてくる感情の波に負けそうになりながら何とか年が越せました。
Scottの音楽はずっと生き続けます。
あの頃ビートルズではなくWalkerBrothers、Scottを好きになりSwallowさんがおっしゃるように私も「好きなアーティストはScottWalker」と即答できます。
小学生で初めてScottに出会い今も思いは変わりません。
Salonの皆さまもそうではないですか?
SwallowさんがこのSalonを開いて下さって本当に感謝です。
Unknown (Swallow)
2020-01-04 23:23:08
wakameさん.mic.tacさん
早速のコメント心から有り難く頂戴しました。
寒いのでカフェ・オ・レを淹れました。
お正月も終わり、いつもの日常に帰るまえのひと時、サロンでScottを聴きながら静かにお話しをしましょう。
多感な10代の時に心に宿ったScott。それから50年以上の長きに渡ってもなお色褪せない彼の魅力はなんなのだろうとふと考えます。
私が思うに彼の歌唱は私達の心の深いところにまて届いて、歳を重ねるごとに輝きが増し、色も変化するからだと思うのです。それは私達が成長して様々な経験を重ねて来たからだと思います。
つらい時、疲れたとき、自信を失いかけたとき、Scottはいつも側にいてくれました。心を離していた時もありましたが、それだけに再会した時の喜びは衝撃的でさえありました。
これからもサロンでScottを聴きながら語りながら心豊かにいきましょうね。
Unknown (Thecla)
2020-01-07 17:30:40
Swallow さま

御多忙中、次々とページの更新どうもありがとうございます。さっそくの知ったかぶりですが、The Plague(仏語:la peste、日本語:ペスト)の作者はカミュです。サルトルは共産主義者で無神論者ですが、カミュは、実存主義や共産主義と対立しており、必ずしも無神論者ではないと思います。カミュの『ペスト』は、人間は連帯と希望がなければ生きていけないことを描いた、ヒューマニズム溢れる優れた小説だと、個人的には考えています。

前に Scott が結婚したことについて、embarrassed であったという話がありましたが、私の語感では、「恥ずかしい」ではなく、「当惑している」「まごついている」という感じが当たっていると思います。受け止め方は人さまざまですが。
dotabata、dotabata~~!!! (Sarah)
2020-01-07 17:42:16
2020年になって、もう7日になっちゃいました。ちょっと、お出かけしていたので、ご挨拶がすっかり遅れてしまいました。


Swallowさん、
Scottの音楽人生の軌跡を綴って下さいましてありがとうございます!!
あまりにも、素晴らしい内容なので、感激度もマックスです。このブログを英文にして、世界中のScottファンに読んで(観て、聴いて)欲しいなあ~って思いました。

思えば、Scottは、随分と幼い頃から、この世界に入っていたのですよね。
今回のことも、LeeさんがDaddy,Boxからお披露目してくれなかったら、まったくもって知らなかったことです。
エディ・フイッシャーとの繋がりは知られていましたが、エド・サリバンと出ていたとは・・・!!まじ、凄い子供だったということですね。
以前、舞台で、お姉さんを相手に、達者にダンス(?)のような動きをしているスコッティの写真を、Swallowさんがupして下さいましたね。Scottの芸歴は、70年以上ってことでしょうか。

ところで、余計なことでがんすが、わらすは、リヴェラーチェという人は、全然知りませんでしたので、ちょっと調べてみましたです。
・リヴェラーチェの動画
う~むむむ、写真の幼いScottは、この人のピアノで歌っていたのですね。ほっぺ真っ赤にしながら、「負けちゃいられないぜ~」って、偉い!!
https://www.nicovideo.jp/watch/sm12317429

もっと調べていたら、な、なんと『恋するリヴェラーチェ』という映画がありんした。マイケル・ダクラスとマット・ディモンの共演ですよう~、もうビックラ!!1987年、62歳でエイズで亡くなったそうです。なんか、雰囲気的にわかるような人ですね。
リヴェラーチェをマイケル・ダグラスが演じているのですが、わらすは全然わかりませんでした。ラテン的な風貌にしているので、ちょっと、ジョージ・チャッキリスに似ていませんかあ~??
・映画『恋するリヴェラーチェ』予告
https://www.gqjapan.jp/video/culture/20161025/GJ304-MOVIERecommend-2013-00_V127_CoverStory

Sumimasennn、年明けから、しかもScottの人生という真面目なテーマのところで、変な方向へ走ってしまいました~。メンゴーでごじゃりま~す。


実は、「ダカレタイ」の所のScottのCMの写真が、ど~うも気になって、気になって仕方がなかったのですが、Catさんのブログで見つけましたです。1978年、Scottが35歳の時だったのですね。わらすは、髪の薄さから、もう少し年齢が上だと思っていました。(あっ、Scottさま~、メンゴーでござる。)
それで~、このCMでは、ベイシティローラーズと一緒というのも、摩訶不思議なシュチエーションなんですが、わらすも観てみたかったです。
Scottの、というよりWalkersのCMといったら断然不二家ですが、Scottは、この二つ以外のCMにも出たことがあるのでしょうか?って、ふと考えてしまいました。
昔は、外国の芸能人は、やたらとCMには出るべきではないという風習(気質orプライド)があったようで、大物も日本以外では、あまり出ていなかったという話を聞きました。
・Biritvic55 (1978年)
https://bouncerseebouncer.at.webry.info/upload/detail/005/572/84/N000/000/001/126414734270716223846_Britvic.jpg.html
下記が、この写真の載っていたブログです。説明文が載っておます
・ScottWalker DVD発売記念イベント最終日追加(2010,1,1)
https://bouncerseebouncer.at.webry.info/201001/article_3.html


ところで、amzonでは、Scottのこんな写真が売られています。もう、既にご存知かとも思いましたが貼らせて頂きます。国際便なので送料が高いですね。人気の高いものは、売り切れでがんす。

①物思いScott
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07XQLDYK3/ref=ox_sc_saved_image_7?smid=A34GMTG0Y43KMD&psc=1

②ペットのトカゲ君と一緒のScott(テレビ番組の写真ですね。この服は、フジテレビのスタッフから頂いたものでしょうか?)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B077PDY2LR/ref=ox_sc_act_image_14?smid=A2OL7VOZ5TPNC&psc=1

③CD5枚組のBOXの写真でおます。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0052IZ8JS/ref=ox_sc_act_image_13?smid=A2OL7VOZ5TPJNC&psc=1

④サングラスでオチャメなScott、可愛いですね。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07XQKCDLR/ref=ox_sc_saved_image_8?smid=A34GMTG0Y43KMD&psc=1

⑤Metteさんとの空港での2ショットでがんす。(以前貼り付けして、Bridgeさんから大ヒンシュクをかった写真です。)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01HE0RCYU/ref=ox_sc_act_image_15?smid=A2OL7VOZ5TPJNC&psc=1


最期に、大好きな映画の音楽で締めくくったScottの音楽人生、不滅のScottWalker、音楽に一切の妥協を許さない人生は、とても辛いものでしたが、晩年は充実し、ある程度納得できた人生であったのではないかと思います。愛娘のLeeさんは、『家のパパって、本当に凄い人でしょう!!!』って、誇りに思い、私達ファンにメッセージを送ってくれているのですよね。
Scott、貴方は、素晴らしい娘を持って幸せな父親ですね。


≫私が思うに彼の歌唱は私達の心の深いところにまて届いて、歳を重ねるごとに輝きが増し、色も変化するからだと思うのです。それは私達が成長して様々な経験を重ねて来たからだと思います。
つらい時、疲れたとき、自信を失いかけたとき、Scottはいつも側にいてくれました。心を離していた時もありましたが、それだけに再会した時の喜びは衝撃的でさえありました。

Swallowさんの、この文章は、まさにScottファンの私達の気持ちで、圧巻です!!これからも、私達の側には、Scottが、いつもいてくれるのですから怖いものなしです。
Swallowさんの、このSalonで、Scottの色々なお話をさせて頂きたいと思います。時々暴走爆走したら、ご免なさ~いです。

ところで、うーさぎさん、Ericaさん、ケサラさんは、どうされたのでしょうか??
とっても、心配しておりま~す。

PS
前ブログで、「あけおめ」をしちゃいまして、ご免なさいです。
今年もよろしくお願いします (ケサラ)
2020-01-07 22:35:19
Swallowさん、そしてSalonの皆様、今年もどうぞよろしくお願いします。

お正月のバタバタからやっと落ち着いて、Swallowさんの力作、「Scott Walkerの軌跡」をゆっくり鑑賞する余裕ができました。
Scottの天才ぶりが、時系列でreviewできる美しい動画と、的確で、愛情溢れる解説文、ありがとうございます。 
普段は敬遠気味の(コラコラ)アバンギャルドに移行していく後半の楽曲も、真面目に鑑賞しましたです。

昨年の話題で乗り遅れてしまいましたが、LeeさんのFBの日本語表記「パパとママ」はかなり感激モノですよね!
わざわざ日本語変換を使ってUPしてくれたという事は、日本からのアクセスが多くて、それに配慮してくださったのよね?
LeeさんもScottパパの事をUPすると、アクセス数やコメントが増えるから、嬉しいんでしょうね。
彼女のFBからは、パパが大好きで誇りに思ってることがすごく伝わってきます。
Theclaさんがおっしゃる様に、Scottは多分「芸術家のエゴ」も手伝って離婚に至ったんでしょう。
でもLeeさんの愛情をちゃんと繋ぎ止めておくことには成功した・・・離れてはいても父親としての愛情を態度で示していた、努力してたんですね(エライぞ、Scott
Embarrassedは「まごついている」の方がフィットするのかしら、 結婚にまごついていたと言う事?
私は、アーテイストとして、結婚生活に安住するのが、ちょっとカッコ悪い気がして「きまりが悪い」「照れ臭い」のかなあと解釈したんだけど。
ま、ご本人じゃないと分かりませんね。

話が逸れますが、結婚生活における芸術家のエゴと言えば、檀一雄とか谷崎潤一郎を思い浮かべちゃいますが、檀ふみさんもちゃんとお父様を尊敬してますものね。
エゴも「純粋」であれば、許されるのかもしれないな~なんて。

Sarahさん、
Liberaceのリサーチ、ありがとうございます。 (相変わらずのリサーチ力、今年度も期待してますよん^^v)
笑顔でピアノを弾くエンタテナー、アメリカっぽいですね。
「恋するリヴェラーチェ」・・・う~ん、マイケル・ダグラスとマット・デイモンが一緒にお風呂入ってるぅ~ 
二人ともトップ俳優ですが、色んな映画に出てるんですねぇ・・って感想になってないですね^^;;
Scott.のスタートは典型的なアメリカンショウビジネス的世界・・・・そして着地点は究極の前衛芸術・・・・ なんという振れ幅の大きさ!
でも、だからこその奥の深い、興味を掻き立てられうアーティストです。
Swallow さんを水先案内人に、難解なScott様の世界にヨタヨタとついていきます、

お正月の我が家の会話の一コマ。
YMOの細野氏が奏でるミニマルな楽曲を聴きながら、
夫「突き詰めると、こういう音楽になるのかなあ」
私「そんなに突き詰めてないと思うけどなぁ」
長男「突き詰めるとスコット・ウォーカーみたいになる(ニヤリ)」
次男「誰や?それ」
オソマツでした。

Unknown (Swallow)
2020-01-07 22:37:45
Theclaさん
年初めから恥の書き初めです〜。ありがとうございます。カミュとカフカとサルトル、読んでからだいぶ時間が経ったせいか、この頃混乱するのです。あとで直してきます。
うひゃうひゃ🥴
今年もよろしくお願します。
Unknown (Swallow)
2020-01-07 22:54:01
sarahさん
元気いっぱいのご様子、なによりです。
色々貼り付けてくださってありがとうございます。
そう、リベラーチェってすんごいド派手なステージで有名だった人です。プレスリーの晩年のステージ衣装どころじゃないすね。
映画覚えてます。私はマット・ディモンのファンなのでまだ若くて綺麗な彼もいいですね。

サロンは時々FBのフアンクラブで写真などでたときなど、あ見てるなとわかります。
これからも遊びに来てくださいね👋
Unknown (wakame)
2020-01-08 10:23:23
明日1月9日は、スコットの誕生日。
逝ってしまったから、もう歳は増えないのでしょうが😢

私はカレンダーノートに、大切な人のお誕生日を記しています。若い頃はスコットの誕生日を忘れず、1人密かに祝っていたものです🎂 今では誕生日に加え、親の命日も記して、ノートが賑やかになっています。
この世に来た日と去った日。 人には大切な節目の日があるんですね。 歳を重ねていくうちに、あの世の世界に愛する人が増えました。 いつの日かの再会が楽しみです。
ちなみに、「天国」とはキリスト教の表現なのだそうですね。仏教では「あの世」かな?

このサロンにいらっしゃる方は、面白い方がたくさん。読んでいてゲラゲラ笑ってしまいます🤣 swallowさんがいれてくださった温かいカフェオレを飲みながら、サロンにドップリつかっています☕️

去年のFBに関する質問で、 私はFBのアカウントはずーっと前からもっています。でもあんまり使っていないんですけどね。だからLeeさんのサイトも見られたのかも。
また、Leeさんがスコットとメッテさんの写真に日本語でパパとママと書いたのは、見れていません😔 Mon and Dad❤️としか.....

スコットは身長が180cmぐらいなのでしょうか。来日してカーナビーツとの写真では、カーナビーツが豆(失礼😔)にように見えてしまった。 ジョンはスコットより高いから、190cmぐらいあったのかな? 日本の若者も今は大きい人も多いですが、当時はスコット達はデッカかったのですね〜。それに、脚がながーい🧍

思いついた事を書いてしまいました。
明日はスコットを想って、スコットの好きなメキシカンでも食べましょうか(これって、スコットのママの得意料理?) スコットの好きな食べ物って本当は何でしょうか?🌮🍕🥪🥃
Unknown (wakame)
2020-01-08 10:30:41
さっきの投稿で間違いが!
スコットの身長は、185cmぐらいですよね。
180cmはうちの息子でした(チビの私145cmに似なくてよかった〜💦)

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