つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

公民館短歌会 195

2024-03-16 | 短歌
 昨日は一気に春が近づいたような温かい日和の中で、いつものように岐南町南町民センターで短歌会を開きました。昨日の歌話は、大河ドラマの影響を受けて、紫式部の歌を取り上げました。その前に伊勢大輔のよく知られている歌にも触れました。今の季節にも合うので、
いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな

 この歌は落語のモチーフにもなっているようです。落語と言えばどうやら岐阜が発祥地らしく、策伝大賞選考会も毎年岐阜で行われます。策伝は岐阜生まれ。そのことをもう50年以上も前に研究し、論文を出されている愛知の人があります。会員のMさんの高校時代の恩師です。
本題の紫式部の歌
めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に雲隠れにし夜半の月かな

今月の歌
「お帰りと言いそうだね」いふ吾子は物言はぬ祖母にそっと「ただいま」 Hさん

写真はシンビジウム


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2 コメント

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短歌教室 (oko)
2024-03-16 13:59:15
ご指導お疲れ様でございました。
「紫式部の歌を・・・」↑拝聴したく存じました。

H様のお歌、お祖母さまへの愛情が素敵に表現されていらっしゃいますね。

次の市民展には紫式部の作品に挑戦したく考えております。
okoさま (matsubara)
2024-03-17 08:29:09
紫式部の歌は有名ですので、ここに取り上げることも
なかったのですが、思い出してほしかったのです。
今頃取り上げるのは遅すぎでした。

はい、彼女は義母様の歌をたくさん作られました。
これはその中の一首です。

どうぞ紫式部の歌を作品化してください。

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