つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

日露戦争の真相

2024-05-14 | Weblog
鈴木荘一氏のメルマガより

日露戦争が開戦する少し前の1890年代…
日本とロシアが衝突することを予見していた国がいた。
あなたは、日露戦争は単なる日本とロシアの戦いではなく、、、
強大な黒幕によって仕組まれた戦争だということをご存じだろうか?

その黒幕は、ロシアでも日本でもなく、、、「イギリス」だった。
日露戦争時のイギリスの立場といえば、日本の味方として日英同盟を結び、日露戦争の日本の勝利に大きく貢献したことで有名だが、、、
よく考えると不思議ではないだろうか?

日英同盟は日本の当初イギリスに利益は全くないとされていた。
なぜなら、日露戦争で明らかに負けそうな日本と同盟を組んで、ロシアを敵に回す必要がないからだ。
※この時の日露の国力差は面積60倍 ・国家歳入8倍 ・陸軍総兵力11倍 ・海軍総トン数1.7倍もあったと言われている
むしろロシアと組んだ方がイギリスにとっては都合が良かったのだ。

そのため、日英同盟は理想論で、実現不可能と言われていた。
実際にイギリスは当初日本との同盟を受け入れなかった。

しかし日露戦争が勃発する直前の1902年、突如として日英同盟は締結された。
この際、日本からイギリスに新たなオファーがあったわけでもない。
実は、この不可解な同盟締結の裏には、イギリスの謀略があったのだ。
そしてこの日英同盟こそが、日露戦争の知られざる真実を読み解く鍵になる。

例えば、、、
なぜイギリスに利がない日英同盟は結ばれたのか?
なぜ起こり得ないと言われた日露戦争が起こったのか?
本当に日露戦争の勝因はイギリスの協力のおかげだったのか?
そして黒幕・イギリスの目的とは?

これらの日露戦争の謎は、イギリスという視点からみると答えが浮かび上がる。
そして、教科書が語らない日露戦争の新たな歴史が見えてくるのである。


知られざる日英同盟締結の闇
イギリス「いいことを思いついた!日本を騙して、ロシアと戦争させよう!」

日露戦争開戦直前、、、とある作戦を思いついたイギリスは、歓喜の笑いを堪えきれなかった。
この作戦の目的は、イギリスが金儲けをすること。
そして、できる限り自国イギリスが関与することなく、日本に「私たちは味方だ」と一見フレンドリーに接しつつ、間接的に日本を敗戦国にして玉砕させ、滅ぼし、金儲けするというとんでもないものだった。

この作戦の鍵を握るのが、あの「日英同盟」だった。
イギリス「日本さん、、、ロシアが日本を狙ってますよ、日清戦争に勝った日本さんなら勝てますよ!日英同盟を結びますから、戦争しましょうよ!」
と言わんばかりに、当初は日英同盟締結を渋っていたイギリスは手のひらを返し、急ピッチで締結を進めたのだ。

なぜイギリスはこのような行動に出たのか?
イギリスが当初日英同盟を躊躇していたワケは、日本と同盟を結ぶことより重視していたことがあったからだ。
それは、ロシアとの共謀である。

イギリスは当時、アフリカ・アジアの国々を侵略して奴隷を増やし、その奴隷相手に物資を高額で売りつける三角貿易でボロ儲けしていた。

しかし、多くの場合、この日英同盟は「イギリスが日本を助けるため」に結ばれた、と教えられる。
しかし、この同盟には、日本にとって大きな大きな落とし穴があったのだ。

実は1902年に結ばれた第一次日英同盟の時点では、イギリスは日本を助ける気などさらさらなかった。
その証拠に、条項には「日本と対1国であればイギリスは中立の立場を崩すことなく、他国の戦争への介入を阻止する」との記載があった。

つまり日本とロシアの戦争にはイギリスは介入できず、日本VSロシアに他国を介入させない、という仕組みになっていた。

しかし、この同盟に対して日本国内では、

「日英同盟で最強イギリスを味方につけたぞ!」
「これで日本はロシア相手でも勝利間違いなしだ!」

との声が大きく上がり、日本国民は騙されてしまっていた。
そして、日露戦争へと突き進む「空気」を日本国内に作り出してしまったのだ。

イギリス「しめしめ、日本は我々の思う通りに動いてくれている、、、日本がロシアに噛み付くのも時間の問題だ」

つまり黒幕イギリスは、日露戦争を引き起こすことで、
・自分たちは関与しないくせに
・日本にフレンドリーに煽てながら
・間接的に、日本を敗戦国にして、玉砕させ、滅ぼそうとしていた
ということなのだ。


黒幕イギリスの大誤算
イギリスは日英同盟で中立を義務付けられていたため、日本を助けるつもりなど毛頭なかった。
これが日英同盟、そして日露戦争の隠された真実だった。

しかしイギリスの作戦が全てうまくいったかに思えたが、1つだけ大きな誤算があった。

それは、日本がイギリスの予想より遥かに強かったこと。

イギリス「あれ、日本、強いかも、、、」

捨て駒だと思っていた日本が、当初の予定より遥かに強かったことに気づいたのだ。

実際に日本は、、、
国力に60倍もの差があったロシア相手に、苦労しながらも、接戦をものにしていた。

陸軍は、日本を弱小国と油断し兵力を分散させていたロシア軍の意表を突き、奇襲攻撃で勝利を納め続け、、、(鴨緑江会戦、遼陽会戦、沙河会戦、黒溝台会戦、奉天会戦)
海軍も、日本が得意とする夜襲、さらに奇襲攻撃、という確かな戦術をもって圧倒し、勝利を重ねていたのだ(仁川沖海戦、黄海海戦、蔚山沖海戦、日本海海戦)。

そのため、ロシアを妨害できればいい、くらいに考えていたイギリスは仰天した。

そして日本がロシアに勝利することを確信したイギリスは、手のひらを返すように、
同盟のルールを破り、日本に援助をすることで日英友好をアピールし始めたのである。

イギリス「日本さん!私たちは"同盟国"なので、お金をあげますよ♪」

その結果、イギリスの協力のおかげで日本は勝利した、という日露戦争の誤った図が後世に残ったのだ。

写真は孫娘が選んだ母の日のプレゼント



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4 コメント

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真実は・・・ (アナザン・スター)
2024-05-14 09:42:57
お早うございます。
戦争への道は、決して褒められた行為ではありませんし、尊ぶことにも値しませんね。

戦に、駆り出されるのは下々の何の罪咎の無い者ばかりです。

織田信長の時代なら、先頭を駆けて行けたでしょうが・・・

現在では、核への一瞬の終章。

毎日新聞連載、歴史小説が完結しました。
江戸時代は遠く感じますが、諍いは小競り合いを繰り返します。
人間としての偉さ・価値・資格って、何なのでしょうか?
時代に翻弄されて心がいたみます。

御薪能、愉しまれて下さいませ。
商売 (峠おやじ)
2024-05-14 11:26:49
お言葉を返すようですが(池井戸潤原作の花咲舞風に)・・・

イギリスにとって日本が勝とうが負けようが戦争が起きた方が儲かります。
連合艦隊の戦艦は6隻すべてイギリス製。
装甲巡洋艦はドイツ・イタリア製などもあるものの
イギリス製が多く、純粋に商売のためです。

表には出ないものの、現在でもアメリカが景気が良いのは兵器産業のおかげとも言えるのではないでしょうか。

あ、初めから『金儲けをする』とおっしゃってましたね。失礼しました。
アナザン・スターさま (matsubara)
2024-05-15 08:28:45
おはようございます。

戦争は人間のサガみたいなものですね。
今の世界情勢を見てそう思います。
なかったのは、縄文時代の1万6千年だけかしら。
日本史はその時代を詳しく教えません。

すみません。
毎日新聞を購読していなくて・・・

奈良まで薪能を見に行く元気がもうありません。
長良川薪能は毎年夏にありますが、これにも
夫のみ出かけます。凄い人出なのです。
峠おやじさま (matsubar)
2024-05-15 08:35:22
池井戸潤さんって岐阜の人だったのですね。
加茂郡の人とは知らなかったです。

なるほど戦争とはそういうものですね。
残念ながら。

昔廃品回収業者が、よその国で戦争がはじまると
こちらにも利益が回ると、言っていたことを思い出しました。
残念なことですが・・・
そういうことはマスコミは直接書かないので、
忘れがちですね。

今度のウクライナ戦争も英国は大儲けと聞いています。

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