雨曇子日記

エイティライフの数々です

円林寺(大師送り三日め)

2018-05-03 20:18:50 | 神社仏閣

5 月 1 日に始まった平成 30 年准四国八十八ヶ所東葛印旛大師巡拝(送り大師)は三日目を迎えた。

今日は、柏市布瀬“木崎薬師堂”を出発し、白井市の名内、今井、小名内の札所を巡拝、“梶原大師堂”で中食、柏市の金山“円林寺”に入る。

円林寺からは、もう一度白井市に入り冨塚、また柏市に戻って藤ヶ谷、藤ヶ谷新田、を廻り高柳の“善龍寺”で泊まり、という日程だ。

 

私は、到着の時間を見はからって自転車で円林寺を目指した。

 

                    (金山の入口に庚申塔が四基並んでいた)

         (「もう田植えが終わっているぞ」と思いながら進むと円林寺の屋根が見えてきた)

           (お接待の準備はできていたがまだ到着していない。本堂をのぞかせてもらった)

 

しばらくしてバスの遍路さんが到着した。

 

               (片山の M さんは私と同じ昭和 10 年の生まれだった)

             (真ん中の方の持つ杖、女性の帽子には般若心経が書かれている)

 

まもなく巡礼の一隊が到着し、境内に人があふれた。

 

                        (そして、札所での読経が始まる)

               (この寺は天台宗なので伝教大師(最澄)像が見守っている)

 

小休止があった。

 

                 (ずっと歩いて巡礼を続けておられるご住職たち)

              (こちらのご家族は藤沢にお住まいとか、お嬢さんは 10 歳) 

 

大師像の櫃を背負う方、法螺貝の方、気合を入れて出発。

 

                   (ご住職に守られるように大師像の巡礼はつづきます)

 

全行程は 80 km を歩き通すのは容易ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


晴れた5月の青空に

2018-05-01 22:46:14 | 神社仏閣

 

メーデーの行列は、“南無大師遍照金剛”の幟の下に寺々を廻ります。

“送り大師”と呼ばれるこの行事は、柏近在の八十八ヶ所の札所を大師像と共に 5 日間かけて廻ります。

200 年以上受け継がれてきたこの巡礼、平成 30 年度は柏市藤心宗壽寺を出て宗壽寺に戻ります。(結願寺)

 

第 1 日 まず到着したのは、柏市塚崎の寿量院です。

 

 

肩にかけたカバンの中身を見せてもらいました。

 

               ( 一日に 20 km ぐらい歩くので足回りはしっかりしています)

           (多くのご住職が実際に歩かれるのもこの大師送りの特徴です)

     (足の弱い方のために各講<ごとにこの大師送りの講が組織されている>が用意したバス)

 

塚崎の寿量院を出ると、増尾、名戸ヶ谷、豊四季の各寺をまわって、柏市内の長全寺についたのは 12 時を 30 分も過ぎていた。ここでやっと昼食だ。

 

      ( 江戸時代の後期、この長全寺の住職たちがこの新四国八十八か所めぐりを作ったらしい)

                   ( 42 万都市柏の駅前の通り)

          ( 半分以上の講員はバスで移動したが歩き通して入る人達は相当疲れているはず)

                 (先達たちはバスでいどうするわけにはいかない)

          (出発から 14 km を歩き通してきた行列をバスで早く到着した講員が迎える)

               (みんなそろったところで読経<般若心経>となる)

 

午後の部は、戸張、大井、五條谷、大島田まで約 12. 4 km を歩いて、やっと一日が終わる。

今日は格別暑かったから大変だったでしょう。


送り大師 5 日目(結願)

2017-05-05 20:10:40 | つれづれ

 

鯉のぼりが勢いよく泳ぐ 5 月 5 日、こどもの日。

1 日から始まった東葛印旛送り大師は、最終日(結願の日)を迎えました。

今日の歩行距離は 6.5 km で、高柳の札所を回って、結願寺、鎌ヶ谷市佐津間宝泉寺に戻ります。

正午ごろ、私が高柳に入ると一行ははや通過した後でした。

 

                         (柏市高柳 善龍寺)

                    (柏市指定文化財の五葉松)

 

宝泉寺のある鎌ヶ谷市佐津間地区には、幕末、赤報隊員として活躍し歴史に名を残した渋谷総司の生家があります。

 

                 (渋谷総司の生家、後方は佐久間城跡)

 

宝泉院に着きましたが、囃子・稚児・ご詠歌連が加わってゆっくりと行列は進み、花火が打ち上げられるなか遍路の行列が寺に入っていく様子は見られませんでした。

昼食が終わって、鎌ヶ谷市の文化財“おしゃらく踊り”が披露されているところでした。

 

            (平成29年結願寺として立派に行事をなしとげた宝泉院)

 

平成 30 年の結願寺は柏市藤心の宗寿寺です。ご住職よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 


送り大師 4 日目

2017-05-04 19:46:58 | つれづれ

 4 日目は白井市から始まりました。平塚、名内、今井、小名内の札所を巡り、金山の円林寺から柏市に入ります。

私が円林寺に着いたとき、一行は次の札所に向かうところでした。

 

 

人気のなくなった円林寺を拝観しました。

 

 

隣接の鳥見神社には貴重な植物の群落がありました。

 

 

一行の先回りをして、藤ヶ谷持法院へ向かいました。

 

             (途中の水田は田植えが終わっています)

              (湖と呼ぶにふさわしい釣堀の前を通りました)

 

持法院には、車で回る人達が到着していました。

 

 

この寺では、一行の到着を、鐘を打って迎えます。

 

 

送り大師にはいろいろな方が参加しています。

 

                       (オーストリアの方です)

            (こちら、柏市片山の方ですが、手製の杖をお持ちです)

         (ヤマボウシに藤が巻き付いた枝に般若心経が書いてあります)

       (柏市泉の方で 3 回目の参加とか。尤もスタンダードな巡礼姿)

 

きょうは、 18 km、18 の札所をめぐり、30 回経を読みました。(お疲れさまです)


送り大師 3 日目

2017-05-03 20:53:35 | つれづれ

大師送り 3 日めです。主に柏市手賀地区の札所を巡り、 15 km 歩きます。読経数は 47 。自転車で追いかけました。

 

 

沼南高校の前を通り、竹藪の間を通って鷲野谷善龍寺に出ると一行に出会いました。

 

 

鷲野谷は“大正の法然上人”と崇められる弁栄(べんねい)上人の生誕地です。ゆかりの医王寺薬師堂の境内には立派な顕彰碑が建ち裏手にお墓があります。

医王寺は“聖地”の雰囲気を感じさせます。

 

                           (弁栄上人の墓)

 

柏市塚崎寿量院ご住職(写真の方)は、9 歳からずっとこの大師送りに参加されているとのこと。

文化 5 年( 1808 )ごろから行われてきたこの行事をこの先も絶やさないよう情熱を持っておられます。

来年は、藤心の宗寿院さんが結願寺となってやってくれるそうです。

 

                          ( 柏市藤心 宗寿寺ご住職)

 

私は、ヨシキリが鳴き燕が飛び交う手賀沼緑道に出て帰りました。

 

     (水が張られた水田では蛙が鳴いていた)

 

     

 

 


送り大師 2 日目

2017-05-02 16:07:20 | つれづれ

 

送り大師 2 日目、柏市藤心の宗寿寺から始まって次が塚崎寿量院、9 時少し前に行ってみたらもう出発している。

 

 

左の方、何度も四国八十八ヶ所を経験した祖父の手ぬぐいから法衣を作ったそうだ。

次は増尾の萬福寺。自転車で追いかけたのだが、行く手に人影はない。

 

 

萬福寺では、本堂の前で読経が始まっていた。

 

                   (慈本寺・寿量院のご住職)

                (観音寺のご住職は参加中最高齢とのこと)

                 (次の少林寺に向かう一行をゴジラが見送る)

 

少林寺には室町時代増尾領主だった相馬重胤の五輪塔がある。

 

 

一行は、ここでも読経。

 

 

 

 

私は、ここで切り上げ、柿若葉の道を一人帰った。

 

 

本日の行程は、日程表によると、 20 km、読経数は、 39 となっていました。

 


送り大師

2017-05-01 21:19:04 | つれづれ

 

毎年 5 月 1 日~ 5 日まで、柏市を中心とした准四国八十八ヶ所東葛印旛大師巡礼が行われる。

 

第一日 5 月 1 日 結願寺鎌ヶ谷市佐津間宝泉寺を出発し 15 ヶ所の札所を巡る。

私はカメラを持って 13 番めの観音寺で一行の到着を待った。

 

 

一行は折しも降り出した雨に濡れて到着した。

 

 

観音寺の後は、道端にある厳島神社の小さな祠、これが 48 札所だ。

 

 

このあと、一行は今日の最終札所、柏市藤心の慈本寺に向かう。

本日の行程は 21 km 、各お堂での読経数合計は 26 だった。

 

 

 


福寿院  2

2015-01-25 19:56:08 | 柏(大津川流域)を歩く

             

 

福寿院は真言宗豊山派の寺ですが、寺らしき建物は、茅葺の観音堂だけです。十一面観音像は秘仏で、開帳されません。

幼稚園の場所が寺だったのかな?

 

             

                  

             

 

観音堂の境内で一番大きな石塔です。

 

             

                  

             

 

「光明真言講」とか、いろいろな講があって、昔の人はそれだけ強く仏の力にすがっていたのだろう。

立派な供養碑は養豚業の酒巻孝之さんが昭和 63 年に建てたものです。

 

     

 

小さな祠は、今も柏市では 5 月 1 日から 5 日間行われている「送り大師」の札所です。

 

             

     

     

                  

  (石碑から、この四国八十八箇所めぐり地方版の行事が昔から行われていたことがわかります)

 

成田山新勝寺月参りの記念碑は、明治 11 年の造立です。

後ろの小窓はどう使ったのでしょうか?

 

             

              

         

 

また、いろいろな神様の石碑が置かれていることにも気づきました。

 

        

         (大杉神社・待道大権現・春日大神宮・天照皇大宮・八幡大神宮)

 

 

     

 

             


送り大師今も盛況

2013-10-30 17:31:09 | 柏(旧手賀村など沼南地区)を歩く

     

             


10月29日朝日新聞千葉版で大いに報道された、柏市郷土資料館の企画展。
「送り大師」といわれる県内最大級の札所めぐりの行事。その様子を、古文書や写真、装束などで紹介した展示です。


     

             


柏市郷土資料館は、柏市沼南庁舎(旧昭南町役場)の一角です。


     

     


入り口に展示されている木彫の作品が目を惹きます。


     

      
       (ケヤキ一木からの作品です)


さて、送り大師です。


     

     


送り大師の行列は「南無大師遍照金剛」と書かれた幡を翻し法螺貝を吹き遍照金剛を唱えながら進みます。
札所は、柏・鎌ヶ谷・松戸・白井の4市にまたがり、毎年、5月1日~5日の5日間で、約80キロを歩きます。

平成26年度の「結願区札所」は、柏市塚崎の寿量院です。この寺を出発し、この寺に戻るのです。
寿量院を訪ねました。


             

     

     


弘法大師の御影の納められた笈が、本堂に安置されていました。


             
                  (本堂)

             
                  (本堂の合天井)

             
                  (大師の御影を納めた笈が正面左手に見られる)