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日本の受験改善が非常に遅れた理由

2016-09-17 10:43:28 | 日記
  簡単である。当事者である中学・高校生と、大学予備校生は受験勉強が忙しく、その改善運動どころか、悲鳴を世間に訴える暇もないからである。特に、ITのなかった時代は尚更。その一部の者がストレスのため、親に暴力をふるったり、精神病になるくらいで。


  また、一旦大学生になると立場が変わる。遊んでも卒業できるし、大学生の肩書で家庭教師のアルバイトもできる。こんな良い立場は他にないわけで、受験改善運動する気持ちも起きないわけだ。

  一部の教師や教育評論家たちが受験改善運動したが、当事者の声ではないから迫力がなく、マスコミが取り上げても、世間も、政治家も余り動かなかった。障碍者や高齢者関係とは違い、これでは改善も遅れるわけだと。やはり、当事者が声を上げられず、闇から闇に葬られた未就学の身障者の問題とも共通する面がある。その意味でも、僕は興味深く感じる。

  でも、物心付く時期に、他人や社会にも目を向ける事もなく、役に立たない断片知識の丸暗記をさせられた多くの人たちはその後も大きな弊害が出ているはずである。精神状態にも影響が出ているはずだ。日本では1980年代ごろから精神病患者が増えたり、思考力欠如と思われる殺人事件も増えているが、10代の時の受験勉強経験も根にないのか。難しいかも知れないが、心理学者や教育関係者はきちんと検証して欲しいと思う。

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