澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

日本人に「踏み絵」を突き付けた韓国国会議長

2019年02月20日 08時10分54秒 | 歴史

 韓国国会議長の発言が波紋を呼んでいる。北朝鮮側も日本を非難して「島国のずうずうしさ」などと言い出した。

 この議長の「天皇謝罪要求」発言を巡って、さすがの日本のマスメディアも反発や不快感を表明している。一方、日本の野党勢力や「ヘイト」発言狩りを繰り返す左翼の「市民団体」は沈黙したままだ。

 この「天皇謝罪要求」発言は、ある意味で、日本人各層に「踏み絵」を突き付けた格好だ。「戦犯の息子」などという発言は無礼千万極まりないのだが、それに怒っているだけでは済まされない問題が残る。それは、日本人が無意識、あるいは意図的に忘却しようとしている昭和天皇の戦争責任の問題を突き付けているからだ。「何を言っているんだ。それは済んだ問題だ」と隣国に言っても、それは詮無いことだ。

 今上天皇は、少年時に戦争体験があり、また皇后が「民意」を熟知していたこともあり、「平和憲法」と国民の「戦争はもうイヤだ」という感情に”寄り添った”パフォーマンスを続けることができた。だが、次代の天皇が同じようにできるとは到底思われない。これは”不敬”でもなんでもなく、それだけ時が流れてしまったということだ。

 しかしながら、保守層の一部には、「天皇謝罪要求」に怒りが爆発し、一気に偏狭なナショナリズムへと暴走しかねない雰囲気がある。ネトウヨに人気の青山繁晴参議院議員がこの問題に関連して、「萬世一系の皇室」「英明なる天皇陛下」を無条件に肯定しているのは、いささか滑稽であるとともに、不気味だ。

 私はサヨクではないので、隣国の愚行に立腹している。だからといって、その感情が即、皇室擁護に突き進むことはない。愚行には対策をとなれば、パチンコの特殊景品換金禁止が最上の策だと思うのだが、青山繁晴は決してそのことに触れようとはしない。

 

「日本は盗人猛々しい」 天皇謝罪要求の韓国国会議長

 【ソウル=名村隆寛】「慰安婦問題の解決には天皇の謝罪が必要」と米国メディアに語った韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長は、自身の発言に反発する日本に対し「謝罪する側が謝罪せず、私に謝罪しろとは何事か。盗っ人たけだけしい」などと批判した。文氏のインタビューとして複数の韓国メディアが18日、報じた。

 文氏は訪米を終え、17日に帰国。聯合ニュースに対し、自身の発言に安倍晋三首相が反発したことについて「追い詰められた安倍首相の政略的な思考によるもの」と強調した。月末に米朝首脳再会談が控え日米韓の連携が必要な中、「国内政治に利用するために安倍首相が問題(文氏発言)を争点化している」と主張したという。

 また、文氏は10年前に天皇陛下から「訪韓したい。仲介してほしい」と言われたとし、この時、「(元慰安婦の)おばあさんの所に行き『申し訳ない』と言うだけでいい」と答えたことを明らかにしたという。文氏は聯合に「日本はきちんと謝罪すべきで、ひざまずく姿まで見せれば、さらによい」とも語っている。

 一方、朝鮮日報によると、文氏は「謝罪の主体は安倍首相が一番で、その次は国王(天皇)になるだろう」と語った。文氏を批判している河野太郎外相については「父親とはまったく違う。理解しがたい」と酷評。日本政府がいわゆる徴用工訴訟をめぐって対抗措置を検討していることを「子供のいたずらのような話」と批判した。

 

 


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