澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

鳩山由紀夫の「友愛」政治

2009年08月31日 11時31分50秒 | Weblog
民主党政権の誕生を隣国はどう見ているのだろうか。
台湾の「中国時報」は、鳩山由紀夫の「友愛」政治について、下記のように報道している。これは国民党系(外省人)のメディアの代表的な見方だ。

鳩山由紀夫は広く「友愛」を語りながら、隣に住む実弟との仲さえままならない。外省人ならぬ「外星人」の鳩山さんに、どれほどのことができるのか。
民主党は、職業にかかわらず、年金を一元化などという馬鹿げた政策を本当に実施するのだろうか。

準日相鳩山 打造「友愛」政治
更新日期:2009/08/31 03:10 黃菁菁/東京卅日電
中國時報【黃菁菁/東京卅日電】

民主黨成為眾議院第一大黨後,眾院將在卅天內召開特別會議選舉新首相,民主黨黨魁鳩山由紀夫將是不二人選。溫文儒雅、具學者風範的鳩山,除了有顯赫的政治世家背景,他的為人處事、「外星人」綽號及「友愛」的政治理念,皆受矚目。

六十二歲的鳩山從政資歷完整,是民主黨創黨元老,當選過七次眾議員,目前是第三度擔任民主黨黨魁。他私下相當風趣,喜歡開玩笑,卻也因此常有讓人意外的怪異發言,被封上「外星人」綽號。日媒指出,這次選舉鳩山很少接受記者團的聯訪,就是因為民主黨擔心他說錯話。 民主黨黨魁 風趣「外星人」 鳩山主張賦予有日本永久居留權的外國人參政權,並曾公開表示:「日本人喪失信心,因此日本社會很難認同來自外國的血統,這是非常可怕的。」「美國的優點就是度量大,日本列島應不是僅屬於日本人。」雖然有道理,卻引起愛國主義者的反彈。

鳩山的座右銘是「友愛」,這也是他一直想凸顯的個人色彩,曾在政見中提出「打造友愛的政治」、「創造友愛的日本」。其實這是取自前首相、鳩山祖父鳩山一郎的理念,是指法國革命的三大理念之「博愛」。他的解讀是,所有人都能有益於他人,彼此互相需要,形成凝聚社會的力量;但是很多人反映,不懂何謂友愛,媒體也批評說過於抽象,不愧是外星人的主張。

胞弟唱反調 譏兄是 「鴿」 鳩山還有個名人胞弟、自民黨前總務相鳩山邦夫,兄弟倆因政治立場對立而成為針鋒相對的政敵,邦夫經常在公開場合用冷酷無情的言語攻訐由紀夫。

日前由紀夫的秘書涉嫌用已故人頭戶虛報政治資金,當時邦夫就說:「我是正義的白鴿(「鳩」是鴿子的意思),哥哥是鴿」。鳩山由紀夫當上首相後,鳩山兄弟的對決,也可望提供政壇不少話題。

ダライ・ラマ14世の台湾訪問

2009年08月27日 11時58分56秒 | Weblog

先ほど、ダライ・ラマ14世の台湾訪問が伝えられた。

そこで先週、台北で見た奇妙な光景を思い出した。
大陸からの中国人観光客でにぎわう土産店の前で、二人の中年女性が写真入りのプラカードを持って、観光客の一人に話しかけている。
写真を指さして「あなたは、このことを知っていますか?」と尋ねていたようだが、その観光客は迷惑そうに立ち去ってしまった。私が話しかけてみると、プラカードを持った女性は「法輪功」の信者で、大陸での弾圧行為を観光客に知らしめるべく運動していると説明してくれた。

中国当局は、法輪功やダライ・ラマなど宗教の影響力を非常に恐れている。文化大革命期、中共(=中国共産党)は、それまで中国社会に細々と続いてきた宗教的祭祀、伝統的行事をすべて根絶やしにしてしまった。
開放改革以降、干天の慈雨のように、宗教は広まった。中共が恐れるのは、現体制を揺るがしかねない宗教勢力である。

馬英九政権が、ダライ・ラマの訪台を許可したのは、極めて賢明な選択だった。「売台」(台湾を中国に売る)とまで言われる馬政権だが、ようやく海千山千の相手とやり合う覚悟ができたのか。

(存在感が希薄な馬政権?)

台湾:馬総統 ダライ・ラマの台風8号被害地慰問を許可

 【台北・大谷麻由美】台湾の馬英九総統は27日、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が台風8号で大きな被害を受けた台湾南部を慰問することを許可したと明らかにした。ダライ・ラマは今月31日から9月3日の日程で訪台することになる。訪台への中国側の反発は必至で、関係改善の進む中台関係に影響が出そうだ。

 ダライ・ラマは昨年、台湾メディアに訪台の意思を表明したが、馬総統は対中関係に配慮して拒否していた。しかし、台風被害への対応の遅れを批判されている馬政権は、台湾でも人気の高いダライ・ラマの訪台を拒否することができない状況にあった。

 訪台を要請したのは、台湾野党・民進党の地方自治体首長が中心。台湾南部・高雄市の陳菊市長らが26日、ダライ・ラマ側に慰問を要請したことを発表した。陳市長は会見で「被災者もダライ・ラマの慰めがあれば、きっと元気付けられる。人道的な配慮に基づき、政治を超えて、ダライ・ラマの訪台に同意してほしい」と馬総統に呼びかけた。

 ダライ・ラマは97年と01年に訪台している。

 



 

 

 


台湾映画「一八九五」を見る

2009年08月25日 10時00分47秒 | 音楽・映画

先日、多量に購入した台湾映画DVDの中から、「一八九五乙未」(2008)を見る。「一八九五」というのは、日清戦争の結果、台湾が清朝から日本に割譲された西暦1895年を指す。「乙未」(きのとひつじ、いつび)は、干支の一つで、干支の組み合わせの32番目

 

で、同じく1895年を意味する。
日本軍の台湾接収に対して、さまざまな抗日運動が起きる。その多くは、日本軍による弾圧という悲劇的な最後をとげるのだが、日本軍および日本人を単純な敵役として描かず、むしろ内面の苦悩を描き出しているところが素晴らしい。この映画が「反日」か「親日」かなどというのは、極めて皮相的な見方で、「海角七号」と同様に、歴史に翻弄された台湾人の心情を読みとるべき映画だろう。
主演女優のシェリル・ヤン(楊謹華)は、愁いに満ちた美女。
こういう映画が作られる台湾は、やはり大陸とは全く違うのだと改めて思う。

【ブログ】ザ・ホスピタルより 

日本軍が台湾を接収した1895年当時を描いた作品で、抗日戦争を繰り広げる台湾人(主に客家人)と日本軍の軍医だった森鴎外の視点でストーリーが展開していきます。抗日とは言っても鴎外や日本軍指揮官らの苦悩する心境がしっかりと表現され、日本人俳優が多数出演していることも活かされていますので、台湾と日本の双方の思いや歴史を知ることができます。そして当時の客家人の文化や風習が鮮やかに伝わり、大変勉強になる作品だと痛感しました。 「ザ・ホスピタル」では時代の最先端を走るテレビレポーターを演じたシェリルでしたが、本作では古風なヒロインを好演。戦う夫を支えながら家庭を守る女性で、抑えた演技ながらも芯の強さを感じさせる表情が印象的でした。シェリルにとっては挑戦的な役だったでしょうが、演技の幅が広がったのではないかと思います。  そしてアンアンは、シェリル演じるヒロインの使用人でしたが、ある出来事をきっかけに盗賊団に身を置いてしまうことに。過去を断ち切り、ボスに忠誠心を捧げる悲しい女性を演じています。 台湾で大ヒット中の本作は“今年一番の感動映画”というキャッチフレーズ通り、リアルな歴史を感じる感動作でした。日本では、2009年に開催される映画祭での上映を計画中とのこと。機会がありましたら、ぜひ見ていただきたいです。

「一八九五」公式サイト(中国語):http://www.1895.com.tw  


閔妃殺害(乙未事変)事件を何故いま謝罪するのか

2009年08月25日 00時02分54秒 | 歴史

テレビ朝日系列「報道ステーション」で奇妙な映像を見た。114年前の朝鮮王朝・閔妃(ビンピ)を殺害した当事者の子孫が、韓国に謝罪に行くというドキュメントだ。  

                    (台湾映画「一八九五 乙未」)

たまたま、台湾で同じ年に起きた抗日闘争を描いたのが、上記の台湾映画「一八九五 乙未」だ。このDVDは未見だが、日本人の立場にも理解を示し、極めて客観的に史実を描いていると評価されている。

 一方、閔妃殺害に関しては、犯人の子孫であるという八七歳の老人医師が、和解を求めて韓国へ謝罪の旅に出る。しかしながら、閔妃の子孫とされる韓国人は、日本人の老医師に土下座して謝罪を求める。周囲には、謝罪に来た日本人が土下座する映像を撮ろうとする韓国のマスコミ陣が取り囲む。

これはいったい何なのか? 「南京大虐殺」が問題になったときも同じような光景を見た記憶がある。その昔、サヨクの日本人は中国にでかけ、「日本帝国主義」の犯罪を糾弾し、中国人民との連帯をうたった。当時の中国側は、加害者は「日本帝国主義」であり、「日本人民」はその被害者だという理解だった。
ところが、今や「南京大虐殺」は、残虐な日本人の戦争犯罪だということになっている。「民族の犯罪」という訳だ。
歴史認識というものは、先方の都合でかくもころりと変わる代物なのだ。

もちろん、日本が企てたという暗殺の陰謀は、決して肯定できるものではない。老医師の気持ちも分からぬではない。
だが何故、総選挙間近のこの時期、こういうタイミングで、このニュースが流されるのか。テレビ朝日の本音がどこにあるのか考える必要があるだろう。はっきり言えば、外国人参政権を認めようとする民主党をバックアップするためではないか。日本はこんなに悪いことをしたのだから、参政権くらいあげてもいいじゃないか…というキャンペーンなのか?

一方的な懺悔など、日本人同士でもなかなか理解されないのに、文化が異なる韓国人に果たして通じるのだろうか。これが素朴な疑問だ。

【番組の概要】
1895年に起きた閔妃(日本での呼称:びんぴ)殺害事件の全ぼうや、実行犯たちの子孫が110年ぶりに韓国を訪れ謝罪する場面を盛り込んだ特集が、24日夜10時からのテレビ朝日のニュース番組で放送される。  日本の地上波テレビ局のニュース番組のうち、最も高い視聴率(20%)を誇るテレビ朝日の『報道ステーション』は24日、明成皇后殺害事件に関する14分間の特集を放送する。今回の特集は、韓国を代表するドキュメンタリー演出家であり、韓中日3国放送プロデューサー・フォーラムの常任組織委員長を務めるチョン・スウン監督が、2005年に制作したドキュメンタリー『110年ぶりの追跡 明成皇后殺害事件』を基にしている。テレビ朝日の関係者は「日本人があまりよく知らない歴史的事実という観点から、特集番組を放送することを決めた」と説明している。  明成皇后殺害事件は、日本ではほとんど知られていない「恥ずべき歴史」だ。チョン監督のドキュメンタリーは、朝鮮駐在の日本公使だった三浦梧楼が、48人の刺客を動員し、景福宮に乱入して明成皇后を暗殺したという歴史的事実のみならず、実行犯の一人である国友重章の孫に当たる河野龍巳さん(88)、家入嘉吉の孫の嫁に当たる家入恵子さん(76)などが初めて韓国を訪れ謝罪したことにも触れている。  テレビ朝日のニュース番組は05年以降、毎年韓国を訪れ、しょく罪を続ける子孫たちの姿を取材している。


北投温泉「温泉博物館」の歴史展示

2009年08月22日 12時04分10秒 | 台湾
北投温泉にある「温泉博物館」に行く。
北投温泉は2度目だったが、同行者は初めて。私も「温泉博物館」は初めてだった。
この建物は、台湾総督府を設計した森山松之助によるもの。森山はこのほか、台北州、台中州、台南州などの官庁建築、専売局などを手がけた。
台南州の庁舎は、現在、国立文学館として使用されている。私が見た中では、専売局の建物が最も優美で気に入った。

   (専売局庁舎)

日本統治時代、公衆浴場として使われた「温泉博物館」は、畳敷きの宴会場、大正ロマン風のサロンなどがあり、訪れる日本人には安らぎの空間となっている。



その入り口には、ビデオがあって、「台北1937年」という映像が流されていた。これは、日本のニュース映画社によって撮影されたもので、当時の街並み、人々の生活などが分かる貴重な資料だ。


帰宅してYouTubeを見たら、すでにこの映像はUPされていたが、私が撮った映像の方が時間が長いようなので、あえてUPした。



台北1937年~北投温泉「温泉博物館」の歴史展示より



第二の「英国国歌」を流す民主党はどこの国の政党か?

2009年08月22日 03時40分57秒 | 政治
民主党が選挙用に制作したビデオを見たとたん、絶句した。冒頭に流れる音楽が「威風堂々第1番」だったから…。

周知のとおり、エルガーによって作曲されたこの「威風堂々」は、第二のイギリス国家と言われるほどの曲だ。それを承知しながら、公職選挙法に基づく公式ビデオに使ったのなら、ぜひ理由を訊きたいものだ。知らなかったというのならば、その歴史感覚の無さを恥じ入るべきだろう。

私自身、ある学校の卒業式で、教師と一部の生徒が「君が代」斉唱に反対しながら、退場行進にこの「威風堂々」を流したのを見て愕然とした記憶がある。民主党のビデオは、その再現だったのだ。

「威風堂々」をよく聴くがよい。ユニオンジャックが世界中にひらめいた、大英帝国全盛の時代と英国王室を賛美する内容なのだ。「君が代」や「皇室」は嫌いでも、英国ならOKというわけか…?

こんな政党に「アジア重視」の「友愛外交」などやられては、アッという間に日本は衰退していく。そういう確信をますます深めた。



威風堂々第1番(プロムス2008)



台湾映画のDVDを探す

2009年08月22日 03時09分50秒 | Weblog
台湾映画DVDの購入も、旅行の目的のひとつ。知人に頼まれた分も含めて、かなりの枚数を購入した。

 (蔡明亮 精選作品集)(台湾人生)

まず、探したのは「愛情万歳」という映画。「蔡明亮 精選作品集」(三枚組)に収められている。何故、この映画かというと、今話題のドキュメンタリー映画「台湾人生」の監督である酒井充子さんが、ある「インタビューで「”愛情万歳”を見て、台湾に興味を持った」と応えているから…。
早速、私も見てみたが、タイトルから予想していた内容とは全く異なっていた。ひとりの女と二人の男の愛を描く映画だが、私にはとても暗く重い内容だった。この映画に共感できるほど、私はもう若くないのかもしれない。こういう映画を挙げながら、あの「台湾人生」を作った酒井充子という人にますます興味が湧いてきた。

  (「一八九五」と「心動」)

「一八九五」と「心動」は、メル友である台湾人の方から教えてもらった映画。まだ見ていないのだが、楽しみだ。

 (「男孩子」)

それと、店の人が薦めてくれた「男孩子」。中国語を聴き取る勉強には、役立つかも知れない。
このほかにも、「覇王別姫」(これは台湾映画ではないが)、「悲情城市」などの定番も安かったので購入した。いずれも重みのある内容なので、今の私はパスしたい映画だ。心身の老朽化に伴い、深く重いモノは、受けつけない体になったようだ…。


「蟹おこわ」「石班魚」を満喫~Holidays in 台北

2009年08月22日 00時21分43秒 | 台湾
旅行者が少なくなったお盆明けに台北に行く。およそ2ヶ月半ぶりだが、今回は配偶者同伴なので、堅苦しい訪問先は避けて、おいしいものを食べ歩こうという旅行だ。

旅行会社の手違いでキャセイのチケットが入手できず、中華航空のビジネスクラスに変更になった。ゴージャスでくつろいだ気分。一度味わうと、もうエコノミーには戻れないかも…。


(「阿美飯店」で食べた”蟹おこわ”)

最初の夕飯は、台南名物の蟹おこわ。本当は、新幹線に乗って台南に行き、「阿霞飯店」で食べたかったのだが、台風被害が伝えられるなか、台南行きを断念。台北の阿美飯店で食べることにした。台湾通の方から聞いた店だけあって、どの料理も美味。配偶者も大いに満足したようだった。

 (烏来の滝と野鳥の焼き鳥)
(タイヤル族の女性と……?)

翌日は、烏来(ウーライ)へ。日本統治時代に作られたトロッコ鉄道とロープウェイで山の中腹へ。周囲は観光施設が整備されていて、外国人観光客が充分楽しめるようになっている。ディズニーランドの「魅惑のチキ・ルーム」に似た「原住民ビア・レストラン」で昼食。「野鳥料理」「豚肉の焼き肉」などを食べる。生のニンニクを添えて食べる野鳥(多分、雉の一種か)のワイルドな味を楽しんだ。タイヤル族の土産物店では、「…奥さんは、原住民とそっくりね!」と言われた。(上掲写真)
夜は、「鼎泰豊」の小籠包を食べに出かける。

次の日、特に予定は組んでいなかったのだが、配偶者が太平洋側の街「宜蘭」に行きたいというので、台北駅へ。しかし、さすがに旅行シーズンなのだろうか、花蓮行きの自強号は満席。そこで、出発間近の彰化行列車に乗る。各駅停車なので、高校生のおしゃべり、おにぎりを食べるOL、子連れのお母さんといった乗客の姿を楽しみながら、新竹へ。

(日本時代に建てられた新竹駅と駅前プロムナードの流水)

新竹の街を見ると、日本時代の都市計画がよく分かる。上野駅のような駅舎、駅前の広場、広場から放射状に広がる幹線道路、遊歩道(プロムナード)と疎水、城門を囲むロータリーなど、緻密に設計された街づくりに改めて感心する。台南でもそうだったが、日本時代の建造物や組織は、きちんと継承されているように思われる。博物館などの説明でも、日本統治時代を一方的に非難するような記述は一切見られない。ここが中国大陸とは全く異なる点だ。

(新竹名物の「貢丸(肉団子)とビーフン」 新寮漁港)

新竹駅からタクシーで新寮漁港へ。ガイドブックに「港の近くには新鮮な海の幸が並ぶ海産物屋や食堂もある」と書かれていたからだ。
市場の一階は新鮮な魚介類の数々。特にピチピチと跳ね上がるエビに、食指が動いた。二階は食堂街。元気なおばちゃんの店で、茹でた蟹とエビを注文。でも、おばちゃんは、水槽の魚を指さして「これを食べた方がいい」と主張。結局、その魚と、見知らぬ野菜炒めも注文。豪華なおやつ(午後三時だったので)になってしまった。やっぱりおばちゃんの言ったとおり、その魚(焼き魚として出された)料理が最も美味しかった。魚の名前は「石班魚」。カサゴの一種だろうか。


(南寮漁港・食堂のおばちゃんと。  「石班魚」は左奥の一品)

あとで知ったのだが、この南寮漁港の近くには飛行場があり、第二次世界大戦末期、特攻隊が飛び立ったところだという。言うまでもなく、当時、台湾は日本の一部であり、日本の特攻隊は沖縄に向かって飛び立ったに違いない。

南寮漁港から見える台湾海峡は、波も穏やかで平和そうだった。澎湖島・馬公でも感じたことだが、現地を訪れて初めて見えてくる”圧倒的な日本”の姿。
その解釈は各自に委ねられているが、NHK番組が描く”恥ずべき歴史”でないことだけは確かだ。





田中真紀子が民主党から出馬だって…

2009年08月16日 03時32分58秒 | Weblog
先日、ミッキー安川のラジオ番組を聴いていたら、田中真紀子をボロクソに批判していた。田中が外相だったとき、密入国してきた金正日の息子を追い返した話や、中国の肩を持つあまり、李登輝氏の訪日に猛反対したエピソードを採り上げて、「あの女は何だ、あいつは早稲田だったな、早稲田なんてなにやっているんだ!」などと大いに立腹の様子だった。

孤老・ミッキーの憤激は分からぬわけではない。外相時代に現した馬脚の数々を見れば、田中真紀子がおよそまともな政治家などとは思えないからだ。
その田中を民主党は公認したという。間違いなく小澤一郎の意向だろうが、このことから民主党への不信感はますます強まるだろうと思われる。

自衛隊の国連軍への参加、在日外国人への参政権付与、高速道路料金の無料化、年金の一元化等々、どれをとってもポピュリズム(大衆迎合)のオンパレードだ。そこに、あの「バカで」「うそつきで」「○○○○ババア」の田中真紀子が加わるのだから、民主党という政党自体の資質が問われていると言うべきだろう。

来る総選挙は、文字通り「不毛の選択」となるが、少なくとも私は「亡国の道」を提示した民主党には一票を投じないだろう。「無能」で「二世」で「厚顔無恥」の田中真紀子を何故公認したのか?



田中真紀子氏、民主党から総選挙出馬へ



たこ焼き屋さんが語る「核廃絶」~NHK「日本の、これから」

2009年08月15日 20時22分31秒 | マスメディア
NHK・TVで放送された「日本の、これから ”核廃絶”は可能か?」を、NHKの体質を示すものとして、興味深く見た。

議論の参加者は、職業と名前を書いたプレートを付けている。さまざまな職業、性別、国籍、専門家、素人が網羅されているという、極めて総花的な人選だ。

最初の質問は、北朝鮮の核の脅威。これに対して、①対話による解決、②防衛態勢の強化のどちらを選ぶかという二者択一の設問が提示された。

参加者のひとりに「たこ焼き店 渡辺」という女性がいた。予想どおり、この女性は、上記の設問に対して「①対話による解決」を選択した。また、女子大生は、①を選択する理由として「生まれてくる子供達が戦争に会うのでは可哀想…」と言って涙ぐんだ。
全体的な印象として、高齢者(被爆者を含む)、教師、専門職、NPO関係者そして在日朝鮮人・中国人などは、①を選んだ人が多かったように思われた。

国際政治を語る前提として、①パワーポリティックスとは何か? ②東西対立・冷戦構造の歴史、③南北問題、④資源・地球環境問題などのイロハを理解しているのが常識だと思うのだが、上記のような参加者は、そんな知識を持ち合わせているようにはとても思えなかった。感情論だけでは議論が成立しないのに、論理的に突っ込まれると「あなたは長崎に行って、被爆者の前でその話をしたほうがいい」などと言い出す人もいた。

ド素人が語る「国際政治」ほどあてにならないものはない、と私は思う。「核廃絶」「平和」「地球環境」などという人類共通の課題は、もう少しまともな人たちによって語って欲しいと思うのだが、今のNHKに期待するのは所詮無理というものだろう。ある参加者が、中国・新彊ウイグル自治区に於ける核汚染、民族暴動の問題に言及したとたん、司会者である三宅アナはあわててこれを封じた。ああここまで中国に遠慮するのかと思い至った。
「たこ焼き屋」さんも、学界の権威である武貞防衛研究所統括研究官もまるで同列においたディスカッションというのは、いかにもNHKらしくて、お笑いぐさだ。

民主党が政権をとったら、①「国連軍」を機軸とした安保構想、②在日外国人への参政権付与、③靖国神社に代わる、国立慰霊施設の建立などが実現するかも知れない。
このNHKの番組には、ポピュリズムの極致と言うのか、来るべき民主党政権への露払い役を兼ねているかのような危うい感じを受けた。




李登輝氏の講演会

2009年08月15日 10時38分51秒 | 社会

来月、東京で李登輝氏の講演会が開かれるそうだ。

1.新日本創生フォーラム「この国に誇りと希望を!」
  講師:李登輝先生
2 日時:9月5日(土)午後2時~  
3 主催:社団法人東京青年会議所

http://www.tokyo-jc.or.jp/2009/news/0806.html

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李登輝氏は86歳。近年、健康問題が話題になったが、元気になられたようだ。
それにしても、ご高齢故に講演会を開くことは今後考えにくいだろう。興味ある方は、今回の講演をぜひ聴いておきたい。
李登輝氏の話は、あらゆる立場を超えて傾聴すべき価値がある。


鶴瓶の家族に乾杯スペシャル~台南特集

2009年08月14日 08時51分44秒 | マスメディア

8月17日(月)午後7時半から、NHK・TV「鶴瓶の家族に乾杯」で台湾・台南特集が放送される。以前、ベトナム・ホイアン、韓国・済州島を採り上げたことがあり、初めての海外ロケというわけではない。

【鶴瓶の家族に乾杯スペシャル~台南編】
 http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2009-08-17&ch=21&eid=21608

NHKスペシャル「アジアの”一等国”」(4月5日放送)が偏向報道だとして糾弾されるなか、NHKが初めて採り上げる台湾関連番組だ。バラエティ番組とはいえ、その内容が注目される。

今朝、NHKニュースは、台湾の台風被害について、「台湾当局」「台湾の馬英九政権は…」と報道していた。「台湾政府は…」とか「中華民国政府は…」とは決して言わないのだ。「馬英九政権」とわざわざ言う狙いは、あたかも強圧的な権力を行使して、台湾を不法占拠している政権であるかのような印象を与えるためではないか。

周知のとおり、現在の中国国民党・馬英九政権は、決して非合法の政権ではない。公正な民主選挙によって選ばれた政権だ。これは民進党支持者であっても認めるところだ。
大陸・中国の共産党政権こそ、一度も民主的選挙を実施したことのない一党独裁政権である。中共(=中国共産党)は、大躍進運動、文化大革命などを通じて、何千万人もの民衆を餓死あるいは虐殺してきたが、いまだその歴史的総括を行っていない。

ジャーナリストとしてそのことを知りながら、わざわざ「ひとつの中国」「媚中」報道を続けるNHK。まさか、「鶴瓶の家族に乾杯」の中で、「ひとつの中国」「中華民族」を強調するとは思いたくはないが、もっともっと、注意深く監視する必要がありそうだ。

 

 


「マントヴァーニ・ショウ」(1959)のアービング・バーリン特集

2009年08月13日 17時45分24秒 | 音楽・映画
1959年から60年にかけてTV放映された「マントヴァーニ・ショウ」(Mantovani Show)の「アービング・バーリン特集」の一部をUPした。
英国・BBCが制作したこの番組だが、50年を経た今、BBCアーカイブにも資料はほとんど残されていない。
この番組は、16mmのモノクロ・フィルムで撮影された。UPした映像は、何らかの理由で中古市場に流されたものらしい。保存状態が極めて悪く音飛びもあるが、本家BBCにも残されていないという貴重な映像だ。

古色蒼然としたこの映像にノスタルジアを感じるのは、どんな人なのだろうか?


「マントヴァーニ・ショウ」(1959)のアービング・バーリン特集



人種主義が見え隠れするマグロの捕獲規制

2009年08月12日 04時46分17秒 | 社会

モナコという国は、面積1.95平方キロ、人口3万人強の超ミニ国家だ。一般の日本人には、モナコグランプリや切手くらいしかなじみがない。

このモナコが、奇妙な主張を始めた。クロマグロの捕獲規制だ。シーラカンスと同じように絶滅の危惧があるので、ワシントン条約に基づき捕獲規制を求めるという。これには、ドイツ、フランスなどの欧州諸国も賛成の意向だと伝えられる。

すでに鯨の例で明らかだが、鯨の捕獲規制が「地球環境保護」というイデオロギーに結びつけられ、その結果、鯨を捕食する日本が「悪役」を押しつけられている。今回のマグロでも同様で、欧米諸国が日本をつるし上げる光景に、人種主義的な悪意を見るのは筆者だけなのか。

第2次大戦に敗北した日本。その結果、欧米式イデオロギーが押しつけられ、伝統的な日本精神は失われた。米国の庇護のもと、「便利な財布」としてのみ、日本は欧米諸国に重宝されてきた。
今度は、マグロをネタに日本を強請(ゆす)ろうというのか?こんなゆすり、たかりを日本政府は断固拒否すべきだ。
最近、寿司に目がない私は、本当に怒った!?

 

「取引禁止」に反対=大西洋産クロマグロで-政府

 モナコなど欧州の一部の国が、大西洋と地中海で捕獲される高級魚クロマグロ(本マグロ)の国際取引の禁止を目指していることに対し、農水省は10日、日本政府として反対の意向を明らかにした。すしや刺身に使われ、禁止されると影響が大きいため、「(国際機関の)管理の下で、保存・管理を実施すべきだ」(井出道雄農水事務次官)と反発している。
 大西洋・地中海産クロマグロの漁獲量は年3万3000トンで、うち約2万トンが日本で消費されている。モナコは7月、絶滅の恐れがある生物を定めたワシントン条約の対象とするよう各国に呼び掛けており、英国やドイツ、フランスなどが同調する見通しだ。(2009/08/10-17:40)


台湾の台風被害

2009年08月11日 12時04分29秒 | Weblog
もうすぐ、台北へ行く。今朝、静岡の大地震に驚いたあと、メル友から次のような映像を教えていただいた。台湾新幹線の車内から撮った映像のようで、嘉義あたりの景色のようだ。何ヶ月か前、台南から台北まで乗ったときは、豊かな農村地帯という印象だった。それがまるで海のようになってしまった。
台南にも行こうと思っていたのだが、とてもそんな状況ではないようだ。


高鐵_20090809_台南-嘉義 陸上行舟



また、【台湾の声】は次のような速報を配信している。600人全員が絶望ということであれば、史上最悪の惨事となってしまうが、50年前とは異なり防災技術が向上した現在、まさかそんなことはありえないだろうと、個人的には感じている。
阪神大震災の時は、真っ先に救援物資を送ってくれた台湾。未曾有の惨事ならば、何とか応援しなければならない…・。


【台湾水害】600人が生き埋めの可能性

産経新聞2009年8月11日

【台北=山本勲】台風8号が台湾に「50年ぶり」と言われる大きな被害をもたらしている。嘉義県など南部3県を中心に史上最大の降水量を記録。10日午後4時(日本時間同5時)現在の政府当局発表によると、死者15人、行方不明者55人に及んでいる。地元メディアは山村部で数百人が生き埋めになっている可能性を報じており、犠牲者はさらに増える可能性がある。中央気象局が今回の台風を過小評価したことや中央と地方の連携不足など政府の対応のまずさに、多くの批判が聞かれる。

 7日夜に台湾本島に上陸した台風8号は、9日になってようやく台湾海峡に抜けた。当局発表によると、6日零時から10日午後2時までの降水量は、嘉義県阿里山で2935ミリを記録するなど、南部3県(嘉義、屏東、高雄)で2500ミリを上回った。わずか4日間で台湾の年間降水量(2510ミリ)が降った形だ。

 洪水による避難者は約1万人にのぼる。山間部では土砂崩れ、平地では洪水による橋梁断裂(20件)や堤防損壊(21件)などの被害が続出している。農業損害は約50億元(約150億円)と推定されている。

 10日付の「聯合晩報」は、高雄県山間部の甲仙郷という小村で、約600人が生き埋め状態にある可能性を報じている。他の村でも同様の事態が懸念されており、これから犠牲者や行方不明者が大幅に増える懸念もある。

 台湾では1959年8月の水害で667人の犠牲者を出したが、今回はそれ以来の大災害と地元メディアは報じている。