澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

総選挙~「”小池劇場”が日本を滅ぼす」がいよいよ現実に

2017年09月28日 02時36分32秒 | 政治

 『安倍総理の”誤算”が「一大勢力」誕生へ』…明日のテレ朝ワイドの見出し。マスメディアの焦点はずしはここまでくると犯罪的。安全保障、隣国の脅威を見て見ぬふりをして、「小池劇場」に狂騒する、この愚かさ。

 小池都知事の築地・豊洲問題を批判した、有本香『「小池劇場」が日本を滅ぼす』は、小池百合子という政治家の本性を鋭く突いている。 


 安倍首相の衆院解散を「大義なき解散」「モリカケはどうした」と騒ぎ立てるマスメディアは、またぞろ小池百合子に”寄り添い”、「ワイドショー政治」に肩を持つ。
 TVワイドショーは、「小池劇場」の太鼓持ち。その中で、木村太郎だけが「政権選択などよりも、安全保障、北朝鮮の脅威が問題。これを見て見ぬふりをすると、後で臍を噛む」と苦言。最重要課題をスルーするというこの国民性、何かのトラウマなのか。
 
 有本香の本の帯には「”パフォーマンスの女王”小池百合子と日本は心中するのか?」と書かれている。都議選のときは、何と大袈裟な表現なのかと思ったが、今となっては現実感を否めない。

  このままでは、レミングの集団自殺を連想させる政治状況になりかねないのだが…。

 


陽明山公園(台北)を散策

2017年09月25日 02時40分01秒 | 台湾

 先日、台風18号が日本列島を縦断しているさ中、台北旅行を楽しんできた。15日、野柳地質公園(基隆郊外)で女王頭(クイーンヘッド)などの奇岩を楽しんだ後、翌日は陽明山公園に向かった。

 宿泊ホテルから最寄りの南港駅(MRT、台鉄、新幹線)に行き、MRT板南線で台北駅、MRT淡水信義線に乗り換えて北投駅で下車。そこからは「111番系統」のバスが陽明山へ行くという。
 この日は、あらかじめMRT一日乗車券(180元)をもらっていたので、MRTとそれに接続する市内バスはこのカードをタッチさせるだけでOK。


    台北MRT(地下鉄)一日乗車券(180元)

 バス停に並んで待っていたが、「111番系統」のバスが通過していく。二台見過ごしてようやく気づく。大きく手を振って「乗るよ!」と意思表示しないと、MRT駅前のバス停であっても、運転手は通過していってしまうと。

 ともあれ、バスに乗り込むと、次第に市街地を離れ、山を目指して登っていく感じになる。陽明山国家公園は、活火山である陽明山を中心とする山々、湖沼などの総称で、箱根と似ていると言えるだろう。

 40分ほどバスに乗って、前山公園があるバス停で下車。そこから循環バスに乗り換えた。


   循環バスの掲示板

 循環バスに乗り二子坪バス停(上記写真の左上)で下車。二子坪の管理事務所で地図をもらおうとしたら、ボランティアのご老人が日本語で話しかけてきた。「どこからきたの?」「東京から」と応えると、親指を上げて「東京は世界一の町の一つだね」と。お歳を尋ねると「80歳」とのこと、師範大学で二年間日本語を習ったというお話だった。ネイティブ(つまり日本人)と同じ日本語を操れる、台湾の「日本語世代」は、もはや85歳以上になってしまった。このかたは、そのすぐ下の世代となる。台湾に行くといつも感じるのは、日本との”絆”だ。


  二子坪の管理事務所で(右側がボランティアのご老人)

 このかたのアドバイスで、約1時間を要するという山には登らず、少し下ったところにある大屯自然公園に向かった。暑かったが、からりとした天気で、風が心地よかった。公園は人影もまばらで、澄み切った空気の中、緑がまぶしい。


             大屯自然公園にて

 ここで1時間ほどのんびりして、再び循環バスへ。車中からは、陽名山の火口や東シナ海を望むことができた。

  
 出発点に戻り、スタバで一服した後、近くにある「前山公園」へ。そこでは近所の人が胡弓などの伴奏で歌っている光景に出会った。そこで唄われていたのが、なんと「湯の町エレジー」(1948年)だった。日本が敗戦したあとでも、台湾人は日本の歌曲を歌い続けたと聞いていたが、まさにそのとおりだった。その映像がこちら。





 前山公園の隣には「国際大旅館」という温泉ホテル。これは間違いなく日本統治時代の建築ではないかと思った。

   国際大旅館(日本統治時代の建物)

 さわやかな陽明山を楽しんで、再びバスで下山。夕方になったので、台北市街へ。まず、MRT台大医院前で下車、台湾総統府(旧・台湾総督府)の夜景を写真に。この中で蔡英文総統が執務していると思うと、また感慨もひとしおだ。なにしろ、民進党と言えば、蔡女史。前原のは偽物ですからね。



 続いて、台湾の渋谷と言われる西門町へ。ここでは「法輪功」の人たちが「台湾独立」を訴えていた。

     西門町で台湾独立を訴える法輪功信者
 
 
MRT一日乗車券があるので、ついでに隣駅の龍山寺にも寄ってみた。土曜の夜だったので、実に賑やか。廟の前の広場では、お祭りが開かれていて、ベリーダンサーまで登場した。


 龍山寺前広場のお祭りではベリーダンサーも登場!


  

 この旅行、オイルサーチャージなどの諸経費を含めた旅行会社への支払額は、5万円弱だった。交通の利便性が格段に良い南港駅前にオープンしたばかりのホテルに三泊、MRT乗車券ももらえたので、こんなお得な感じの旅行はなかなかないと思った。それもこれも、台風18号サマが日本列島に「右折」してくださったおかげだった。

 台湾旅行ですばらしいのは、個人が自由に街を歩けること。台湾人は親切な人が多く、下手な華語(中国語)を使うよりも、日本語と漢字の筆談で十分に意思疎通ができる。台湾の治安、保健衛生、諸インフラの安定度は、ほぼ日本と同じ。街を歩いても安心、交通手段も完璧に整備されている。極めつけは「美食」(グルメ)。
 今回も阿美飯店で蟹おこわを食べたが、それ以外にもたくさん小グルメがある。永康街の「ネギ焼」は特に美味だった。もう一度食べたい。台湾鉄道の駅でしか買えない「台鉄弁当」(臺鐵便當)もね。

       永康街のネギ焼屋台


     台鉄弁当(下が80元、上が100元)


野柳地質公園(台湾)に行く

2017年09月19日 13時13分19秒 | 台湾

 9月14日(木)から17日(日)まで格安ツアーで台北へ。台風18号の上陸が心配だったが、旅行直前に突如「右折、東進」して日本列島を直撃することに。おかげで、4日間好天気に恵まれ、あちこちで歩くことができた。

 宿泊したホテルは、今年3月にオープンした洛碁大飯店南港館(Green World Hotel Nangkang)で、MRT(地下鉄)、臺鉄、高鐵(新幹線)の三線が乗り入れる「南港駅」のすぐ近く。台湾のどこに行くのにも便利、新開発地区にあるので安全、平穏な環境。

 15日(金)、9時ごろMRTで台北駅へ。約25分で到着。バスターミナルで台北旅行には必携のEasy Card(日本のSUICAに相当するカード)の購入方法を教わり、MRT駅で購入、チャージした。一昨年、高雄から鵝鑾鼻(がらんび)岬を訪ねたときには、すべてカードで運賃を払うシステムだったので、高雄のカードは持っていたが、台北地区とは統合されていないと聞いていた。ともかく、このカードがないと、バスにも乗れない(現金で支払うことはできない)ので、個人周遊の場合は必携のアイテム。

   ← Easy Card (MRT各駅で購入可能)

 10時10分、国光バスの「野柳」行きに乗る。ホテルがある南港方面にバスは戻り、ホテルの窓から見えた山を越えて、基隆市街へ。基隆港がある中心部には行かず、途中で山中を縦走するようにして「野柳」へ。バス停から漁港を経て約10分歩いて、12時10分前頃到着した。料金は96元ほどだった。

 「野柳地質公園」は入場料80元(約290円)、遊歩道がきれいに整備され、素晴らしい公園。お目当ての「女王頭」は、韓国人の若者が占拠していて、なかなか順番が来ないので、遠くから眺めるにとどめた。しかし、他の岩々、露出した地表は、文句なく素晴らしい。地質好きのタモリは「ブラタモリ」でぜひここを訪れるべきだろう。

 女王頭

 帰路、XO醤と干しエビを買った海産物店は、とても親切だったので、そこのおばあちゃまと思わず写真を一枚。

 台北リピーターでも、この野柳地質公園に行く人は少ないのかも知れない。公園内では、一組の日本人を見かけただけで、大半は韓国人、中国人(大陸からの観光客)だった。彼らは一見してすぐにわかる特徴がある。自意識過剰的に外見を気にして気取っているのが韓国人、野暮な服装で大声を出しているのが中国人。静かで飾らないのが台湾人だ。

 もちろん、何のトラブルもなく訪れることができる場所なので、台湾大好きのかたはぜひ次回の候補に。

 以下は、スナップ写真です。

 


マイミク(Mixi)の困ったジイサン

2017年09月05日 05時18分42秒 | hobby

「お久し振りです。マイミクを一人削除と書かれていましたが、何かあったのでしょうか?」とMixiのマイミクからメール。

 次のような返事を送った。

 友人のSさんのマイミクであるOという人がマイミクになりたいというので、一年以上も前からマイミクになりましたが、このところ我慢も限界になったので、あのように決断しました。

 このOという人、「日本人は劣った民族で、その原因は漢字文化に毒されているから。漢字文化を捨てて、英語を国語とするべきだ。シンガポールのようになるべきだ」というお方。海外経験も豊富(?)で、クリスチャン、何かにつけ白人との付き合いを自慢する。まさに魯迅が描いた「偽毛唐」そのものか。

 当初はまともに対応していましたが、とにかく人を小ばかにしたような反応が多く、辟易としました。自慢話も多く、世田谷区在住のクリスチャン(私は世田谷区など好きではありませんが)でルノーの外車を自慢する。70歳前後のクソジジイだと思いますが。

 とどめは、テリー伊藤の北朝鮮擁護発言についてつぶやいたら、Oは「オツムが弱いからでしょう」と書きこみ、私が「そんな人が20年もTVに出続けられますか」とつぶやいたら、「オツムが良ければ今頃霞が関で悪だくみをしていますよ」と書きこみ。そこで、私が「そうおっしゃるOさんは、もしかして霞が関OBか、東大卒であられるのでしょうか?」と訊いたら、「邪推は失敗の元だとだけ申し上げておきましょう」との返事。万事がこの調子だったので、この一言で堪忍袋の緒が切れました。

 台北は臭いところだ、とか、「アジア人蔑視」発言が、上記のような嫌味な文体で多々ありました。その特徴がエスケレート気味だったので、「こいつ大丈夫か?」という感じはありました。

 というわけで、ご本人には読めない範囲(友人だけの範囲)で私は「あるマイミクはさぞかし白人に似たハンサムで、英語はペラペラらしい。漢字文化に染まっているアジア人を見下した挙句、”英語を国語にせよ”と言い続けている」と書いたりもしましたが。もしかして、ご覧になったかもしれません。

 歳をとると、これも一期一会と思い、我慢してきましたが、受忍限度が過ぎました。

 以上のような経緯です。大した話ではありませんが、十分に「不愉快」な体験でした。

 それよりも、近々臺灣に行きます。特に予定はなく、XO醬を買ってこようかとか言っています。台風が心配。どこかいいところはありますか?

 SNS上の出会いは楽しいものだが、中にはトンデモない人がいるものだと実感した。