澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

トランプ大統領と金美齢の握手を報道しないマスメディアの怠慢

2019年05月30日 03時07分45秒 | マスメディア

 来日したトランプ大統領の一挙手一投足を囃し立てたと思ったら、今度は川崎のカリタス学園殺傷事件で大騒ぎのTVワイドショー。

 そのTV各局が決して触れなかった話題がある。それが、この写真。


 大相撲観戦のトランプ大統領が金美齢女史と握手

 NHKの大相撲中継では、アナウンサーが「トランプ大統領が一般市民と握手をしています」とコメントした。生中継の映像から、その市民が金美齢女史だと判断することはできないだろうから、このアナに他意はなかったに違いない。

 金美齢、櫻井よしこ両女史を大相撲観戦に誘った、ジャーナリスト・門田隆将氏によれば、これは全くのハプニングだったと言う。「毎日新聞」だけが、トランプ大統領と日本のネトウヨとの遭遇が画策された結果だと揶揄したが、門田氏はこれに対してもはっきりと否定した。

 ど素人のオヤジである私でも、次のようなことが見えてくる。金美齢女史は、台湾独立運動家であり、陳水扁政権下で台湾(中華民国)総統府政策顧問を務めた人物。同席した櫻井よしこ女史は、中国大陸の人権侵害、中共(=中国共産党)の統治に異議を唱えるジャーナリスト。そして、門田隆将氏は『この命、義に捧ぐ―台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社、2010年)の著者。
 この三人がトランプ大統領と握手をしたのだから、それは中国に対するある種のメッセージになったに違いない。仮に門田氏の言うとおり「偶然」だとしても、その効果には変わりはない。

 「ひとつの中国」に呪縛され、中共政権に媚びへつらう日本のマスメディアは、国技館でのこの握手の意味を分析することさえしなかった。ネット番組では、その意味を分析しているのに…。 

【生田のいくバズ】Part14-① 生田復活!!日米首脳会談を振り返り、トランプ大統領と握手していたあの人も登場?

 


韓国知識人が語る「反日」の実態~嘘の国民、嘘の政治、嘘の裁判

2019年05月29日 15時41分49秒 | 歴史

 ふとしたことから、韓国のネットTVの映像を知った。李承晩を崇敬する団体のTVらしいので、日本人にとってはいい印象を受けない。しかしながら、四回分を見たところ、韓国にもまともな歴史観を持つ人がいるのだと知った。ここには、第二回「嘘の国民、嘘の政治、嘘の裁判 」(李栄薫 ソウル大学校名誉教授)を貼付した。

 冷戦時代、南北朝鮮は骨肉を争う仲であり、自由主義対共産主義というイデオロギー上の対立もあって、韓国政府は「反日」を国是として持ち出すことは手控えた。ところが今や、「従軍」慰安婦や「徴用工」をカードにして、日本艦船にレーザー照射する有様。この原点には、嘘を習いとする韓国人の国民性があると李教授は指摘する。さらに興味深いのは、韓国の主張の背後には、朝鮮総連の策謀が存在するという事実だ。「強制連行」「従軍」慰安婦などのデマゴギーに関しては、総連傘下・朝鮮大学校(東京)の朴慶殖・元教授が書いた本が韓国に持ち込まれ、意図的な「反日」キャンペーンに利用された。

 21世紀のいま、「日帝が風水で韓国民の生気を奪うため、各地の山々に鉄杭を打った」などとキャンペーンを続ける韓国政府。国民はこんなヨタ話を鵜呑みにしているのかと思っていたら、この映像を見て分かったのだが、すべてが愚民という訳でもなさそうだ。

 とは言っても、この映像の証言者たちは、別に「親日」だからこんなことを話しているわけではない。そこだけは、確認すべきだろう。

 

2.嘘の国民、嘘の政治、嘘の裁判


「満鉄株券」が語りかけるホントの歴史

2019年05月14日 10時52分32秒 | 歴史

 最近、親族から「満鉄株券」の束をもらう機会があった。正式には「南満州鉄道株式会社」の株券一万株以上なのだが、もちろん、現在は何の価値もない。



 聴くところでは、何かのオークションでは、一枚千円くらいで取引されているようだ。だが、そんなことに興味はない。私が見たいのは、株券の背後にある「歴史」。

 2008年9月、私は、大連にある旧満鉄本社を訪れた。中国政府は、満洲国を「偽満洲国」と呼び、その歴史を一切認めていないから、「満鉄」においては何をかいわんやだ。本社の前の掲示板には、日本帝国主義の罪状が執拗に書かれ、満鉄総裁室(ここだけが現存している)は、悪の巣窟の指令室といった趣だった。



 別のところには、満鉄が誇った「特急あじあ号」の機関車が展示されていた。



 当時のブログには、この「あじあ号」に対面した感想を綴っているが、いまでも変わりはない。
 当時、家を何件か買えるほどの株券を、国家運営の過ち故に、紙くずにされてしまった株主。すなわち、それは私の親族だが、この株券の束を前にして、何を考えたのだろうか。もはや、確かめるすべはないのだけれども、金庫の奥深く保存してあった事実は、誰かにこの記憶を引き継いでほしいという気持ちがあったのかも知れない。

 「満洲」という土地が漢民族のものではなく、女真族の王朝である清朝の祖地であり、したがって、「満洲国」にはそれなりの建国理由があったこと。「満鉄」は日本帝国主義の侵略の道具だという断罪は、歴史の片面でしかなく、「満鉄」が満洲社会の近代化に大きく貢献したという事実。このような基本的な事実さえ、学校教育ではほとんど教えられていない。都合のわるいことは見て見ぬふり、美味しい話には「バスに乗り遅れるな」と殺到する国民性ゆえなのか、「満洲」という言葉はほぼ間違いなくスルーされてしまうのだ。

 「満鉄株券」を目の前にして、今からでもホントの歴史を探ってみたいと思い至った。