澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

Go to トラベルで京都旅行へ

2020年10月24日 20時51分38秒 | 散歩

 21日(水)から23日(金)まで、Go to トラベルが適用される京都旅行に出かけてきた。注目の旅行費用は、次のとおりだった。


旅行日 10月21日~23日
旅行先 京都(新横浜←→京都往復)
宿泊先 京都センチュリーホテル
旅行代金 二人で64,000円(92,000円から28000円割引)
地域共通クーポン 14,000円分を受領

 週日を利用するのは、高齢者ばかりかと思ったら、意外にも若い人たちが多かった。コロナ禍で新幹線は、対面座席を禁止していることもあって、お喋りに花を咲かせる人もなく、静かなものだった。新幹線の中でも、京都市内でも外国人と分かる人には、二組しか会わなかった。もちろん、騒々しい中国語の会話が耳に入ることもなかった。







 初日は嵯峨野めぐり、中日は伏見稲荷神社、清水寺、最終日は三十三間堂と京都国立博物館を訪れた。いい歳になって行く京都は、以前とは違った感慨をもたらしてくれる。若いころには、面白いとも思わなかったことが、なるほどそうだったのかと再認識させられる。

 宿泊した京都センチュリーホテルは駅に隣接した三ツ星ホテルで、申し分なくいいホテルだった。だが、部屋の窓からは更地を再開発している光景が見られた。旅行の前日、YouTubeでたまたま「京都 崇仁地区の歴史」を見たところだったので、そこが有名な地区であることを知った。


ホテルの部屋から眺めた光景

 「戦災」に遭わなかった京都は、良くも悪くも戦前からの社会構造がそのまま残ってしまった。戦後75年を経た今でも、17世紀からの差別構造が残っている。

 京都国立博物館で「皇室の名宝」展に行った後、崇仁地区の様子を見ると、久しぶりに人間社会の不条理を強く感じた。出自による差別ほど、前近代的で無慈悲な仕打ちはない。博物館の絵巻に描かれた、高貴なお方と下人たちの姿が重なる。

 夕食のビールと串揚げでそんなこともすぐに忘れたが…。



 京都DeepSpot 崇仁地区(かつて日本最大のタブーだった地域)
 


静岡・川勝知事「菅総理の教養レベルが露見した」発言に批判の声相次ぐ

2020年10月15日 08時23分10秒 | 政治

 体調不良でしばらくこのブログからも遠ざかっていた。
 川勝平太・静岡県知事のトンデモ発言を見聞して、「団塊の世代」の正体を見た思い。

 川勝平太という人物について、かつて西部邁は『文明の海洋史観」とか訳の分からないことを言っているおバカさん』と評した。(東京MX-TV「西部邁ゼミナール」)西部邁から見れば、たかが早大政経卒の経済学者(川勝)など歯牙にもかけない存在だったに違いない。「おバカさん」とからかったのは、大風呂敷を広げたかのような川勝の「学問業績」そのものなのか、数々のスキャンダルを起こした川勝の素行のことを言っているのか、あるいは両方なのか、今となっては分からない。

 この川勝知事は1948年生まれ、菅義偉首相と同じ学年だ。ふたりは、黄昏を迎えつつある「団塊の世代」の最後の「成功者」。その川勝が菅に対して「お前は単位を取るだけのために法政大学に行った無教養者」と言い放った。だが、私見では、法政大学法学部政治学科は、教授陣を見れば今も昔も早稲田の政経よりずっと充実している。例えば、川勝、菅と同じ年齢の竹内光浩は、法政大学法学部を卒業し学校事務職員を続ける傍ら、政治思想史家として知られた藤田省三に私淑し、藤田の没後、その愛弟子として「語る藤田省三~現代の古典をよむということ」(岩波現代文庫 2017年)を編集した。これこそ、本来の意味での子弟関係であり、権力志向だけの川勝には理解できないことだろう。



 東大、あるいは京大には入れなかったが、早大政経学部で猛勉強(?)してオックスフォード大学でPh.Dを取得したという川勝平太。菅首相を「無学無教養」とこき下ろすのは、自分はオックスフォード大学博士号を持っているんだと自慢したいためなのか。早大教授時代の女性問題スキャンダル、静岡県知事になってからの”暴政”は、川勝の人格的欠損を示しているようだ。

 西部邁が川勝を「おバカさん」とからかった理由は、川勝の俗物性と無教養ではなかったか。もし、西部が今回の川勝の言動を見たら、何とつぶやいたのだろうか。
 それにしても、この期に及んで「団塊の世代」の醜悪さを見せつけられるとは…。「団塊の世代」は、ずっと醜く、そして物悲しい。

「菅総理の教養レベルが露見した」静岡・川勝知事発言に批判の声相次ぐ 学術会議巡り

配信

菅総理が日本学術会議の候補者の任命を拒否した問題で、川勝知事の発言に対し、総理への侮辱、学歴差別だと、県に批判の電話やメールが相次いでいます。 静岡県・川勝平太知事「菅義偉という人物の教養のレベルが図らずも露見したということではないかと思います」 7日の定例会見で菅総理が候補者6人の任命を拒否した事について問われた川勝知事は「学問立国の日本に泥を塗った」と非難し、菅総理の学歴について・・・ 静岡県・川勝平太知事「(菅総理は)学問をされた方ではない。単位を取るために大学を出られたのではないかと思います」 そして…。 静岡県・川勝平太知事「(拒否した6人は)学問がなっていないということであれば、もっともな理由。それ以外の理由は、よほど法律に違反していない限り、そうしたものは言うに任せるということで、信教の自由、学問の自由、言論の自由は基本中の基本」 こうした発言に、県には9日正午までに約100件の意見が電話やメール、県のホームページの意見欄に寄せられ、大部分が知事の言動を問題視するものだったいうことです。

静岡・川勝知事「菅総理の教養レベルが露見した」発言に批判の声相次ぐ  日本学術会議問題 続報5