澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

姜尚中の新しい制服

2007年04月29日 23時25分03秒 | マスメディア
「日曜美術館」(NHK教育TV 2007.4.29)に姜尚中・東京大学教授が出演していた。「朝まで生テレビ」では満足できずに「日曜美術館」にまで手を広げたのか。日曜日の安息をあのキツネ顔で汚された気分だ。
姜尚中は主婦などには結構人気があるらしい。「進歩的」な言説とあの「知的な風貌」(?)が人気の秘密なのだそうだ。
主婦がころりと騙されても、彼の本性はすっかりお見通しだ。
ディベートの時、彼は、必ず後出しジャンケンのように最も効果的なタイミングを狙い、相手より上位に立ち「偉く」見えるように演出する。下手な役者も顔負けだ。形勢が不利と知ると、深刻な表情で「在日の痛み」という「印籠」を持ち出す。これには滅多に反論できないことを知っているのだ。
さすがキツネ男…。
早稲田大学卒でありながら、東大教授のポストを獲得するまでのゴマスリは見事なものだったし、ICUから東大に移ってからは服装、態度まですっかり変えて、さらに偉そうになった。

丸山真男に代表されるように、これまで東京大学の政治学(政治思想史)は、他の大学の追随を許さなかった。最高学府における「思索」の中心という印象が強かった。もちろん、TVでタレントまがいの活動をする教授も皆無だった。
何故、「在日」で「私大卒」という姜尚中が東大教授に選ばれたのか。「韓流ブーム」のおかげでもあるまいし、大きな謎である。人材豊富な東大に適任者がいないはずはない。この人事には、何か隠された政治的な意図があるのではないか。姜の属する社会情報研究所というところが、キー・ポイントなのかも知れない。まさか東大当局はこのキツネ男の口舌にすっかり騙されたのではあるまいね。

「在日」プラス「東大教授」を売り物にするというこの男のやり口は、本当にいやらしい。さも「良識」があるように装っても、並はずれた「自己顕示欲」は透けて見える。国家公務員であるなら、本来の職務に専念しろよ!エラソーに日本人と日本社会を批判するのなら、どこかの私立大学に移った方がいい。それとも、隣国の「Kim総合大学」はいかがかな!?日本と同じことをしていたら、「強制収容所」送りになるだろうよ…。

でもこの鉄面皮は、次は音楽番組か料理番組にしゃしゃり出そうだな…。


ルーシー・ブラックマン事件

2007年04月26日 08時53分24秒 | 社会

いわゆる「ルーシー・ブラックマン事件」の判決が出た。織原被告は無期懲役。この量刑は妥当だと思われるのだが、ルーシーさんの事件については「無罪」という判断が示されたことから、彼女の家族は納得していないようだ。
英国人の知人が、この事件に関する新聞記事(Scottish Daily Express)を送ってくれた。織原は「500人以上の女性をレイプ」「外国人女性がターゲット」「6年後には出所できる」などの見出しが目をひく。織原の写真も載っていて、関心の高さが分かる。
英国では、彼が在日朝鮮人(Koreans)の出身であり、パチンコ業で財をした大金持ちであることもきちんと報道されているようだ。日本のTVや新聞では、彼の出自は意図的に隠されている。多分、特定団体から抗議が殺到するのが恐いからだろう。
その結果、「日本人が世界でどう見られているか、それが心配です」などという噴飯もののコメントで誤魔化す始末だ。事件の真の背景に迫ろうとしない日本のマスコミ、きちんと事実関係は報道する英国紙の姿勢、こちらの方が「日本人」として恥ずかしい。

今回の事件の「教訓」は、次のとおりだ。
①ふつうの日本人が、世界からどう見られているかなどと「反省」したり「心配」しなければならない事件などでは全くない。織原という変質者の単なる凶行である。
②織原が在日朝鮮人の出身だという事実は、きちんと報道されなければならない。もちろん、事件との短絡的な結びつけは慎むべきだが…。
③被害者が若い「白人女性」でなかったら、このような仰々しい報道になったのかどうか、マスコミは自問すべきだ。欧米崇拝の歪んだ人種観が、透けて見えてくるではないか。
④日本人の「国際化コンプレックス」が、一部不良外国人を増長させている側面を忘れてはならない。英語を喋れるからといって「国際人」ではないのだ。


「ワイド・ショー」よ…恥を知れ!

2007年04月25日 10時56分58秒 | マスメディア

朝のワイド・ショーを見るようになって気付いたことがある。テレビって、こんなに程度が低いのか…と思う。視聴者を扇動するような番組づくりが気になる。特にひどいのが「テレビ朝日」だ。
例えば、衆議院議員の宿舎問題。問題の建物をなめ回すように撮ったあと、レポーターが、民間マンションならいくらだ、議員の入居費はたったこれだけだ、というような言葉をまくし立て、「議員はずるい」「私たちの税金だ」といった”市民の声”を重ねていく。
社会保険庁の問題では、「また役人が…」「税金泥棒」といった激しい言葉が飛び交う。

これは、悪しきポピュリズムの典型ではないか!? 庶民(特に主婦)に行政への憎悪を植え付け、問題の本質を隠蔽しているのではないか。バブル時代には「薄給でお気の毒」と憐れみの目で見られた公務員が、いまや「身近な悪人」扱い。これでは、優秀な人材が公務員を志望することは無くなるだろう。今朝の新聞によると、高校生がなりたい職業という調査で、公務員は前回の31%から、9%に急落したそうだ。また、国家公務員試験(Ⅰ種)の志願者は、4万人台から2万人台へと激減している。ちかごろ東大法学部の優秀な学生は、まず第一に法科大学院、次に外資系企業へと就職するのだそうだ。
マスコミが執拗に公務員攻撃を続け、「公共性」「公平性」といった公務員のアイデンティティまで否定した結果が、このありさまなのである。

 金美齢さんが、上記のような問題について「どうでもいいことばかり批判するな」と何かの雑誌に書いていた。もちろん行政改革は必要だが、枝葉末節の批判は国を誤るという趣旨である。
一方、マスコミ人の所業が注目されることは少ない。多分、取材費・制作費のごまかしなど、日常茶飯事だろうと思うのだが、「第4の権力」がチェックされることはないのだ…。  


ふたりの役人~長崎市と国立(くにたち)市の市長選挙

2007年04月25日 06時52分32秒 | 社会
長崎市長に当選した田上氏は、市の現職課長だった。市長が銃殺されるという突然の出来事に、自分の人生を賭けて立候補した。その決断は、他の人が到底まねできるものではない。
一方、着々と出世の階段を登り詰め、満を持して東京・国立(くにたち)市長選に立候補した元・都理事S氏のような人もいる。都知事まで動員して選挙運動を展開したが、結局、社民・共産が推薦する候補に破れた。「国立市民の良識が勝った…」などという”市民の声”には組みしないが、気になったのはその第一印象だ。
S氏のややくたびれた風貌、ぎこちない笑いは、いかに官僚の世界で栄達したとはいっても、一般市民には「何か裏のありそうなオヤジ役人」としか映らなかっただろう。新聞によると、S氏の書いた「マニフェスト」は”合格点”だったが、「具体的な政策イメージは出ているが、理念と候補者のキャリアにギャップがある」(「産経新聞」h19.4.25)と批評されている。
つまり、常により大きな権力を目指して"努力"し、ある時には"暗躍"してきたS氏は、都庁という組織の中では大成功を収めたが、その手法は実社会に通じなかったということだ。
彼はいまごろ、密かに描いてきた「人生カレンダー」を書き直しているのだろうか。
繰り返すが、S氏と対極に位置するのが、田上氏である。地方公務員にも彼のような人がいるのだと思うと、世の中捨てたものではない。今朝の寝覚めもさわやかだ…。

長崎市長選挙

2007年04月23日 20時28分47秒 | 政治
大方の予想に反して長崎市長選挙は、田上富久氏が当選した。
政治的な意味での感想は何もないけれど、この田上氏という人物にはすごく興味を覚える。
市長の暗殺という不測の出来事を前にして、立候補を即断した決断力には、ただただ驚嘆するばかりだ。3日前は市長の娘婿の出馬で後継者は決まり、という状況だったのに、市の管理職としての安定した身分を投げ打って出馬に踏み切った。これは、普通の公務員では到底なしえない決断である。市政に対する熱い想いが、そうさせたのだろう。そこには、いやらしい打算など介在の余地がないと思われる。
ただ、そういう”立派な”人が、権力を掌中にすると変質してしまうこともある。似たような経緯で当選した東京の某特別区長は、その悪しき一例だ…。
そんなことがないように期待したい。