澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

「地溝油」が気になる中国旅行

2010年03月30日 16時33分45秒 | 中国

下水道の排水から”リサイクル”した「地溝油」が今、中国で問題になっている。中国の食用油の年間消費量2,500万トンのうち一割が、「地溝油」と呼ばれるこの廃油。食べただけでは、味などに違いはなく、しかもコストが何分の一かで済むということで、これを使用している食堂・レストランも多いようだ。だが、この油は、発ガン性物質を多く含み、場合によってはヒ素の100倍も危険なのだそうだ。

(敦煌)

近々、ツアーで西安と敦煌に行く予定だが、「地溝油」の件がひっかかる。中国都市部の富裕層はレストランにいくとき、「マイ(My)油」を持参して調理を頼むそうだ。流通している一割が「地溝油」であれば、外食時に遭遇する可能性は、一割どころかさらに高くなるからだ。

ツアーでの食事は、選べないので、基本的にツアー会社を信用するしかない。本当に大丈夫なのだろうか大手のJ社は…!?

 毒入り餃子事件の顛末をみても、中国側の言うことは全く信用できない。あの開き直りと責任転嫁の調子で「地溝油」の取り締まりをやっているのだろうか。外国人観光客の安全など考えているとは到底思えない。
大陸の文化遺産は確かに魅力的だが、現実の中国社会は非人間的で排外的なコネ社会。その殺伐たる中国で、会社のため家族のため働いている日本人には、少なくとも”食の安全”は確保されて欲しい。

敦煌の仏像は、まさか「地溝油」などご存じでなかったはず…。


 


「サンデー・プロジェクト」の終焉

2010年03月28日 11時45分22秒 | マスメディア

サンデー・プロジェクト」(テレビ朝日系列)が最終回を迎えた。

かつて自民党の代議士会で「電波芸者」と呼ばれた田原総一朗の司会で二十数年間も続いたこの番組、きょうでやっと終わった。
高野孟などという、得体の知れない「ジャーナリスト」もこの番組で名前を売った。彼のようにワンマン田原に寄り添った受益者、逆に田原に叩かれてソンをした政治家、TV局員など、番組の終了にあたって悲喜こもごもというところだろう。

最終回の今日は、各党党首を迎えた。その中で、福島みずほが「この番組によって政権交代が可能になった」と持ち上げたのには、驚いたというよりも、この人のバカさ加減を見せつけられた感じだった。
テレ朝のアナウンサーは「歴史的な番組に立ち会えて光栄だった」とまで言う始末。番組は、田原総一朗礼賛のオンパレードで終了した。

だが、この番組は、マスメディア史上に残る最悪の番組ではなかったか。田原総一朗は単なる司会者の立場を超えて、出演者の生殺与奪を握る権力者として君臨した。視聴率万能のTV局からすれば、大衆を扇動・迎合して視聴率を稼げる田原総一朗は、とっておきの「人材」だったろう。
一方、この番組に出演して名前を売ろうとする政治家は、田原の専横を甘受するしかなかった。そこに、一司会者が「政治を動かす」というような歪んだ構図が生まれたのだ。

王様・田原にかげりが見えたのは、横田めぐみさんを巡る失言問題。周知のとおり、田原はTVの生番組で「横田めぐみはもう死んでいる。これは外務省から聞いた確かな話だ」と言い放った。「拉致被害者の会」はこれに抗議して訴訟を起こしたが、田原は「外務省関係者から話を聞いたのは事実だ。だが取材源は、マスメディアの取材の自由を侵すので言えない」とした。この身勝手な釈明が、「サンデー・プロジェクト」終了の遠因ではないかとも思われる。

田原の出現でマスメディアは、「マスメディアが政治を動かす」ことを実体験した。報道の自由の名の下で、マスメディアは政権さえも打倒することができると知ったのだ。だが、これは、バカな二世議員やタレントまがいの議員に政治を託するのと同じように、愚かなことではないのか。

来週から、あの田原総一朗を見なくても済む。それだけは大歓迎だが…。


 

 


いよいよ始まる連ドラ 「ゲゲゲの女房」

2010年03月26日 17時15分12秒 | 社会

来週からNHKの朝の連続ドラマで「ゲゲゲの女房」が放送される。朝の連続ドラマなどほとんど見たことのない私だが、「漫画家・水木しげる」には大いに興味がある。

88歳になった水木先生だが、今もお元気のようだ。東京のご自宅の周りを訪ねてみた。

 (商店街にいる鬼太郎)

(商店街と鬼太郎)


(ねこ娘とねずみ男)


(水木プロダクション)

 (近くの電気通信大学)

 

 

 

 


最も好きな国は日本~台湾の対日世論調査

2010年03月24日 10時16分37秒 | 台湾

(財)交流協会(台北支部)によっておこなわれた「対日世論調査」の結果が発表された。
台湾の「親日感情」は、変わりない。だが、大陸との微妙な関係がうかがわれる。
東アジア世界のなかで、台湾は唯一の友邦であることがよくわかる。

 台湾における対日世論調査(概要版) 2010年 3月 23日作成

● 台湾を除き、あなたの最も好きな国(地域)はどこですか?

2009
2010/3 Research Graph 1-1
半数以上(52%)の台湾人は日本が一番好きな国だと回答した。
*2008年の調査においては31%が一番好きな国を台湾と回答した。台湾と回答した人数を除いた残りの69%の回答者を母数として計算した場合、一番好きな国を日本と回答した割合は54%となる。

● 今度台湾が最も親しくすべき国(地域)はどこですか?

2009
2010/3 Research Graph 2-1
中国に対しては、好きな国というより親しむべき国と認識している(33%)。その次に親しむべき国は日本の31%とアメリカの16%。

● 日本に親しみを感じますか?

2010/3 Research Graph 3
62%の人が日本に“親近感”を持っている。但し、前回より7%減少。

● 現在の日台関係をどう思いますか?

2010/3 Research Graph 4
前回の結果と大して差はない。約30%の人は日台の関係は友好的であると思っている。

 


深化する台湾の歴史認識

2010年03月20日 11時59分52秒 | 台湾

今朝の「産経新聞」一面の「東亜春秋」欄に「深化する台湾の歴史認識」という記事が載っている。
これは「産経新聞」ならではの記事で、「朝日新聞」などの親中派メディアは、決してこういう記事を掲載することはしない。

しかし、「朝日新聞」がいかに中国に媚びても、中国の反日教育は止まらない。日本は常に「歴史認識カード」で中国に強請られる存在だ。
「産経新聞」のこの記事は、実に貴重だ。

  【東亜春秋】台北支局長・山本勲 深化する台湾の歴史認識
2010.3.20 03:18(産経新聞)
  複雑な台湾の歴史を総合的、客観的にとらえ直し、街造りや地域振興に生かそうとの動きが台湾で広がりつつある。台湾はオランダ、清朝、日本、中華民国と統治主体が入れ替わり、民族集団ごとに歴史認識や価値観が大きく異なる。しかし李登輝政権時代に始まった台湾中心の歴史教育が浸透するにつれ、戦後世代を中心にこうした動きが強まってきた。この変化が今も続く台湾内の激しい政治対立を乗り越える契機となるよう期待したい。
 台湾東北部の宜蘭県員山郷で、太平洋戦争期の日本軍や地元民の活動を紹介する記念館が来月中にも完成、オープンする。宜蘭は日本統治時代に西郷隆盛の息子、西郷菊次郎が県知事を務めたことなどで、日本とのゆかりも深い。木造の長官邸など多くの日本時代の建物が大切に保存されている。
 太平洋戦争では特攻隊の基地となり、沖縄戦では90機余りの陸・海軍の特攻隊機がここから米艦攻撃に飛び立った(台湾・東海大学の蘇睿弼助教授の研究による)。米軍の空襲から飛行機を守るための掩体壕(えんたいごう)や、通信指揮所などの軍事遺跡も数多く残されている。
戦争記念館は員山郷にある掩体壕をドーナツ状に囲む形で建てられた。館内には清国が台湾を日本に割譲した1895年から終戦までの年表や、出撃前の特攻隊員の写真、軍事施設建設に動員された地元住民の多くの証言や地図などを展示。当時を彷彿(ほうふつ)とさせる。
 若き特攻隊員を見守った地元民の証言は哀惜に満ちている。出征前の特攻隊員が母親から「これが今生の別れなら、(亡き後は)白い蝶々となって会いに帰ってきておくれ」と告げられた、といった話も数多く残されている。
 記念館建設に奔走した建築デザイナーの黄聲遠さん(47)は掩体壕を取り壊す計画を新聞で知り、県長に直談判するなどして10年がかりで完成にこぎつけた。
 蒋介石・蒋経国時代の歴史教育はもっぱら中国大陸の歴史で、日本時代を含む台湾史はほとんど教えられなかった。
 日本とかかわりの深い郷土の歴史を「広い心で、ありのまま理解する場を作りたい」と黄さんは考えた。さらに「宜蘭各地に散在する軍事・文化遺跡を自転車道でつなぎ郷土理解や観光誘致に役立てる」(同)構想もある。
これに先立つ昨年8月、台北市が南西部の剥皮寮(ボーピーリャオ)という地域の昔の町並みを復元して人気を集めている。
 清朝時代から木材の集散地として栄えたこの地域には、清朝、日本時代の町並み、建築物が混在、並存している。日中台混合の風俗文化を生かしたところが魅力だ。日本時代の小学校の教室も再現して往事をしのばせてくれる。
 2つの試みはともに10年前から始まっている。李登輝政権下で1990年代半ばから始まった台湾中心の歴史教育が浸透したことが大きい。この結果、若者の台湾人意識や郷土愛が強まった。
 新教育は日本統治のプラス面にもかなり光を当てているから、本省(日本統治時代から台湾に住む漢族)と外省(戦後中国から渡来した漢族)という省籍にかかわらず、若者の対日感情はいい。
 台湾では「台湾人か、中国人か」という自らのアイデンティティーや、「中国との統一か独立か」をめぐる対立が続いてきた。台湾主体の教育がさらに浸透、定着し、こうした対立を超克する時代が一日も早く訪れるよう願ってやまない


鳩山邦夫が坂本竜馬だって?

2010年03月15日 20時19分24秒 | 政治

鳩山邦夫氏が自民党を離党した。
さきほど、BSフジを見ていたら、インタビューの映像をかなり長く流していた。地上波の局は、取材映像を恣意的に取捨選択する傾向があるので、鵜呑みにすることはできない。その点、BS放送は、なかなかいい。

鳩山邦夫は「今の社会主義政策が続けば日本は滅びてしまう」として危機感を表した。「日本が滅びる」ような政策を進めているのが、他ならぬ実兄なのだが…。

「床屋政談」を続けるのも愚かな話だが、確かに民主党が進める「改革」は次第に馬脚を現してきた。「高校の授業料無料化」「高速道路の無料化」「子供手当」等々、話題になるのは、カネのバラマキばかり。沖縄の基地問題や外国人地方参政権問題も、日本国の安全保障という観点が二の次とされ、社民党のような無能な嘘つきに振り回される始末。国債残高も一向に減らないし、年金は削られ、消費税の増税はもうそこまで見えている…どれもお先真っ暗な状況だ。

鳩山邦夫の決断は「よし」としても、民主党の「社会主義政策」を阻止することなどできるのだろうか。「子供手当」をひとたびばらまけば、家庭の絆、社会の規範までもが壊され、日本は日本でなくなるという見方も根強い。鳩山家のお坊ちゃんは、そうした危惧をどれほど理解しているのだろうか。

国外を見れば、やたらと目立つ日本バッシング。現在の経済的優位を失えば、軍事力も外交力もない日本など「アジアの”一等国”」どころか「世界の三流国」。
鳩山邦夫は、与謝野馨、舛添要一という同窓生(東大法学部)を巻き込みたいようだが、果たしてこの危機状況を救うことができるのか。

万が一、舛添要一が首相にでもなったとしたら、マスコミは彼の傲慢さとスキャンダルをはやし立てるに違いない。自分こそが「天下の秀才」だとうぬぼれる幼児性、だらしのない女癖、漢字が読めない麻生サンと同様、マスコミの餌食にされることは間違いない。この国のマスメディアの堕落もまた救いようがない。
こんなふうに、近未来まで読めてしまうような日本の政治状況…。

確かに言えることは、鳩山邦夫が小泉進次郎と美人過ぎる市議とやらを改革の「目玉」にしようとした自民党幹部に愛想づかししたということ。世襲とコネで固められた自民党を見限ったのは正解だろう。小泉のバカ息子にこの国を託すほど、日本人もバカではないだろう、と思いたい。



鳩山元総務相、自民党を離党 新党に意欲「強力な野党を」

   自民党の鳩山邦夫元総務相が2010年3月15日、離党届を提出した。その後の記者会見で「強力な野党としてやっていきたい」と新党結成への意気込みを語った。

   鳩山元総務相は、離党届提出後の夕方の会見で、離党の理由について、

「一言で言うと西郷(隆盛)さんに『いさぎよかな』と言われるような行動をしたい。ばらまきや夫婦別姓など社会主義的な色彩が強く、この国が滅びの道に入っていくという最悪の事態になっている。日本の社会主義化を防ぎたいが、自民党だけの力ではできないので、新しいものを作って、強力な野党としてやっていくのが良いのではないかと判断した」

と語った。新党結成の時期については、大型連休前の4月末を目指す考えを改めて強調した。

首相も小沢幹事長も「連携ない」

   邦夫氏は14日に出演したフジテレビの番組でも「新党旗揚げの覚悟はできている」と話していた。また自らを薩長連合を成功させた幕末の英雄、坂本龍馬に例えて、「与謝野(馨元財務相)さん、舛添(要一前厚生労働相)さんらが一緒にやれるよう、私は坂本龍馬をやりたい」と語った。15日夕の会見でも、「坂本龍馬のような役割をしたい」と繰り返した。

   また、邦夫氏は「本当は兄貴ひとりを引っこ抜いて新党に加えたいぐらいだ」と15日午前に記者団に話していた。一方、鳩山由紀夫首相は同日、「弟は弟ですから。自民党の中の話でもあるので、他党のことで私がどうのこうの申し上げるものはありません。連携するつもりもありません」と首相公邸前で記者団に答えた。

   民主党の小沢一郎幹事長も同じ日、「共同して何かをするという考えは全く持っていない」と党本部での記者会見で述べ、両氏とも連携の可能性を否定した。

 

「世界ふしぎ発見」 あなたの知らない温泉天国 台湾

2010年03月13日 23時34分06秒 | 台湾

「世界ふしぎ発見 あなたの知らない温泉天国 台湾」を見た。
この番組では、以前、台湾特集の中で八田與一の功績を採り上げた。中国に気兼ねしてか、台湾特集を組んでも、日本との歴史的関わりについては極力言及しない番組が多い中で、この「世界ふしぎ発見」は貴重だ。スポンサーである日立の良識は、大いに評価されるべきだ。

台湾は、いま、空前の温泉ブームだという。そのルーツは、日本統治時代の温泉開発にある。103年前に建てられ、北投温泉に今も残る「星乃湯」が紹介された。
台湾の観光担当者は、「原住民が発見し、日本人が開発して、今、台湾人に愛されている」のが温泉だと説明していた。ここには、中国人(外省人)は含まれていない。これも1990年代以降、台湾の民主化によって生まれた台湾人のアイデンティティを示しているのだろうか。

烏来(ウーライ)、タロコ、北投温泉のいずれにも行ったことはあるが、実は温泉には入っていない。次回はぜひ、どこかのお湯にゆったりとつかりたい。

 

日本では古くから愛されてきた温泉。レジャーや旅行でも不動の人気を誇っています。今回「世界ふしぎ発見!」の舞台台湾には、そんな温泉好きの日本人も思わず唸ってしまうような温泉がたくさんあるというのです。「南国台湾に温泉?」「温泉と言っても温泉プールでしょ?」と思っている方にこそ必見です!「本当に日本人好みの温泉ばかりでした。」というミステリーハンターの白石みきさん。格安チケットで行くことができる台湾に極楽温泉があると言うのならこれはまさに耳寄りの情報。早速お話を伺ってみましょう!

大都市台北からわずか数十分の所に別世界が!

大賑わいのティーホアジエ私たちが取材をした時期は、ちょうど旧正月の直前で、台北はもの凄い熱気に溢れて賑わっていました。ティーホアジエという日本のアメ横のような商店街へ行ったときには、こんな人混みは久しぶりというほどの盛況ぶりでした。あまりにも人がいるのでゆっくり進むしかなくて、1時間半くらい歩いても、「まだ商店街の3分の1くらいだよ」と言われて驚きました。商店街には、お正月飾り、お菓子、乾物などのお店の他に、たくさんの屋台が出ていて、おいしい匂いが漂っていました。地元の方たちは、お正月の準備はもちろんですが、屋台の食べ歩きも楽しみのようで、どのお店も繁盛していましたね。これがまたおいしいんです!私もティーホアジエに限らず温泉街でも屋台のものを食べましたが、海の幸、山の幸どちらも豊富な台湾では、何を食べてもおいしかったです。素材も味も日本人の好みに合っていると思います。
「温泉と渓谷美を楽しめるんですよ」ちょうどお正月休み前だったので、温泉の方は比較的すいているのかなと思ったのですが、予想外に人がたくさんいたんです。台湾の温泉人気は日本に負けてないなぁと思いました。うらやましいと思うのは、都市部に住んでいても温泉がすぐ近くにあることです。ですから旅行というよりも、気軽に行けるレジャー。しかも台北から近郊の温泉地は、景色もすばらしいのです。清流が流れているような山間の里で、市街地とは別世界。心身ともに癒されてリフレッシュできますね。

現地の方と触れ合いたいなら公共温泉へ

北投温泉の公共浴場で取材した温泉で出会った一般の方たちは、本当にフレンドリーで皆さんに歓迎していただきました。台湾の露天風呂は水着着用の混浴なのですが、とても気持ちよかったですね。「熱くない?大丈夫?」と声をかけていただいたりして、カメラを回していても嫌がる方は全くいませんでした。特に公共温泉は、どこも多くの方がいらっしゃったのですが、みなさん笑顔で「どうぞ、どうぞ」と言ってくださいました。美しい景色に囲まれて、温泉に浸かっているだけでも気持ちがいいものですが、地元の方が皆さんウエルカムな雰囲気なのでさらに心和みます。台湾の方たちと触れ合えたとても嬉しい体験でした。
また、おっ!こんな楽しみ方もあるのかと知った露天風呂もありました。そこは道なき道を行く手掘りの野天風呂と聞いていたので、これは秘湯中の秘湯、達人の域!と気合いを入れて向かいました。温泉掘りの後の湯はまた格別!膝上くらいの川を歩いて渡ること3回、30分くらい歩いて温泉が湧く場所に着くと……家族連れの人たちで賑わっていました(笑)。そこは川沿いに湧く温泉で、温泉施設はないけれど、すでに掘ってある温泉がたくさんありました。ですが野ざらしですので、入るときに少し掘って温泉を出したり、形を整え直したり、川の水を入れて温度を調節したりしなければなりません。でもちょっと秘湯と呼ぶ光景じゃなかったですね(笑)。河原が広いのでみなさんターフを張ってバーベキューをしているんですよ。大人は肉を持ってニコニコ、子供は温泉に入ったり、川に飛び込んだりして大はしゃぎ。温泉とバーベキュー、そんな組み合わせは日本で見たことなかったのでとても新鮮でした。でもいいですよね~。冬は火照った体をクールダウンするために川に入り、夏は川で冷えた体を温泉で温める。最高じゃないですか。河原のバーベキューと温泉、日本の温泉地でもやれば賑わうと思うのですが、


米国から見た日本の台湾統治~「知られざる台湾・台南市」より

2010年03月12日 13時38分01秒 | 台湾
私がYouTubeにUPした「米国から見た日本の台湾統治~”知られざる台湾・台南市”より」が、およそ11ヶ月で40,000アクセスを突破した。同じ映像をUPしている「ニコニコ動画」と合わせると、優に10万アクセスを超えているはずだ。

ディスカバリー・チャンネルで放送された「知られざる台湾」※(全5回シリーズ)は、CS放送であるため、これを見た人は多くなかったはず。私は、このシリーズを台湾旅行のための予備知識を得るため録画していた。
しかし、昨年4月5日にNHK総合TVで放送された「アジアの”一等国”」を見たとたんに、ディスカバリー・チャンネルとNHKの番組内容の差異に唖然とした。ディスカバリー・チャンネルは、米国のTV局らしく、外国・外来者によって支配されてきた台湾の近代史をおおむね淡々と描いている。音楽にたとえれば、コンサート・ホールに響くオーケストラの音を、過不足無く再現しているという印象だ。これに対し、NHKの「アジアの”一等国”」は、制作者が弦楽器の音を絞って、金管楽器の音を無理矢理増幅させたような番組だった。恣意的・作為的な制作姿勢が伝わってきて、極めて不愉快な番組だった。
 
※ http://japan.discovery.com/series/index.php?sid=776

NHKの番組に対抗しうる情報として、私はこのYouTube映像をUPしたのだが、反響の大きさに今はとても満足している。
「知られざる台湾」が「金瓜石」を採り上げた回では、日本による英国軍人捕虜の虐待問題が採り上げられている。
私がUPした映像だけを見れば、「米国でさえ日本の台湾統治を肯定している」と読み取る方々も多いかも知れない。だが、「金瓜石」の回を見れば、この番組を「反日番組」だと曲解する人もいるはずだ。

所詮、マスメディアの映像などそんなものなので、心する必要はある。だがとりあえず、このYouTube映像は、傲慢なNHKにささやかな一撃を加えたようだ。

米国から見た日本の台湾統治~「知られざる台湾・台南市」より