トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

思わぬ仔魚の確認

2023-08-16 | 小父のお隣さん

 連日「熱中症警戒アラート」が「危険」のままでこの日の最高気温は35℃の予報だ。だからと言って水見回りを全く実施しない訳にもいかず早めに自宅を出発し水見回りを行った。高温状態が続くせいなのか上の池の中にオオカナダモの姿が何カ所か発見できた。「つい先日に抜去したばかりなのに・・・」と思わぬ訳でも無いのだが胴長を用意していない。

 仕方が無いけれどゴム長で立ち入る限界まで入り貝掘り熊手を先端に付けた2mの長柄の貝掘り熊手を差し込んでそれぞれ何回も引き寄せを繰り返して抜去できた。根元の部分が判明しないから「根こそぎ」には不十分なのだが抑制にはなっただろう。

 これに先立つ水見回りの折り、上の池のオーバーフロー部の土嚢を積んだ部分が沈下して浅い水溜りになっているのだが通り過ぎる時に水面がにぎやかに踊った。モエビにしては動きが大きいので静かにしゃがんで注視すると数センチの魚体がある。この魚体を確認するためにオオカナダモの抜去を終えてから小鍋を容器代わりにして手で掬った魚を入れた。水を澄んだのに変えて魚種を確認したら「タイリクバラタナゴ」と「クチボソ」だった。

 両種とも当歳魚、いわゆる仔魚が混入していたので繁殖確認を期せずして行えた…と言う事になる。予報ではまだまだ猛暑は続くし台風の直撃も想定されるので下流域の壺から流下魚を回収して上の池に戻して置く手間を早期に行わねばならないだろう。春から流下魚の回収は実施してはおらず可能な限り流下魚を戻しておかないと下流域の河床で干上がってしまうのはお約束になる。水切れの河床で干上がるよりカワセミの餌になった方が両者とも幸せというものだ。