トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

紅玉でジャム作り

2019-09-11 | 何よりの楽しみ
 放任状態のリンゴの樹、それでも実を付けてくれる。摘果は行ったが袋かけも農薬散布も肥料さえ施さない捨て作りでもある。正確に言えば「作り」は使えない扱いだ。
 収穫には少々早いのだが、これ以上置くと吸汁被害が増大する。紅玉の生食も好きだけれどやはりジャムが美味しい。
 色付きが悪い実は遅まきながら袋かけをした。相互に授粉木となる「ふじ」の果実にも再摘果をしながら袋かけをした。どちらも玉太りは望めないけれど吸汁被害は減らせるはずだ。店頭に並ぶ綺麗な肌のリンゴ達、どれほどの手間をかけているのか知れると言うものである。

 紅玉1kgを用意し糖度60%で仕上げる事にした。果実の糖分は無視する。廃棄分も考慮して1リットル貯蔵瓶に収まる量になる、の計算である。
 皮を剥き傷んだ部分を取り除いたら果実分550g、廃棄分500gと予想より廃棄分が多かった。蟻や蛾による傷みがあるからしょうもないか・・・。

 結局、果実重量の60%相当350gの三盆糖、シナモン、レモン果汁、ペクチンを加え完成した。出来上がりは1リットルの貯蔵瓶6割程度の量で少なくなったのは計算外だった。
 手元のレシピでは「紅玉ならレモン果汁不要」とあったが、もう購入してしまった。「ペクチンを用いる」のも不記載だが用いた。当然シナモンも記載されてはいない。レシピ通りでなく思うようにやってみるのが爺我自賛流なのであった。

 流水に沈め粗熱を取り冷蔵庫へ一晩。固さと味見をしたら固さは好みの範囲で、味わいはシナモンの効果か味に濃厚な深みがある。レモン果汁の働きもあるだろう。とにもかくにも市販のリンゴジャムなど甘いだけの喰いたくない出来上がり。これぞ爺我自賛の極みである。

   不良部を外す ➡  砂糖をまぶし液を出す ➡  貯蔵瓶へ

山のアナ、孔、穴・・・

2019-09-11 | 水辺環境の保全
 上の池オーバーフロー部の漏水は8月初めには気付いていた。しかし補修を済ませたばかりで再三の漏水に嫌気がさして後回しにしたのがいけなかった。既にバケツが入るくらいの孔ではなく穴になってしまった。
 これ以上放置するとアンコにしていた土砂の大量流出を引き起こすのは自明なので重い腰を上げる。

 丸太橋を外せば大きく深くなった穴が丸見えになった。丸太ダムにした丸太と基盤層の間から漏れている。これに土砂を詰めても土嚢を押し込んでも塞がらない。丸太ダムの丸太1本を外し土嚢4袋、土砂一輪車5杯を詰め込んで補修した。
 まあ、これで済む訳も無く構造的欠陥でもあるから事前の策として丸太橋の位置を移しておく。これで連鎖的な漏水が顕在化しても丸太橋と基礎をいじらなくても済むだろう。

 本来ならば丸太ダムの丸太を撤去し粘土質の防水区画で埋め戻すのが順当でも、かような土は無い。結局は流出しやすい土砂を丸太ダムの隙間に流し込んで当座だけ漏水を止める。まあ、気休めでしかないのはよーく分かっているが他に手立ては無いのである。水商売だもの明日の事など保証は無いのだ。

 穴➡  丸太抜き➡  土嚢➡  土投入