トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

トンボが出た!初見である。

2017-04-12 | 小父のお隣さん
 駐車場で電話を受け、雑談の仲間を離れ沢筋に立ち通話していたら、向こう岸のウツギの枝にトンボが飛んだのが見えた。緑のメタリックカラーのイトトンボだった。トンボも例にもれず自信を持って名前を言えるのは数種しかない小生なので、通話中はトンボの姿を見失わないように凝視していたが、これが結構難しい。瞬きや視線をそらした隙に飛び立つことも多いのである。

 ともかく通話が終わり対岸に渡り静かに距離を詰めたものの崖の途中にある枝に止まっているから撮影し難い。何枚か撮影した全てがボケ、言われて初めてトンボと分かる程度の品質にしかならなかった。風景を撮影する時にはボケず、トンボを撮影する時だけボケが発生するのは、小生が極楽とんぼのせいなのだろうか。
 真実半分はさておいて、このトンボはニホンカワトンボではないかと判断しているのだが、図鑑を見れば体色のバリエーションもあり、それだけで別種と思ってしまう小生のレベルで同定は困難極まる。

※ 後日、S先生に尋ねたところ「この地区のカワトンボはアサヒナカワトンボとオオカワトンボの二種類だけです」との返答だった。ゆえに記事中の「イトトンボ」の記述も「ニホンカワトンボ」の表現も間違いだった。

*芭蕉翁黄泉路吟行

2017-04-12 | 温故痴新
      去れを聞く人棄民に春の風いかに
                猿を聞く人捨子に秋の風如何に

      草枕塀も時雨るか国境
                草枕犬も時雨るかよるのこゑ

      荒野来て何やら厳し塀向こう
                山路来て何やらゆかしすみれ草

      おもしろうやがて妖しき白館
                おもしろうやがて悲しき鵜舟哉

      降る意見聞かず飛び込む執務室
                古池や蛙飛び込む水の音