(原題:SHAUM OF THE DEAD)
【2004年・イギリス】DVDで鑑賞(★★★★☆)
ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」を下敷きにして、大人になり切れないダメ男の恋の行方と生き残りを懸けた戦いを、ユーモアと残酷シーンの中にリアルな心情描写を織り交ぜつつ描いたゾンビ・コメディ。
ロンドンで暮らすショーン(サイモン・ペッグ)は、恋人のリズ(ケイト・アシュフィールド)と、酒場ウインチェスター・パブでもめていた。ショーンがいつもこの酒場でしかデートしないことと、ゲームばかりしてぐうたらな生活を送るエド(ニック・フロスト)をデートに毎回連れて来るからである。ある日、ディナーの予約をし忘れたショーンは、リズに愛想を尽かされてしまう。ショーンはリズとよりも戻すために、きちんとした生活を送ることを心に誓う。だが、ショーンの頭の中がリズのことでいっぱいになっている間に、世間はいつの間にか宇宙からの謎のウィルスによるゾンビ化現象に巻き込まれていた。ショーンとエドは、リズと母親を助けるために、ゾンビが徘徊する街中へ飛び出す。生きた人間たちが次々と襲われる中、ショーンとエドは恋人と母親を助け出し、無事に生き残ることができるのか?
「ゾンビ」のパロディというよりは「ドーン・オブ・ザ・デッド」のパロディになるのかな?
日曜日の寝る前にちょっとだけ観ておこうと思ったのだが、あまりの面白さに一気に観てしまいました(お陰で月曜日は2時間ほどの睡眠時間で会社に行く羽目になってしまいましたが…)。
最初の30分。町のあちこちでは異変が起こり始めているんだけど、恋人のことで頭がいっぱいのショーンはまったく気がつかない。
そして、庭に現れた女性のゾンビも酔っ払いと勘違い。
襲われている最中に写真撮影する始末。
馬鹿っぽいなぁ…と思いつつ、意外とこういう展開のほうがリアルなのか…とも思ってしまう(なかなかゾンビなんて理性で受け入れられないよね)。
そんなゾンビたちにショーンとエドは、アナログレコードを投げてゾンビと応戦するんだけど、プリンスの『パープルレイン』は投げちゃダメ。『バットマン』のサントラはOK! …みたいなニヤリポイント多数(ん? ダニー・エルフマンを愚弄していたのか?)。
ウインチェスター・パブの中で、クイーンの曲に乗りつつ、ゾンビを取り囲みつつビリヤードのキューで叩くシーンやゾンビに見つからないようにゾンビの真似をして街中を歩くシーンなども大ニヤリ(あくまで爆笑ではなくニヤリなのです)。
本当は驚愕すべき事態を目の当たりにしても、とことん前向きで明るい登場人物たち。
「トレマーズ」や「スパイダー・パニック」を彷彿とさせる系の作品です。
パロディでありながらもゾンビが人を襲うシーンなどは迫力満点。
手なんか抜いてませんよ、この人たちは。
監督はエドガー・ライト。
【2004年・イギリス】DVDで鑑賞(★★★★☆)
ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」を下敷きにして、大人になり切れないダメ男の恋の行方と生き残りを懸けた戦いを、ユーモアと残酷シーンの中にリアルな心情描写を織り交ぜつつ描いたゾンビ・コメディ。
ロンドンで暮らすショーン(サイモン・ペッグ)は、恋人のリズ(ケイト・アシュフィールド)と、酒場ウインチェスター・パブでもめていた。ショーンがいつもこの酒場でしかデートしないことと、ゲームばかりしてぐうたらな生活を送るエド(ニック・フロスト)をデートに毎回連れて来るからである。ある日、ディナーの予約をし忘れたショーンは、リズに愛想を尽かされてしまう。ショーンはリズとよりも戻すために、きちんとした生活を送ることを心に誓う。だが、ショーンの頭の中がリズのことでいっぱいになっている間に、世間はいつの間にか宇宙からの謎のウィルスによるゾンビ化現象に巻き込まれていた。ショーンとエドは、リズと母親を助けるために、ゾンビが徘徊する街中へ飛び出す。生きた人間たちが次々と襲われる中、ショーンとエドは恋人と母親を助け出し、無事に生き残ることができるのか?
「ゾンビ」のパロディというよりは「ドーン・オブ・ザ・デッド」のパロディになるのかな?
日曜日の寝る前にちょっとだけ観ておこうと思ったのだが、あまりの面白さに一気に観てしまいました(お陰で月曜日は2時間ほどの睡眠時間で会社に行く羽目になってしまいましたが…)。
最初の30分。町のあちこちでは異変が起こり始めているんだけど、恋人のことで頭がいっぱいのショーンはまったく気がつかない。
そして、庭に現れた女性のゾンビも酔っ払いと勘違い。
襲われている最中に写真撮影する始末。
馬鹿っぽいなぁ…と思いつつ、意外とこういう展開のほうがリアルなのか…とも思ってしまう(なかなかゾンビなんて理性で受け入れられないよね)。
そんなゾンビたちにショーンとエドは、アナログレコードを投げてゾンビと応戦するんだけど、プリンスの『パープルレイン』は投げちゃダメ。『バットマン』のサントラはOK! …みたいなニヤリポイント多数(ん? ダニー・エルフマンを愚弄していたのか?)。
ウインチェスター・パブの中で、クイーンの曲に乗りつつ、ゾンビを取り囲みつつビリヤードのキューで叩くシーンやゾンビに見つからないようにゾンビの真似をして街中を歩くシーンなども大ニヤリ(あくまで爆笑ではなくニヤリなのです)。
本当は驚愕すべき事態を目の当たりにしても、とことん前向きで明るい登場人物たち。
「トレマーズ」や「スパイダー・パニック」を彷彿とさせる系の作品です。
パロディでありながらもゾンビが人を襲うシーンなどは迫力満点。
手なんか抜いてませんよ、この人たちは。
監督はエドガー・ライト。
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Shaun of the Dead(「ショーン・オブ・ザ・デッド」輸入盤サントラ)Varioussoundtrackこのアイテムの詳細を見る |
リメイクの「ドーン~」がダメダメだったので、俺的には。走っちゃダメ!
だったら他のホラーとかSFホラーで十分。残る知能は本能レベルでゆったりとした緩慢な動き・・・、個体レベルでは強くないのに数でこられると押される恐さ、一瞬の機転と要素でひっくり変えるデンジャーゾーンとセーフティゾーンの明暗が面白かったのに・・・。不安と安堵が繰り返しやってくるあたりが。
しかも、リメイクのゾンビは走るという大根底をひっくり返した割りに、展開とかみせ方とかの部分が一新されてないから、閉鎖感が昔のままでかみ合ってない。新鮮な展開もなしだし。大根底をひっくり返すなら、それを変えた理由を入れないといかんでしょ。
・・・って、コメディ判だったね。ごめんごめん。
というわけで、「ランド~」に期待!
ってこれも違うね(笑)
>これも気にならないわけじゃないんだけど、8月の『ランドオブザデッド』が気になる・・・。
知らない間に公開されて、知らないウチに終わってしまった「ハウス・オブ・ザ・デッド」とかもあったし、今年は地味にゾンビブーム?
>リメイクの「ドーン~」がダメダメだったので、俺的には。走っちゃダメ!
あっ、走るのダメ?
ってことは、「28日後...」もアウト?
>残る知能は本能レベルでゆったりとした緩慢な動き・・・、個体レベルでは強くないのに数でこられると押される恐さ、一瞬の機転と要素でひっくり変えるデンジャーゾーンとセーフティゾーンの明暗が面白かったのに・・・。
まぁ、ゾンビの本質の怖さは、死んだ人間が生き返るとかではなく、集団でワラワラ襲ってくるところが怖いからね。
>「ランド~」に期待!
うんうん。
知らない間に公開されて、知らないウチに終わってしまった「ハウス・オブ・ザ・デッド」とかもあったし、今年は地味にゾンビブーム?
そうね。少し気にしている間に終わってしまった・・・。
>>
あっ、走るのダメ?
ってことは、「28日後...」もアウト?
ちゃうちゃう。
ジョージAロメロのゾンビだけ。あとはゾンビはゾンビでも映画の中で「役周り」としてのゾンビだから(笑)。
ロメロのゾンビは特別なのよ。スターウォーズでも、ジョーズでもそうだけど、
そのジャンルの中で「エポックメイキング」になったタイトルの作品性って、作った人にしか壊せないもんだから。
割り切って違うモノにしたほうが、作りやすいと思うよ。
>>
まぁ、ゾンビの本質の怖さは、死んだ人間が生き返るとかではなく、集団でワラワラ襲ってくるところが怖いからね。
そうそう。あれは日常の背景になじんでいることに映画としてのリアルさあって、知能がなく本能で動いているところに隙と恐さがあるから。
あと、加速度的に増えていく増大の恐さと、変態してしまうと戻れないという設定が人間の「生」へのこだわりが出ていたり、どんな環境におかれても人間は「慣れる」というたくましさが垣間見えたりするので、
俺にはゾンビっていう化物が出る恐い映画じゃなくて、ゾンビっていう映画の中で展開するヒューマンドラマに思えて、
物悲しいような、恐いような、強さを感じるような、いろいろな側面をもっている映画なんだよね、あれは。
「ここで感動しろ!」っていうシークエンスばっかりで、シープな「感動巨編」映画より、ずっといいかもね。
まぁ、ゾンビ映画にそれを求めたわけじゃなくて、なんとなく感じただけなので、あの映画に求める必然性は皆無なんだけど(笑)。
うーん、「ランド~」観たいなぁー。
>そのジャンルの中で「エポックメイキング」になったタイトルの作品性って、作った人にしか壊せないもんだから。
うんうん。
まぁ、中にはその作品を壊すことも越えることも出来ずに潰れていっちゃう人もいるしね。
>うーん、「ランド~」観たいなぁー。
うん、「ランド」も観たいけど、映画だったら何でもいいから観たい~!
手元には「リプレイ」と「メダリオン」のDVDがあるのに観られない~!
手元には「宇宙戦争」の劇場鑑賞券があるのに観られない~!
手元には「スター・ウォーズ クローン大戦:シーズン2」と「ルパン三世 TVスペシャル」を録画したビデオがあるのに観られない~!
しくしくしくしく。
つじつま合わせの確認で数回、未公開シーンの正当性の確認のために数回、ビデオ版との違いの確認で一回、ルーカスのセリフ入りで一回、つまんないテレビよりいいので流し観のために数回・・・ともう最後は分けわかんないほど観てた。
*「Ⅰ・Ⅱ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ」を、観るのはバラバラだけど、結果的には4回以上は観てるかもここ1ヶ月程度で。一番多いのは6回以上かもね。
さすがにカミサンの顔色が変化してきていたので、最近はマトリックス→ハリーポッターとDVDを変化させている。
でも、それはそれで相当見てるんだけどね。はっはっは。
ちなみに、「ショーン~」は数回手に取っているけど、その都度棚に戻してるよ、俺は。なんかもう一歩がない。パッケージの印象がよくないのかか?、化粧紙の裏の原稿の類に力がないのか? なんか借りない。
「アナコンダ2」は相当ゲンナリさせられるのを想像してたのに借りたんだけどなー。
>つじつま合わせの確認で数回、未公開シーンの正当性の確認のために数回、ビデオ版との違いの確認で一回、ルーカスのセリフ入りで一回、つまんないテレビよりいいので流し観のために数回・・・ともう最後は分けわかんないほど観てた。
それだけ観てもらえれば、DVDも幸せだよ(笑)。
元は取ったって感じ?
>ちなみに、「ショーン~」は数回手に取っているけど、その都度棚に戻してるよ、俺は。
ほら、もう一歩だ!
頑張れ!(何を?)