ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

里見八犬伝

2006年03月19日 | 日本TVドラマ
【2006年・日本】TVで鑑賞(ともや評価:★★★★☆)

TBSテレビ50周年として制作された新春ドラマ。
滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」を原作にした一大伝奇浪漫。
1月2~3日に前後編として放映されたモノを、ようやく今観ることができました。

室町時代の中頃。房総(いまの千葉県)の南端、安房国。世は戦国成りしころ。各国の武将たちがそれぞれの領地を巡って血みどろの争いを続けていた。安房国では山下定包(佐々木蔵之介)が妻・玉梓(菅野美穂)と贅沢をしていたが、里見義実(長塚京三)に倒される。玉梓は助命を嘆願するが打ち首の刑に処せられた。死の間際、「私を斬るなら末代までたたってやる」と言葉を残す。玉梓の言葉通り、その日から里見は呪いに苦しめられる日々が続く。義実の娘・伏姫(仲間由紀恵)は玉梓の亡霊に「そなたは呪いの犬の子をはらんでいる」と不吉なことを告げられる。伏姫は呪いを打ち払うかのように自害。伏姫の腹からは八つの玉、「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」が飛び出し、関東一帯に散っていった。これが八犬伝の始まりである。伏姫の婚約者・金碗大輔(渡部篤郎)は出家し、ゝ大法師と名乗り、八つの玉を探す旅に出た。そのうちの一つ、「孝」の玉を持つ犬塚信乃(滝沢秀明)は大塚村にいた。信乃には浜路(綾瀬はるか)という許嫁がいたが、父の遺言に従い、足利家の宝刀・村雨丸を届けるために古河の御所に旅立った。しかし村雨丸はすり替えられていた。信乃は偽の刀を献上したとして追われ、芳流閣で犬飼現八(押尾学)と死闘を演じる。「義」の玉を持つ犬川荘助(佐藤隆太)、「忠」の玉を持つ犬山道節(小澤征悦)、「悌」の玉を持つ犬田小文吾(照英)ら、犬の姓と牡丹の痣を持つ犬士たちは、ゝ大法師の導きと不思議な縁とによって次々と集結し、残る犬士を探して里見のために戦おうと誓う…。

思えば昔はいろんなジャンルのドラマがあったなぁ。
でも今のドラマは恋愛モノと推理モノばかり。
何で面白い冒険活劇のドラマを日本は作れなくなったんだろう…と思っていたら、
やればできるじゃん!

日本にもこういう面白いファンタジー作品はいっぱいあるのだ。
「ロード・オブ・ザ・リング」や「ハリー・ポッター」だけがファンタジーじゃないのだ。
妖怪が跋扈する日本のファンタジー作品。
それが「里見八犬伝」!



八犬士がそろうまでに3時間半くらいかかったけど、そろった後のカタルシスはたまらないっす!
でも八犬士よりも格好良かったのが、ゝ大法師役の渡部篤郎。
もうともやは篤郎にメロメロっす!

※月9ドラマ「西遊記」といい、そろそろみんな恋愛モノや推理モノのドラマに辟易してるんじゃない?
いい傾向だと思うのだ。
山田風太郎とか夢枕獏とか、面白い伝奇浪漫はゴロゴロしてるよ。
これからも映画ではなく、ドラマでこういう作品が観れますように!


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