Lプロジェクト

（原題：THE LAZARUS PROJECT）
【2008年・アメリカ】DVDで鑑賞（★★★☆☆）

「キャビン・フィーバー」（イーライ・ロス監督）の製作を務めた、エヴァン・アストロスキーの原作を映像化。
死刑になったはずの男に与えられた第二の人生。
その背後で進行する極秘プロジェクトを描いたサイコ・スリラー。

仮釈放の刑期を終えたベン・ガービー（ポール・ウォーカー）は、妻のリサ（パイパー・ペラーボ）と娘のケイティ（ブルックリン・ブルー）と幸せな人生を送ろうとしていた。しかし、真面目に勤めていた仕事をクビになり、弟リッキー（ショーン・ヘイトシー）が持ってきた犯罪計画に加担し、再び逮捕され死刑を宣告されてしまう。死刑判決から２年後。薬物注射による死刑は遂行され、ベンは死んだハズだった。しかしベンは死んでおらず、山中の道をトボトボと歩いていた。そこへ通りかかったエイブリー（ランベール・ウィルソン）の車に乗り込み、ベンは神父エズラ（ボブ・ガントン）が管理する修道会の施設へやってくる。そこでベンは修道会の管理人として第二の人生を送ることになるのだが、どうしても妻と娘のことが忘れられないベン。幻覚や幻聴に悩まされるベンに対し、カウンセラーのジュリー（リンダ・カーデリーニ）は優しく接していくが…。



日本未公開作品で地味ながらも、結構豪華なキャスティング。
「ワイルド・スピード」シリーズのポール・ウォーカー。
「ビバリーヒルズ・チワワ」で主演を務めたパイパー・ペラーボ。
つい先日観た「シェルター」で娘役を演じていたブルックリン・ブルー。
「ER」のサマンサ役や「ブロークバック・マウンテン」でキャッシーを演じたリンダ・カーデリーニ。
「24」でイーサンを演じるボブ・ガントン。
「マトリックス レヴォリューションズ」「マトリックス リローデッド」でメロヴィンジアンを演じたランベール・ウィルソン。
などなど。



森の中から聴こえる囁き。
死神の影。
地面に埋まっているものが気になって仕方が無い犬。
左手首のかゆみ。

面白い伏線がいっぱいあるんですが、いかんせん地味な展開がネックです（笑）。
最終的には『「シャッター・アイランド」じゃん！』って叫んじゃったけど、こっちの方が先に作られてるんですよねww（もちろん展開は物語はまったく違いますけど…ww）。
でも「シャッター・アイランド」系のオチに、こちらは更にもう一転加えられており、そういう意味ではそこそこ楽しめるミステリー。

ただ修道会が進める極秘プロジェクトの意味とかよく伝わらず、やっぱりＢ級作品よのぉ～と。
途中までは「ファイナル・デスティネーション」？　「ヴィレッジ」？　っていう展開が面白かったんだけどなぁ♪

監督・脚本はジョン・グレン。

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