(英題:Le Grand Chef)
【2007年・韓国】試写で鑑賞(★★★☆☆)
韓国を代表する漫画家ホ・ヨンマンの原作を実写映画化した料理バトル・ムービー。
食の頂点を極める老舗料亭「雲岩亭(ウナムジョン)」。そこでは後継者を決める料理対決が行われていた。この戦いに挑むのは若き天才料理人ソン・チャン(キム・ガンウ)と、店主の孫に当たるオ・ボンジュ(イム・ウォニ)。対決する料理はフグの刺身。しかし、ソン・チャンが問題なく処理したはずの料理にフグの毒が含まれており、審査員たちはのたうち回ることに…。
それから5年後。朝鮮王朝最後の王・純宗(スンジョン)に仕えた待令熟手(テリョンスッス)の遺品となる包丁継承者を求め、現代最高峰の料理人を決めるコンテストが開催されることになる。テレビ局の女性プロデューサーであるキム・ジンス(イ・ハナ)は局長の命令で、今は田舎に戻り、年老いた祖父ソン・ヒョン(チョン・ジン)の面倒を見ながら食材販売で生計を立てているソン・チャンをこの料理コンテストに参加させようとする。しかしソン・チャンは、いまさら料理人に戻るつもりはないと頑に拒否をする。しかし、現在雲岩亭店主として料理界に名を馳せるオ・ボンジュが、大会参加を辞退するよう圧力をかけたことで、逆にソン・チャンの闘志に火を点けてしまう。かくして、雲岩亭で修行していた後輩チャン・ドッキ(チョン・ジン)を助手にして、幾日にもわたって繰り広げられる白熱の料理勝負が開始される…。
この映画は大ヒットし、後に2008年6~9月には、キム・レウォン主演でTVドラマ化(全24話)もされている。
しかも映画の続編製作も決定しているらしい。
香港映画とかでは、こういう食を題材にした作品は過去にあったけど、韓国では初のことみたいですね。
日本では「美味しんぼ」を始めとして、「ミスター味っ子」、「包丁人味平」、「将太の寿司」などなど、こういう土壌が出来上がってますからね~。
そしてTV番組で「料理の鉄人」などもありましたし、こういう料理対決モノって日本でヒットしそうな予感。
韓国の料理対決と言うので、キムチとかキムチとかキムチとか…(笑)。
そんなのを想像してたんですが、魚料理、スープ、牛の解体(アンコウの解体みたいな感じ)とか、実にバラエティ。
しかも牛の解体エピソードが泣けるでぇ~。
あと韓国でもフグの刺身を食べる文化があるなんて、ちょっとビックリざます。
料理漫画をたくさん知ってる訳でもないんだけど、雰囲気は「将太の寿司」みたいな感じかな?
これはちょっとTVドラマ版も観てみたいっす♪
監督・脚本はチョン・ユンス。
2009年4月25日公開
公式HP:食客
■TVドラマ版「食客」はこちら
【2007年・韓国】試写で鑑賞(★★★☆☆)
韓国を代表する漫画家ホ・ヨンマンの原作を実写映画化した料理バトル・ムービー。
食の頂点を極める老舗料亭「雲岩亭(ウナムジョン)」。そこでは後継者を決める料理対決が行われていた。この戦いに挑むのは若き天才料理人ソン・チャン(キム・ガンウ)と、店主の孫に当たるオ・ボンジュ(イム・ウォニ)。対決する料理はフグの刺身。しかし、ソン・チャンが問題なく処理したはずの料理にフグの毒が含まれており、審査員たちはのたうち回ることに…。
それから5年後。朝鮮王朝最後の王・純宗(スンジョン)に仕えた待令熟手(テリョンスッス)の遺品となる包丁継承者を求め、現代最高峰の料理人を決めるコンテストが開催されることになる。テレビ局の女性プロデューサーであるキム・ジンス(イ・ハナ)は局長の命令で、今は田舎に戻り、年老いた祖父ソン・ヒョン(チョン・ジン)の面倒を見ながら食材販売で生計を立てているソン・チャンをこの料理コンテストに参加させようとする。しかしソン・チャンは、いまさら料理人に戻るつもりはないと頑に拒否をする。しかし、現在雲岩亭店主として料理界に名を馳せるオ・ボンジュが、大会参加を辞退するよう圧力をかけたことで、逆にソン・チャンの闘志に火を点けてしまう。かくして、雲岩亭で修行していた後輩チャン・ドッキ(チョン・ジン)を助手にして、幾日にもわたって繰り広げられる白熱の料理勝負が開始される…。
この映画は大ヒットし、後に2008年6~9月には、キム・レウォン主演でTVドラマ化(全24話)もされている。
しかも映画の続編製作も決定しているらしい。
香港映画とかでは、こういう食を題材にした作品は過去にあったけど、韓国では初のことみたいですね。
日本では「美味しんぼ」を始めとして、「ミスター味っ子」、「包丁人味平」、「将太の寿司」などなど、こういう土壌が出来上がってますからね~。
そしてTV番組で「料理の鉄人」などもありましたし、こういう料理対決モノって日本でヒットしそうな予感。
韓国の料理対決と言うので、キムチとかキムチとかキムチとか…(笑)。
そんなのを想像してたんですが、魚料理、スープ、牛の解体(アンコウの解体みたいな感じ)とか、実にバラエティ。
しかも牛の解体エピソードが泣けるでぇ~。
あと韓国でもフグの刺身を食べる文化があるなんて、ちょっとビックリざます。
料理漫画をたくさん知ってる訳でもないんだけど、雰囲気は「将太の寿司」みたいな感じかな?
これはちょっとTVドラマ版も観てみたいっす♪
監督・脚本はチョン・ユンス。
2009年4月25日公開
公式HP:食客
食客 (しょっきゃく) [DVD]NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)このアイテムの詳細を見る |
食客 1 (1) (KCデラックス)ホ ヨンマン講談社このアイテムの詳細を見る |
食客 2 (2) (KCデラックス)ホ ヨンマン講談社このアイテムの詳細を見る |
■TVドラマ版「食客」はこちら
食客 DVD BOXIエイベックス・マーケティングこのアイテムの詳細を見る |
食客 DVD BOXIIエイベックス・マーケティングこのアイテムの詳細を見る |
『食客』 プレミアムメイキング DVD‐BOXタキ・コーポレーションこのアイテムの詳細を見る |
食客 オリジナル・サウンドトラック(仮)TVサントラ,チトゥン&ハン・ヒジョンエイベックス・マーケティングこのアイテムの詳細を見る |
実は観に行こうと思いつつ、迷いつつで、「ともやさんがもうすぐレビューアップしてくれるはずだから、それ読んで決めよう♪」って思ってたり。(笑)
割と面白そうなんでちょっくら観てきますねん^^
観終わったらまた遊びに来ます。
実はこの作品にはもう一つのテーマが描かれていて、それが日本と韓国の歴史についてなんですよね。
一時期はその問題で、日本での公開はあり得ない所までいってたそうなんですが、その辺について記していくと、長~くなりそうなんで、軽く流しちゃった(笑)。
でも映画の日とか、1000円デーとかに観るには、意外に楽しめるエンタメ作品かも?
映画版とはちょっと違うのかなぁ
でも料理ものは好きなんで映画も見てみたいですねぇ
さすが!
これコミック、翻訳されてるんですか?
それとも韓国に行ったとき読んだのかしら?
どんな絵柄なんですかね。
そこから気になる♪
私は畳水練で実際に韓国へ行ったことないんですが、5年ほど前まで韓国語の勉強をしてまして、そのついでにいろんな文化にも触れまして。
その際に、儒教の影響が大きな韓国では親はまず子供を“し”のつく職業(医師・弁護士・教師・運転士など)につけたがるそうで、男性が厨房に入ることは下向きの目で観られ、当然著名な料理人でも自分の子供は料理人にはしたくない…という程に社会的地位は低く観られるといろんな方面から聞かされました。
だから数年前にえートコのボンボンであるリュ・シウォンが料理番組を担当したときは韓国中が驚愕したそうな。いや、でももしかしたら彼の番組のおかげで「趣味は料理です」と言う男性も増えたと言うから、ひと役買ってるんですかね。
韓国の刺身は“フェ”といいまして、日本と変わらない食材を醤油ではなくチョヂャンというコチュジャンを酢で延ばしたもので食べます。私はあまり好みませんが。
>5年ほど前まで韓国語の勉強
わお、ってことは結構喋れちゃうんですね。
母国語以外の言語を操れるってステキんぐです。
韓国では料理人って社会的地位があんまり無いんですね。
まだまだ知らない事がいっぱいありますよね。
>コチュジャンを酢
わ~、全然イメージできない。
でも今度ちょっとだけチャレンジしてみようかしらん?
それよりも、韓国食文化の一端が垣間見えて、実に面白かったです。映画そのものとしては、炭の方に話がいっちゃったり、牛の方に行っちゃったりと食から離れてしまうこともままありましたが、それはそれで面白かったかなと。
全くの余談なんですけど、格安チケット屋で前売りを950円(笑)で買って観に行ったんですよ、時間早めについたら、前売り特典で韓国海苔もらいました。(爆)手ぶらで行ったので、開場まで近くのタリーズでお茶してたんですが横に“韓国海苔”・・・。土曜日で回りは女性だらけなのに何故か“韓国海苔”。
ちょっと恥ずかしかったです。^^;
そうそう。
料理じゃないじゃん!って対決までしちゃうんですもんね。
そりゃ最高級のモノを見極める力は大事だと思うけど…。
食材の買い占めとか、ほんとベタな展開ですけど、これはこれで面白かったかな?
>前売り特典で韓国海苔
ステキ♪
御飯に合うのよね~♪
私も完全に呑み込めているわけではないんですが、江戸時代の日本の階級を考えてみてください。
武士が一番偉いことになっていても、一番下の商人から金借りてる人いましたよね。逆に二番目の農民はもっとえばってても良さそうなのに、どっちかというと一番下に扱われてましたよね。でも、名目上は士農工商の順番。
つまり有名無実なところもあるし、逆に当時のお公家さんみたいに、明日のご飯にも困る貧乏タレなのに技術も何も持ってなくても社会的名誉と階級だけは盤石で、みたいな。
現代日本では結果的に技術力や財力のあるものが現実的な社会的地位というか尊敬を集める国ですが、韓国ではそれとは別に名誉やネームバリューを重んじる文化が根強く残っている、ということなんです。だから男尊女卑思想もまだ残ってるし(料理は女性がするもの=男性の仕事ではない…というのもそこから)年功序列もキッツイし、その逆に地位を悪用すると前大統領みたいに叩きまくられるんです。
いろいろありますわね。カースト制度のインドなんてどーなってるんでしょうね。
そういう価値観って、さまざまですよね。
逆にフリーで仕事をしているともやからすると、肩書きなんて無意味なモノでしかないんですよね。
できるかできないか、使えるか使えないか。
その2択しかないんですよね。
課長や部長であろうと使えない人間は使えない人間でしかないし、キチンと仕事のできる人間は平であろうと対等に付き合いたいですしね。
あ~、こんなこと語ってると毒が出てきちゃう。
セーブセーブ。