ブレイクアウト ネーションズ ルチル・シャルマン 早川書房を読了した。
著者はモルガンスタンレーで250億ドルを運用する投資のプロ
面白いのは彼は20か国を自分の目で見て歩き回り精査している
現地の人としゃべり現場に行き事実を見て討論するという一次情報に裏打ちされているのが説得的である。
250億ドルもの金を実際に運用しているのであるから学者の書くものと違う。
中国の成長鈍化 コモディティの値下がり いずれのケースも世界が破滅するのではなくすべては変化していく
失われてものもなく作れたものもなく全ては変化していく。
中国の成長鈍化 プーチンのロシア ワールドカップを開くブラジル オリンピックを招致しているトルコ
なにかと気になるお隣の韓国 アスワン タイ ベトナム マレーシア インドネシア
証券会社から送ってくる資料とはレベルが違う
ニュース解説では分からないその背景が良く理解できた。
「この15年著者は毎月一週間を新興国のどこかの国で過ごし滞在中はその国のことばかり考える
現地のあらゆる種類の人と出会い、たいていは陸路を伝って至る所を訪ね歩いた。」
エクセルシートを眺めていても実際の経済の動きが分かるはずがない。
読み応えのある本でした。