「嫌われる勇気」 ダイヤモンド社を読了した。
個人心理学を学ぶ哲学者と青年の対話形式で書かれた本であるが現代の状況に合致する
考え方で、生き方の参考になった。
Line等ソーシャルメディアが発達してメールでの対人関係に多くの時間をとられるようになった。
このブログもそうだがメールを出して他者による評価を期待していると心の中で他者に支配されてしまう。
他者に認めて貰いたいという承認欲求の否定すればよい。
承認欲求が強いと返事が返って来ないだけで自分の心が他者によってコントロールされてしまう。
見返り欲求を放棄し、他者も「あなたの期待を満たすために生きていない」
他者も自分の期待を満たすために生きているのでないと思えば良い。
他者の課題に介入せず、自らの課題にはだれ一人として介入させない。
課題を分離して出来る事だけに意識を向ける。
そうすれば対人関係のコントロールするカードは自分が保持できる。
フロイト流原因が有ってそれが結果として行動に出てくるという関係でなく
トラウマを否定しそれをどの様に解釈するかで行動が出てくるという個人心理学の考え方は
今の時代にあっている。
色々な考え方があるが道具としての心理学と考えれば状況にあったものを利用すればよい。
他者がどうあなたを思うかという事はコントロールできない。
一言でいうとこの本の題名の「嫌われる勇気」がキーワードです。