ごめん画像をアップロードすると向きが元に戻り横になってしまう。
友人に勧められて伊丹市立美術館ベン・シャーン展に行ってきた。 11.2--12.23日開催されている。
線の魔術師といわれて世界恐慌から冷戦時代に活躍したアメリカの画家である。
画家であると同時にグラフィックデザイナーである彼の独特な震えるような線で描き出された絵は
「私は憎むものを描く 私は愛するものを描く」というようにシンプルな線で人や物の本質を描きだす。
シンプルな線がこんなに心に響くものとは思わなかった。
本質を線でシンプルに描く事は難しい。
https://www.google.co.jp/search?q=ベン+シャーン展&espv=210&es_sm=93&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=25qaU
実はもう一つの理由がある。
我家にべん・シャーンの作品が一つある。
30数年前友人の今に立派な額に入ってこの作品が飾ってあった。
煉瓦の壁に掛けられ、食卓を照らすランプの光にとてもこの絵が印象的でした。
とてもリッチな人でこの絵を見るたびに若き日に彼の素敵な食堂の部屋で過ごした日々をおもいだします。
彼が転居する事になり額も古びてしまいこの絵を貰った。
立派な額に入れられていたのでリトグラフか何かと思っていたらポスターであった。
無知は怖ろしいものでナーンダだポスターだとその時はおもった。
ベン・シャーンの仕事を展示する展覧会をみて認識が間違っていた。
ベン・シャーンは油絵は余り描かない 水彩と線 グラフィックデザインを得意としている。
この展覧会でも彼のポスターが飾られていた。
時代を映したすぐれたグラフィックデザインであった。
このポスターも多分70年位前のものだと思うが、良く見ると彼の考えが描かれている。
人間の心の暖かさを描いているのだろうか?
再評価され我家の壁を飾る事になった。
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