ひねもすのたりのたりかな

会社での生活も忘れました。

映画シンゴジラみた

2016-09-07 09:02:02 | Weblog

火曜日は何もスケジュールの無い日です。

今、話題の映画 シンゴジラを見に行く事にしました。
この映画は二つの相反したコメントがあります。
「会議ばかりで怪獣映画としては面白くない。」という意見と
「ゴジラを原発事故や、津波に置き換えて見ると危機管理を日本はどうするか?
の視点がおもしろい」があります。
 
どちらの意見が正しいか自分の目で判断しようと思いました。
結果はどちらも正解です。
見方、立場で面白さが違います。
子供と一緒に行く怪獣映画としては余り面白くありません。
でもビジネスマンが日本の危機管理はどうなされるかという観点から見ると面白い。
 
ちなみに私は後者の視点で見たので面白かった。
ゴジラにより破壊される東京の街をよく知っているので現実感があります。
ハリウッド映画の特撮に比べようがありませんがよく作っています。
昔のゴジラ映画の亜流だと思って見ていましたがそれなりにストーリーもしっかりしています。
自衛隊の動きや戦闘機、戦車 逃げ惑う住民の姿、現実感があります。
 
日経ビジネスで
 「ある日、理不尽に襲来する怪獣とそれに対峙する日本の姿が描かれる本作の描写に、
3.11の津波や原発事故の記憶を呼び起こされる鑑賞者も少なくないようです。ゴジラ
と闘うのは、兵器ではなく、兵器を使う人々の恐れを乗り越えるために絞られる英知
であり、危機と対峙する意志の力です。だからでしょうか、怪獣映画というジャンル
でありながら、多くのビジネスパーソンやリーダー層に幅広く視聴の輪が広がってい
るように思います。」と書いて映画の感想文を募集していました。

映画も見る人の立場によって見方が大分違ってくるものです。

退屈は罪悪である。

2016-09-01 08:56:24 | Weblog

退屈は悪である。

孤独感と一緒になるといっそう自分を傷つける。
仕事をしていると、この様な退屈感から解放してくれる。
 
退職してから5年間が過ぎた。
色々あったがやっとこ最近この退屈感から解放されるようになった。
でも気を付けないと直ぐにこの感じが頭をもたげてくる。
猛暑の夏暑い暑いと家に籠っていると退屈感が出てきていけない。

思い切って図書館へ行く。冷房が効き涼しくて良い。
好奇心さえあればかなり堅い本でも読める。
問題意識と好奇心が読書を導いてくれる。
図書館の良いのは本が面白くなかったら読むのを止めて次の本を探せばよい。
 
好奇心は直ぐ消えやすい。
大事に育てないと何処かに行ってしまう。
すぐ動き関連した本等を手にして水をやらないと枯れてしまう。
面倒くさいと思って動かないと好奇心は蒸発してしまう。
 
「サイクス・ピコ協定、100年の呪縛」を読んだ。
オスマン帝国の崩壊後中東の統治の変遷を読むと
今のトルコを含む中東のニュースを理解出来るようになる。
何の役にも立たない。自分の好奇心を満たすだけである。
 
今頃気づいた。読書は娯楽である。
勉強するためとか、知識を得るためとか、仕事に役立てたいとか色々な効用がある。
しかしながら楽しみの為の読書、退屈からの解放の読書、義務でない読書が良い。
知は最高のエンターテイメントである。
 
図書館の本を借りてこない。
読み残して置くとまた翌日に図書館に続きを読みに行きたくなる。
図書館の帰りに一杯飲みながら読んだことを頭の中で反芻して著者と会話すると
独りで飲んでいても孤独感も寂しさもない。
豊かなひと時を独りで過ごせる。
家人から良くも飽きないで図書館に通うねと言われる。
 
暑い夏の日は図書館が良い。