再度火曜日の料理当番をすることになった。
ボーと過ごす日々よりも問題意識がある。
主婦は毎日毎日新たな献立を考えるのは大変な仕事だと思う。
昼飯を食べながらテレビをつけていたら15分の料理番組で
牛肉の挽肉でハヤシライスを簡単に作る方法を紹介していた。
牛の挽肉を玉ねぎのみじん切りと炒めてデミグラスソースを加えて
ワイン トマトケチャップ 牛乳 塩 胡椒で味付けして数分煮込めば完成である。
簡単な料理が良い。これを作ることにした。
ご飯の代りにパンも用意した。
材料の買付けから調理までひと仕事である。
買い物もなんとかこなせるようになった。
買い物ついで鰹の美味しそうな刺身を見つけた。
新鮮が食材を見つけたら献立をその場で変更しないといけない。
今までレシピー通りしか考えられなかったが大きな進歩である。
美味しいと食べてくれた。
しかし最後まで片づけまでまだ気が回らない。
中断していた火曜日の料理当番を再開した。
中断していたのは女房がストライキを起こしてしまったからである。
私の料理をよいしょして不味い物を食べさせられて後片付けまでさせられるなら
自分で作った方が良いと言い出した。
私も面倒な料理をしなくてもよいのならと好都合だと思った。
暫く女房の作ってくれた物だけを食べていたら面倒くさいと思っていた料理も
創作の喜びや段取りメニューの選定それなりの遣り甲斐があるのに気付いた。
女房も週に一度位は食事の準備をしない気軽さに気付いた。
という事で女房の負担にならない簡単な料理を私が週に一度することに話がついた。
それで本屋で見つけた「日本一のまかないレシピ」Dancyuプレジデント社の簡単な料理をすることにした。
鶏肉のロールキャベツを作った
鶏のもも肉に塩コショウしてキャベツで巻いてひたひたに水で30分ほど煮るだけのまかない料理です。
ついでに人参とジャガイモを一緒に煮てたべた。
食べ方は塩 ケチャップ マスタード それぞれ各自の好みであとからつければよい。
簡単で美味しかった。
長く続けるにはを簡単な料理を選び、後かたずけまで全てをしないといけない。
でも何でも参加して人の役に立っていると思うと居場所が見つかる。
「クラウドからAI」朝日新聞新書を読了した。
人口頭脳AI:Artificail Imtelligenceが大きなインパクトを社会に与えている。
人間の様に推論するコンピューターから統計と確立にもとずくコンピューターへAIが変身をとげて
現実的に使える様になってきた。
チェスから将棋 言語翻訳 車の自動運転までビックデターを統計と確率で処理したAIがさまざまに
活躍しはじめた。
ニューロネットワークを使ったコンピューターは機械学習をしてその精度を自ら高めていける。
AIによって人間の雇用や存在価値が失われる不安が生じてきている。
航空機もこの数十年で自動着陸出来るまでに進化してきた。
機械の自動化と人間の技術という現場に身を置いていた立場から考えてみた。
人間のワークロードを減らす自動化は異なる種類の技量を必要とする。
機械が正常に機能しているのをモニターするのが大きな人間の役割となる。
コストの問題がある。
月へ人間を送るような全てを自動化すると莫大な費用がかかる。
全てを自動運転化する航空機は技術的には可能であっても莫大費用とメインテナンスが必要になる。
自動化出来る部分は自動化して変化する部分は人間に任せた方が安くなる。
自動運転車両をgoogleが開発しているが高速道路を自動運転して人貨物を運ぶ位までは近未来に実用化すると思う。
でも運転が出来ない高齢者の為の市街地自動運転は技術的には出来るが経済的なメリットがない。
コンビニエンスストアに100円の牛乳を買いに行くのに自動運転の自動車を使うなんてコストパフォーマンスがあわない。
技術の進歩にとって必要な技術が変わってくる。インターネットの発達により物知り博士は重用されなくなった
今までの熟練技能を必要としてきた人間が仕事を失う可能性を否定できない。
しかし変化のスピードが抵抗勢力によって引き伸ばされるに違いない。
30年位の世代交代を経ないと世の中の仕組みは変わらない。
機械と人間 自動化と人間 更に機械にAIが付いてきた。
AIが実用的になってきた。
いずれにしろ変化は押しとどめられないと覚悟しなければいけない。
メリットを享受するのはこれから先生まれてくる人々の時代かもしれない。