発病から三か月して友が逝く
あっという間の出来事であった。
友は肝臓がんが頚椎に転移して神経を圧迫しあっという間に全身麻痺になってしまった。
彼はべっとに横になっているだけで
クリアな思考力を保ったまま手足が全く動かない。
週に一度の見舞いを続けて見守ってきた
彼は全く通常の会話を続けて生き方にぶれがない。
彼の心情を察するに辛いものがある。
彼が入院する直前に山口の萩往還を一緒に歩く事になっていた。
彼から肩が痛く参加出来ないと直前に連絡があった。
せめて発病が遅れたら一緒の思い出を作れた
今まで彼と共有した時間 仕事 遊び 旅行
これから先、彼と共有したであろうという時間
心の中にぽっかり穴が空いたような寂しさを感じる。