退屈は悪である。
孤独感と一緒になるといっそう自分を傷つける。
仕事をしていると、この様な退屈感から解放してくれる。
退職してから5年間が過ぎた。
色々あったがやっとこ最近この退屈感から解放されるようになった。
でも気を付けないと直ぐにこの感じが頭をもたげてくる。
猛暑の夏暑い暑いと家に籠っていると退屈感が出てきていけない。
思い切って図書館へ行く。冷房が効き涼しくて良い。
好奇心さえあればかなり堅い本でも読める。
問題意識と好奇心が読書を導いてくれる。
図書館の良いのは本が面白くなかったら読むのを止めて次の本を探せばよい。
好奇心は直ぐ消えやすい。
大事に育てないと何処かに行ってしまう。
すぐ動き関連した本等を手にして水をやらないと枯れてしまう。
面倒くさいと思って動かないと好奇心は蒸発してしまう。
「サイクス・ピコ協定、100年の呪縛」を読んだ。
オスマン帝国の崩壊後中東の統治の変遷を読むと
今のトルコを含む中東のニュースを理解出来るようになる。
何の役にも立たない。自分の好奇心を満たすだけである。
今頃気づいた。読書は娯楽である。
勉強するためとか、知識を得るためとか、仕事に役立てたいとか色々な効用がある。
しかしながら楽しみの為の読書、退屈からの解放の読書、義務でない読書が良い。
知は最高のエンターテイメントである。
図書館の本を借りてこない。
読み残して置くとまた翌日に図書館に続きを読みに行きたくなる。
図書館の帰りに一杯飲みながら読んだことを頭の中で反芻して著者と会話すると
独りで飲んでいても孤独感も寂しさもない。
豊かなひと時を独りで過ごせる。
家人から良くも飽きないで図書館に通うねと言われる。
暑い夏の日は図書館が良い。