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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「WORTH 命の値段」

2023-03-12 10:45:45 | 日記
東宝日比谷で上映中の「WORTH 命の値段」です。
2001.9.11 アメリカで起きた同時多発テロ。
その遺族たちへの補償金。
「命の値段」を決めるために尽力した
ケン•ファインバーグという弁護士の奮闘ぶりを描いた作品。
あの惨劇から、もう20年以上が経過したんですね。
そう言えば、昨日は3.11。
あの大地震から12年が経過した。
この2つの出来事は、皆の心のなかに、ずっと残り続けるでしょう。

映画は、ファインバーグが大学で
「人生はいくらに換算できる?」と講義しているところから始まります。
彼は、こうした問題の専門家。
幾つもの訴訟を和解に導いた実績を持っている。
9.11の多発テロが起きた時も、誰もがやりたがらない「汚れ仕事」に
率先して手を挙げ、無報酬で特別管理人の職務を引き受けた。

が、独自の計算式を用いて、遺族との説明会に臨むが
大反発を受けてしまう。
遺族の一人、ウルフという男が、紛糾する場を収めるが
彼も、ファインバーグの提案には不賛成だった。
遺族たちの信頼を集めるウルフ 一方、反感を買うファインバーグ。
時間だけが過ぎていき•••
という映画。

当たり前の話ですが、遺族の感情を逆撫でするような交渉がまとまるわけがない。
そういう意味では、ファインバーグが反感買ったのも、致し方ない。
アメリカでは、収入がものを言うそうですが
やはり最後は、洋の東西を問わず、心の部分が一番大事ということでしょうか。


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