花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

縄をなう

2019-12-18 22:06:07 | Weblog
 先日、里山歩きの途中、地元の方から縄のない方を教えてもらいました。先ず数本の藁を使って細い縄をない、基本動作を教わりました。2組の藁束をそれぞれより合わせ、より合わせた部分を互いに巻き付け合い、それを繰り返すことで1本の縄に仕上げていきます。2本のこよりを蛇のように巻き付け合わせていくイメージです。細い縄を作りながら縄をなう原理を理解した後、12月ということもあり、しめ縄作りにチャレンジしました。

 各10本以上の藁をより合わせるのが大変で、なかなかひも状になってくれません。やりながら思ったのですが、適度な太さ、適度な硬さ(あるいは柔らかさ)の藁を最初にセレクトするのがミソのようです。一緒に行った仲間に高校の先生がいたので、「縄をなうのは学校と一緒で、筋の良いのを集められるかどうかが肝心なのではなかろうか」と言うと、笑っていました。結局、出来上がった私のしめ縄はごわっとした感じで、これを飾って家に年神さまが来てくれるだろうかといった感じでした。

 ところで、かつて縄をなうのは農村地帯の季節の行事であったと思います。この時期にはこれをやらなきゃというのがあると、活動のペースが1年を通じて上手く作れると思います。また、「小人閑居して不善をなす」ではありませんが、怠け者を遊ばせない効果もあるのではないでしょうか。

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