今日は土用の丑の日。それにちなんで鰻の話を。森鴎外の「渋江抽斎」の中に「鰻酒」なるお酒の飲み方が出てきます。以下、「渋江抽斎」(ちくま文庫「森鴎外全集6」所収)からの抜き書きです。『鰻を嗜んだ抽斎は、酒を飲むようになってから、しばしば鰻酒と云うことをした。茶碗に鰻の蒲焼を入れ、些しのたれを注ぎ、熱酒を湛えて蓋を覆って置き、少選してから飲むのである。』
鰻の脂のこげた香ばしさと燗酒の相性は良いかもしれませんが、蒲焼のたれとの相性はどうかなぁ、折角のお酒の味が損なわれるんじゃないか、と今まで抽斎流鰻酒は試したことがありません。鰻でお酒を飲むなら、白焼きにわさびをのせて醤油でいただきながら、ガラスの酒器がびっしょり汗をかくくらいきりりと冷えた日本酒、出来れば北雪YK35なんかが飲めるといいなぁ、ありきたりですがそう思います。また、蒸さないでそのまま焼く名古屋風の蒲焼で、佐賀の東一を常温で飲むのも良さそうだ、などと思ったりもします。
しかしながら斯くなる思いはあくまで想像にとどまるのみ。現実には懐具合が許してくれません(スーパーの安い鰻は皮がゴムみたいな上、たれの味しかしないので、鰻酒以上に敬遠です)。6月から税金も上がったことだし、缶詰に入ったサンマの蒲焼でビールを飲むくらいが身の丈相応でしょう。せめて今日は奮発の大盤振る舞い。つまみはサンマの蒲焼でも、ビールはサントリーのプレミアムモルツとプレミアムモルツの黒をハーフ&ハーフにして、プハっといきました。
(そう言えば、y.mさんがイワシは身体に良いと言ってました[2006-7-25]。今度はイワシの蒲焼でプハっといきます。)
鰻の脂のこげた香ばしさと燗酒の相性は良いかもしれませんが、蒲焼のたれとの相性はどうかなぁ、折角のお酒の味が損なわれるんじゃないか、と今まで抽斎流鰻酒は試したことがありません。鰻でお酒を飲むなら、白焼きにわさびをのせて醤油でいただきながら、ガラスの酒器がびっしょり汗をかくくらいきりりと冷えた日本酒、出来れば北雪YK35なんかが飲めるといいなぁ、ありきたりですがそう思います。また、蒸さないでそのまま焼く名古屋風の蒲焼で、佐賀の東一を常温で飲むのも良さそうだ、などと思ったりもします。
しかしながら斯くなる思いはあくまで想像にとどまるのみ。現実には懐具合が許してくれません(スーパーの安い鰻は皮がゴムみたいな上、たれの味しかしないので、鰻酒以上に敬遠です)。6月から税金も上がったことだし、缶詰に入ったサンマの蒲焼でビールを飲むくらいが身の丈相応でしょう。せめて今日は奮発の大盤振る舞い。つまみはサンマの蒲焼でも、ビールはサントリーのプレミアムモルツとプレミアムモルツの黒をハーフ&ハーフにして、プハっといきました。
(そう言えば、y.mさんがイワシは身体に良いと言ってました[2006-7-25]。今度はイワシの蒲焼でプハっといきます。)