4月25日(日)投開票の3つの国政選挙で自民党は、不戦敗を含めて全敗でした。27日(火)の朝日新聞朝刊によると、政権内では菅首相の責任論は出ておらず、「大型連休までは結果を騒がれるが、その後は世間も忘れる」と言う自民党幹部もいて、少し前に下村博文氏が心配していた政局となる雰囲気ではなさそうです。
3つの選挙は、カネにまつわるスキャンダルからの出直しや新型コロナで急逝した現職の補選と、それぞれ特殊事情があり、通常の国政選挙と同じには扱えないかもしれません。ただ、有権者の無力感のようなものが通底してあったような気がします。投票率の低さはその一端のように思います。
安倍政権から菅政権へかけての間、自民党各議員が官邸の覚えを良くして自己保身を図ろうとする動きを目にするにつけ、「この人に票を投じても国民の代表として働くのではなく、官邸のヨイショになるだけ」と思う人が結構いたのではないでしょうか。誰のために働くか、しかも志の低い腹の底が透けて見えてしまうと、何だか馬鹿らしくなったとしても不思議ではありません。根拠があって言っている訳では全くありませんが、選挙の結果を見てそんな印象を受けました。
さて、東京は3度目の緊急事態宣言が出されました。初日の日曜日、ニュースでは繁華街の人出が減っていると報じていました。休みが明けた月曜日から今日までの3日間、出勤途中の電車は特に人が減った感じではありませんでした。昼休みにちょっと会社の周囲を歩いてみると、通りを歩く人も飲食店の中も宣言前と変わらないように見受けられました。1回目の宣言で街中がひっそりとなったのとは大違いです。
政府や都は宣言の発出と解除を繰り返すばかりで、結局は個々人の自粛頼みに終始してきたことから、宣言の効果に対してここでも無力感があるようです。市民一人ひとりに任せるしかないなら、宣言が出ようが関係なく「自分の判断でいきますよ」となるのは当然の成り行きだと思います。
3つの選挙は、カネにまつわるスキャンダルからの出直しや新型コロナで急逝した現職の補選と、それぞれ特殊事情があり、通常の国政選挙と同じには扱えないかもしれません。ただ、有権者の無力感のようなものが通底してあったような気がします。投票率の低さはその一端のように思います。
安倍政権から菅政権へかけての間、自民党各議員が官邸の覚えを良くして自己保身を図ろうとする動きを目にするにつけ、「この人に票を投じても国民の代表として働くのではなく、官邸のヨイショになるだけ」と思う人が結構いたのではないでしょうか。誰のために働くか、しかも志の低い腹の底が透けて見えてしまうと、何だか馬鹿らしくなったとしても不思議ではありません。根拠があって言っている訳では全くありませんが、選挙の結果を見てそんな印象を受けました。
さて、東京は3度目の緊急事態宣言が出されました。初日の日曜日、ニュースでは繁華街の人出が減っていると報じていました。休みが明けた月曜日から今日までの3日間、出勤途中の電車は特に人が減った感じではありませんでした。昼休みにちょっと会社の周囲を歩いてみると、通りを歩く人も飲食店の中も宣言前と変わらないように見受けられました。1回目の宣言で街中がひっそりとなったのとは大違いです。
政府や都は宣言の発出と解除を繰り返すばかりで、結局は個々人の自粛頼みに終始してきたことから、宣言の効果に対してここでも無力感があるようです。市民一人ひとりに任せるしかないなら、宣言が出ようが関係なく「自分の判断でいきますよ」となるのは当然の成り行きだと思います。