昨日の日曜日、全国的に5月としては季節外れの暑さとなり、北海道の佐呂間町では39.5度と真夏でも滅多にないような気温を観測したそうです。ところで暑さと言えば、大阪の夏は夜になると風が止まって凪の状態になり、不快指数が高いことで有名です。司馬遼太郎さんの「花神」(新潮文庫)によると、長州藩の村田蔵六、のちに明治陸軍の創始者となる大村益次郎は、大坂・適塾(大阪大学医学部の前身)で学んでいた頃、暑さに辟易する同輩らに対して、「夏は暑いのが当たり前です」と言い放ち、皆を鼻白ませたエピソードの持ち主です。
村田蔵六の幕末から時代は下って昭和の半ばあたり、私が子供の時分は、猛暑の中、校庭で運動の練習をしている最中、ちょっとしたインターバルがあり、木陰に少しの涼を求めようものなら、「暑いと思うから暑いんだ!」と先輩からこっぴどく怒鳴られたものでした。そうやって鍛えられたからでしょうか、これまでどんな炎天下にあっても幸い熱中症になったことはありません。
さて、山に登った時、喉がカラカラになっても、「ここで水を我慢すれば、麓で飲むビールが美味しくなる」と、飲み意地から水分補給をしない人がたまにいます。でも、ビールはスポーツドリンク並みに吸収が良いため、血管ドロドロ血の状態でビールをゴクゴクすれば、アルコール分が一気に血中に浸透し急性アルコール中毒になる恐れがあります。暑くても暑いと思わないか、暑いのが当たり前と思うか、どっちの精神論でいくかはそれぞれ好きにすれば良いでしょうが、こと身体を考えるなら小まめな水分補給は意識して心がける必要があります。特にスポーツの後にビールが待っている時には。
村田蔵六の幕末から時代は下って昭和の半ばあたり、私が子供の時分は、猛暑の中、校庭で運動の練習をしている最中、ちょっとしたインターバルがあり、木陰に少しの涼を求めようものなら、「暑いと思うから暑いんだ!」と先輩からこっぴどく怒鳴られたものでした。そうやって鍛えられたからでしょうか、これまでどんな炎天下にあっても幸い熱中症になったことはありません。
さて、山に登った時、喉がカラカラになっても、「ここで水を我慢すれば、麓で飲むビールが美味しくなる」と、飲み意地から水分補給をしない人がたまにいます。でも、ビールはスポーツドリンク並みに吸収が良いため、血管ドロドロ血の状態でビールをゴクゴクすれば、アルコール分が一気に血中に浸透し急性アルコール中毒になる恐れがあります。暑くても暑いと思わないか、暑いのが当たり前と思うか、どっちの精神論でいくかはそれぞれ好きにすれば良いでしょうが、こと身体を考えるなら小まめな水分補給は意識して心がける必要があります。特にスポーツの後にビールが待っている時には。