Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

テレビが残る国

2013-02-23 | 思想
日本では未だにテレビが強くて、ネットなどの新メディアには、これを変革するほどの力がないの。
新聞や刊行物も同じかな…

日本では、テレビはたいして変わらないまま残っちゃうのかもしれない。
天皇家のイベントが平安情緒のまま残ってるみたいにね!
奇跡の国、日本!(皮肉)

橋本治がさ、テレビは平安時代の宮廷でアイドルは天皇や貴族で、みたいなこと書いてたけどさ…
確かにね、テレビに出てる人たちは平安貴族なんだよね。
うまいこと言う才能はあって努力もしてる(?)んだろうけど、とにかく雁首揃えて顔見せてれば輝いてることになってるの。

今のテレビ番組って、そんなんでしょ?
庶民はそれを口開けて見ててさ、“宮廷って素敵ねぇ”“貴族って輝いてるわねぇ”“さすがにうまいこと言うわねぇ”とか言ってればいいわけ。
輝かせてるのは旧態依然としたテレビ局組織や芸能事務所なんだけどね。
これが受領とかなのかな…

まぁ、鎌倉幕府ができて武士の世になってからも、京都は生き続けたわけじゃないですか?
武士は現実的で、変わり行く世の中に対応しながら政権運営しなきゃならなくて、できなきゃ潰れたわけです。
しかし、京都は平安のままの宮廷行事やりながら生きてた!

復活の機会を虎視眈々と伺い、豊臣政権では成功しかけ、明治には見事やり遂げた!
実務は武士出身にやらせといて、華族という地位さえ手に入れて!
敗戦でアメリカに潰されるまで続いちゃったの。

そんなわけで、おそらく日本ではテレビはこのまま生き残るでしょう…
やがて、世界的には天然記念物級の生きた化石として注目されるようになるかもしれません。
ある意味すごい!
採算が取れればですが(笑)

天武・持統が本気で片付いてたら、ちったぁ変わるかな?(希望)
いや分かりません。


P.S.うん。外資系テレビ局とか製作会社入れちゃうのも一つの手かもね…

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