Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

ファルセットと裏声

2013-04-24 | 音楽
日本では、ファルセットと裏声は同じ意味の言葉ととらえられているみたいですけど。
どちらも地声が引っくり返った声であって、まぁ同じ種類の声だとは思いますが。
厳密に言うと、ファルセットは薄く広がる声、裏声は細い弦のような声なのかな…

これはまぁ、民族的な好みのせいでしょうね。
日本人は忍耐強さを感じさせる粘りのある声を好む傾向がずっとあった。
この好みの求めに応じて洗練を極めた、精華とも言うべきものが表声ですが、裏声にもやはりこうした好みの影響が出ているのかもしれない。

この好みが今も続いているのかは定かではありませんが…
DNAに染み付いたような好みは早々簡単に消せるもんじゃないとも思うんですけどね。

でもまぁ、安室の引っくり返り声に代表される今どきJ-POPのはファルセットだね。
遊佐未森のが裏声。
戦前流行歌とか意識して声を作ったのかな…

遊佐未森の場合、例えば“庭”の中の曲みたいに、頭声でも引っくり返らない。
やや細くなったのが分かる位ですね。
こういうのが本当だと、わたしは思う。
というか、合唱では絶対そうだし。

クラシック派には違和感ビシバシなJ-POPファルセットですが。
でも、とにかく裏声ではなくファルセットの方を使ってるのが、洋楽かぶれJ-POPらしい。
演歌では裏声を主に使うんですが、ファルセットと裏声を求める表現によって使い分けても面白いですよね。

裏声は突き抜けた感じ、ファルセットは幻想的。かな?
どう使う?
考えちゃうなぁ…

P.S.関係ありませんが、つくづく思うのは、親切にしてもらえるのはお金払うからなんだな、ってこと。
お金ない奴は仕方ないよね…

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