Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

陛下の坐処

2010-01-16 | 日本人の意識と社会
日本列島を龍神としたとき、東京は、
生殖器の付け根の位置にあたる。

確かに、チベットのタントラによると、
生殖器もまた、チャクラなのである。

生命力の根、とでも言うべきか。

おそらく、現実的な政治システムの中心として、
その場所はふさわしいと思う。

言ってみれば、物質的な繁栄に対応する位置だ。

だが、すべてがそこに集まるのが、
果たしていいことかは、わからない。

***

大阪はみぞおちのチャクラだと書いた。

それは、覚ったときに顕現する、
根源的な意識の座である。

五蘊を統合する留め金のようなもので、
輪廻を越える、微細な記憶が眠る。

根源意識は、ヒンドゥーのヨガにおいては“真我(アートマン)”と呼ばれるが、
実際には“我”とは言えない。

それには、自他の意識などなく、
たやすく他者と一体化してしまうのだから。

ただ、個体の感覚や思い、意志、認識の中心がそこにあり、
それから来る記憶がそこに残る、というだけである。

ともあれ、それは精神作用の中心とも言える。

***

物質の中心地に全てが集中して、そこだけが栄えるのは、
どうかと思う。

日本の精神の中心とも言える陛下に、
そこが相応しいかもわからない。

大阪の奥である京都は、
やはり、文化の中心として、
選ばれた場所だったのではないだろうか?

最新の画像もっと見る