手作りバッグ・玲

酒袋などで作ったオリジナルバッグ

忍者発祥の地の甌穴を見に行く

2012-07-29 21:04:28 | 日々の出来事

先日友人から血首(ちこべ)の井戸という言葉とともにイベントがあることを聞きました。

早速いろいろ調べてみたら、よく登る伊賀冨士と呼ばれる尼が岳に行く途中にそれはあるとのこと。早速出かけてきました。

血首(ちこべ)の井戸とは茶褐色の床並川の岩盤にできた甌穴(硬い岩盤のくぼみに石が入り込み、水の渦と一緒に回転し少しずつ岩を削ってできる円形の穴)のことでした。日本一の深さ(4m)、年に一ミリ、四、五千年かけて作り上げた自然の芸術とのことでした。

イベントに備えて甌穴の水は抜き取られていましたが恐る恐るのぞいてみるとかなりの迫力でした。

この甌穴の中にある卵のように丸くなった石を取り除くと雨が降るという言い伝えから雨乞い神事も行われました。

(そのおかげなのか連日猛暑で一雨ほしいと思っていたら、帰宅寸前に突然雷が鳴り、たたきつけるような雨に見舞われました)神事の後は振る舞いのお弁当や、マスの塩焼きなどを頂きました。小さな子供たちは水遊びに興じ自然を満喫しているようでした。

平安朝の昔、権力闘争から逃れた藤原千方が国司としてこの伊賀の地に来たことに由来し、忍者の祖とか、強い団結力で結ばれていたことから絆が深まるとして縁結び効果がある、などとも言われているようです。

水を抜き取った甌穴に梯子が入れられ、希望者は中に入れるとのことで体験してきました!!

杉木立のハイキングコースはよく整備されていて、川音を聞きながら歩くととても気持ちがなごむようでした。

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