'13-10-10投稿
既報最近津波は発生していないが、M8前後以上で深さ約10kmでなければ大津波は発生しないのだろうか?で記載しましたように、どうしても大津波の発生メカニズムについては個人的にはよくわかっていないのが現状ですが、現在、主に、地震・津波の規模に及ぼす要因として、ベータ(電子)線、近年明らかになったニュートリノ(主に、電子ニュートリノ)、地殻の化学組成・粒度(主に、砂鉄鉱床)の影響に着目しています。
参考関連投稿:
地震および津波に係る記載(その21-2:震度5以上の地震が発生し易い砂鉄鉱床地域周辺の状況)(2013-01-07)
最新の情報によれば、東日本大震災の巨大津波は2カ所別々の海域で発生した津波によって巨大化したという。
47トピックス
(共同通信)2013/10/08 14:19
2カ所別々に発生で巨大化 東日本大震災の津波http://www.47news.jp/47topics/e/246405.php
「東日本大震災では、三陸沖の別々の2カ所で津波が発生し、波が重なることで津波が巨大化したことを海洋研究開発機構などのチームが突き止め、7日付の英科学誌に発表した。
大震災の津波はこれまでも、地震の震源近くで発生した波と、別の場所でできた波が重なった可能性が指摘されていたが、発生地域が特定されたのは初めてという。新たに特定されたのは震源の北東約150キロの海域。
この場所は、甚大な被害が出た1896年の明治三陸津波の発生源と同じ地域。海洋機構の 市原寛 (いちはら・ひろし) 技術研究副主任は「近くで地震が起きた場合に、影響を受けて津波を起こしやすい地形的な特徴があるのかもしれない」と話した。
チームは岩手県沖で、日本海溝から東へ約50キロの海底に設置していた、地球の磁場を観測する装置を震災後に回収。磁場に急激な変動があったことが分かり、津波の影響だと判明した。詳しく分析し、震源で起きた津波とは異なる周期の津波が、震源から離れた場所で起きていたことを突き止めた。
チームによると、震災の津波は、震源周辺で起きた長周期の津波に、今回判明した海域から発生した短周期の津波が重なり巨大化した。津波の 遡上 (そじょう) 高が20メートル以上の地域が岩手県中部に集中した理由もこれでうまく説明できるという。」とのこと。
参考情報:
現代ビジネス 2012年01月22日(日) (一部抽出しました。)http://gendai.ismedia.jp/articles/-/31609?page=2
⇒磁場に急激な変動があったようです。震災の津波は、震源周辺で起きた長周期の津波に、今回判明した海域から発生した短周期の津波が重なり巨大化したという。
なぜ、周期の違う津波が発生したか?については、個人的には現状不詳ですが、既報で整理した参考情報と照合して考えてみたいと思います。
○ 地質の影響
日本地質学会http://riodb02.ibase.aist.go.jp/geochemmap/
○産総研で公表されている元素の濃度分布図である地球化学図
地域別の元素濃度(全国の地球化学図(海・陸))のデータ
○今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その1:'11-03-13~'11-12-27)(2012-06-05)
(その3-1:地震・津波規模に係る要因~'12-06-09)(2012-06-10)
(その3-2:地震・津波規模に付随する現象について)(2012-06-17)
自然科学的な目に見えない
1) 「爆縮現象」、2)地下水中のラドンの変化、3)地殻中からのオゾンの発生、4)環境中のベータ壊変によるベータ線(電子線)、ニュートリノ)の増加、4)大気イオン濃度の増加 、5)電磁波ノイズの発生、6)海水温度分布、7)電離圏の電子数の変化、8)大気圏の赤外線の変化など
また肉眼観察が可能な
1)地震雲の発生、2)異常発光現象、
3)鯨など生命体の異常現象
既報地異に係る記載(その10:「磁気異常」はクジラ漂着の原因とのこと)(2012-01-24)によれば、「・・・既報に記載しましたが、「地磁気異常と地震とはどのような関係があるのだろうか?」という素朴な関心を持っています。
上記の疑問を払拭するような磁気異常と地震の前兆としてしばしば語られている鯨の打ち上げに係る記載を調べたところ、
・・・2012年1月23日(月)10時0分配信 週プレNEWS
クジラ漂着が頻発する原因は、
海底岩盤のヒビ割れで発生する「磁気異常」
などの
前兆に係る地磁気、電磁波、電子、バイオ、ケミカル的な要因を含めた専門機関の情報にも注目したい。
○地震および津波に係る記載(その9:地震規模および地震の種類)(2012-08-07)
○地震とは - goo Wikipedia (ウィキペディア)
○地震および津波に係る記載(その14:大津波に地殻の圧電体・高温超伝導体化が影響しないか?)(2012-11-03)
○海底の海水温度分布はどのようになっていたのだろうか?
引用文献:技術屋ポッポのブログhttp://boppo20110311.blog.fc2.com/blog-entry-1238.html
海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その54)
2012-12-15
解説:[海水温度分布★の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
○衝撃のデータ: 3月11日の地震の前に観測された日本上空の
赤外線と電子量の急激な変化
In Deep2011年05月20日
・3月10日から3月12日までの赤外線のエネルギー量の変化
本文詳しく見る
参考関連投稿:再生可能なエネルギー
(排熱でも発電可能な赤外線発電) (赤外線からの電気の仕組み)
(赤外線からの電気)
光の吸収率が従来のシリコン製の100倍以上の太陽電池を、岡山大大学院自然科学研究科のチームが「グリーンフェライト(GF)」と名付けた酸化鉄化合物を使って開発。
○ 既報の引例、「本邦初公開!?:日本の地下水源から出る放射能分布地図発見!」によれば、http://quasimoto.exblog.jp/19238315
一部、三陸地域など意味不明な地下水汚染地域もありますが、原発周辺地域は汚染しています。
今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:'11-03-13~'13-03-25)と今後への期待(2013-03-27)
詰まるところ、「地震予知技術の確立」による
海抜50?m以上への早期避難が先ず一番。
と建前的に思っても、
現状、少なくとも1時間前に広報した地震予知速報はありません。
震度3で2万人以上の犠牲者が出た明治三陸大津波によれば、
「明治29年(1896)6月15日の三陸地方の岩手県綾里村の津浪は、38.2mという想像を絶する高さであったそうだ・・・」という情報もあり、震度は小さくても津波の規模が大きかったという。
ですから、現状、東日本沿岸などで頻発している震度4程度の地震には慣れてしまっているので、この程度揺れが然程でなく感じている方も多いと思われますが、油断禁物か?
関連投稿:
3.11前後に発生した中規模地震の履歴および状況の調査(~’13-9-22)