水徒然2

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大津波を発生させた地震の規模と震源深さに係る記載(その1:今までの整理と今後の予定)

2013-10-13 | 地震・津波関連

'13-10-10投稿

 地震はプレートテクトニクス(大陸移動に伴なう地殻に与えるストレス)によって、地殻が大小さまざまに震動する日常茶飯事な現象ですが、昨近、伝えられる大規模地震予測、特に、海底地震によって誘起される大津波の発生メカニズムはどのようになっているのか?個人的に不詳につき、関心を持っています。

 3.11大震災の例を見るまでもなく、巨大地震に伴う大津波はマグニチュード9.0クラスの海底震源で震源の深さが約10kmと比較的浅い時に発生すると思っていますが、

 半年前の既報3.11前後に発生した中規模地震の履歴および状況の調査(~’13-4-11)(2013-04-11)の引例 ツイログ日々坦々 @hibi_tantan24 2013年4月09日によれば、

 ロシア人地震学者アレクセイ・リュブーシン氏:これから1年半以内にこの地域でマグニチュード9.0級の新たな地震が発生する可能性がある。 / “破壊的な地震が日本で一年半以内に繰り返される可能性があるという。: The Voice of Russia” htn.to/qDfV7D

 「「2011年3月に日本の北部で大地震が発生したが、同地方のプレートの緊張状態は完全には弛められていない」。シュミット記念地球物理学研究所のロシア人地震学者アレクセイ・リュブーシン氏はそう見なしている。

   リュブーシン氏によれば、これから1年半以内にこの地域でマグニチュード9.0級の新たな自身が発生する可能性がある。同氏はウィーンで開かれた欧州物理学連盟の会議で報告を行った。同氏が行った調査によると、東京付近の南海トラフでは2013年から2014年の間に巨大な地震が発生する可能性がある。

   2011年3月11日に日本の東北部で発生したマグニチュード9.0の地震(「東日本大地震」)による死者・行方不明者は1万8500人に上っている。」とのことで非常に不気味な予言です。

この予測のみならず、過去、さまざまな予兆現象に基づく予測が提案されていますが、3.11並みの首都圏直下型、駿河湾沖、東海・東南海・南海における地震に対して、数十年にわたって警戒してきましたが、いまだ起こっていません。 いずれ、時間がたてば、歴史的な慣わしから発生するでしょうが、殊、大地震に係る予測は的中していない?と思っていますが、警戒することに越したことはありません。

震度3で2万人以上の犠牲者が出た明治三陸大津波によれば、
「明治29年(1896)6月15日の三陸地方の岩手県綾里村の津浪は、38.2mという想像を絶する高さであったそうだ・・・」という情報もあり震度は小さくても津波の規模が大きかったという

 

地震および津波に係る記載(その4:【追加・再掲】記録に残る大地震・大津波発生地域の整理)(2013-07-09)の引例

 

 引用:社会実情データ図録(→詳しくはによれば、 

 

名称 年月日 マグニチュード 同Mwベース 特徴
明治三陸地震 1896年6月15日 8.25 8.0b 本州で過去最大の38.2メートルの津波。死者約2万2000人

 

  ですから、東日本沿岸などで頻発している震度4程度の地震には慣れてしまっているので、この程度揺れが然程でなく感じている方も多いと思われますが、既報3.11前後に発生した中規模地震の履歴および状況の調査(~’13-9-22)で調べた震度5弱以上の地震(地震規模はM7.4宮城県沖、三陸沖M7.3が最大)では震源深さ10kmでも大津波は発生していませんが、油断禁物か?

関連投稿:
大地震の予測が的中しないことに係る個人的な雑感(2013-09-07)

 詰まるところ、既報最近津波は発生していないが、M8前後以上で深さ約10kmでなければ大津波は発生しないのだろうか?と想われます。

 既報地震および津波に係る記載(その9:地震規模および地震の種類)(2012-08-07)の引例地震とは - goo Wikipedia (ウィキペディア)の地震の大きさによれば

「地震の大きさを表現する指標は主に2系統あり、それぞれいくつかの種類がある。M指数関数震度非線形関数であり、数字の大きさと実際の物理量は比例関係ではない[注 1](詳細は後述参照)。 

マグニチュードと地震のエネルギー

地震が発するエネルギーの大きさをE(単位:ジュール)、マグニチュードをMとすると

log10 E = 4.8 + 1.5 M

という関係がある。これは地震のエネルギーが1,000倍になるとマグニチュードが2増えることを意味する((10^{2.0})^frac32 = 10^3)。逆に、マグニチュードが1大きいとエネルギーは約32倍大きい(10^{1.5} = 10^{frac32} = sqrt{10^3} fallingdotseq 31.62)。また、マグニチュードで0.2の差はエネルギーでは約2倍の差となる(101.5×0.2 = 100.3 ≒ 1.995)。

・・・」という。

 ということで、マグニチュード 6、7、8、9では地震規模は途轍もなく異なり、 幸いにも、3.11後の地震規模はM7.4と小さかったため津波が発生しなかったと推察されます。

 既報東日本大震災の巨大津波は2カ所の別々の海域で発生した津波で巨大化したという。こともあり、なぜ、周期の違う津波が2ヶ所で発生したか?については、個人的には現状不詳ですが、この周期の違う津波の発生メカニズムの解明が望まれます。

  原発からの放射能、人工地震技術など存在しなかった頃まで遡り、大津波を発生させた地震の規模(M、震度 その信憑性はさておいて、)、および震源深さ、地殻組成(地質、トラフ、・・・)の影響について、検索可能な範囲で調べていきたいと想っています。 

 参考関連投稿:
地震および津波に係る記載(その1:[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?)(2012-06-17)

 地震および津波に係る記載(その46:【注目】巨大地震の発生は環境湿度が低いと発生し易いのだろうか?)

 地震および津波に係る記載(その48:地震の予兆という大気イオン濃度と気象との関係)

 

 


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