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指原莉乃 第7回選抜総選挙トップの勝因とその感想(総選挙分析ライター)

2015-06-10 06:30:00 | 分析系 メンバー
指原莉乃 第7回選抜総選挙トップの勝因とその感想(総選挙分析ライター)


6月6日にAKB48第7回選抜総選挙の開票が行われHKT48の指原莉乃が2年ぶりにトップの地位を奪還した。指原莉乃を応援していた筆者としては大変うれしい総選挙であり、大いに楽しませてもらった。

2年前の第5回総選挙で指原が大島優子を破って初めてトップとなったときは、指原に対するブーイングが酷かった(注)が、今回指原が2回目のトップをとってからのネットでの書き込みを見ていると2年前のような総スカンの状況とはなっていないので指原に対する否定的な評価をする人がだいぶ減ったようだ。それだけここ2年間の指原の活動が理解され評価してくれる人が多くなったのかもしれない。
指原莉乃トップ 大島優子の憂鬱 AKBファンの悩み 130615
(注)筆者の指原記事に対しても指原アンチから指原に対する誹謗中傷のメチャクチャな書き込みがされて書き込み欄が指原パッシングの宣伝欄と化してしまったので、それ以来筆者の記事は書き込み不可とした。

昨年の第6回総選挙で指原は前田敦子、大島優子が出来なかった2連覇を狙ったが惜しくも2位となって2連覇を逃した。速報段階では2位の渡辺麻友を大きく引き離していたので、筆者は指原の2連覇は間違いないと思っていたのだが、結果は渡辺に18,000票近く引き離された完敗だったのでガックリするとともに驚いてしまった。TVで見ていた時はなぜ指原が敗けたのかその時は敗因がよくわからなかった。
第6回選抜総選挙開票結果140607

その後、指原が敗けた理由を探っていくとどうも以下の3つくらいの要因があって渡辺に逆転されたということがわかってきた。
1. 運営による指原潰しの包囲網の結成、それによりアンチ指原票が渡辺麻友に集まった
2. 大量の”中華票”が渡辺麻友に入った
3. ”指原完勝”の事前報道で指原票の一部がHKT48メンバーに流れた

この内容を知って指原がこの後総選挙で1位を狙うのはなかなか厳しい情勢であることがわかり暗然としたのを覚えている。

さて、指原にとっては前述のような難しい課題をもって始まった今年の総選挙だが、どうだったかを筆者なりに分析してみた。(以下すべて筆者の独自分析の見解であることに注意)

第1の課題「運営による指原潰しの包囲網の結成、それによりアンチ指原票が渡辺麻友に集まった」ということについては、運営が不手際から今年の総選挙開催を福岡に決めたことで指原とHKT48が依怙贔屓(えこひいき)されているという中傷がネットでされ、それに対して指原が運営にクレームをつけて総選挙への出場辞退をちらつかせ最後は総合プロデューサーの秋元康氏を引っ張りだしその説得に応じる形で総選挙への出場を了承した。その交渉の中で主導権を握ったのは「政治家」さながらの行動だった。このとき同時に指原の天敵である評論家の中森明夫氏をTwitterで叩くことも忘れていない。この先手を打ったことにより今年は運営による指原へのネガティブキャンペーンの企てを未然に阻止した。また、昨年末にAKB48G総監督の高橋みなみが卒業を発表したことで運営が高橋みなみを推すことが「総選挙ガイドブック2015」から明らかとなり、さらに昨年の総選挙で3位だった柏木由紀が今年俄然やる気を出して総選挙での一位を狙ってきた。それによって昨年のように特定の一候補にアンチ指原票(推し無浮動票)が集まることは避けられたと思う。
指原「運営チームに対するケンカ」不出馬におわせた真相明かす

第2の”中華票”については、昨年筆者が中国に行った際に現地の中国人にAKB48の話題を出して推しメンをヒアリングしたところ巷(ちまた)で言われているとおり中国では渡辺麻友の人気が圧倒的であることを確認した。速報後に上位3人に入った票数は指原が155,898票(前年差+51,526票)、柏木が133,757票(前年差+46,659票)、渡辺が135,865票(前年差+1,294票)となっており、速報後の票数は渡辺が柏木を+2,108票上回っている。渡辺は選挙期間中「戦う!書店ガール」の出演でほとんど選挙活動が出来ず、さらに昨年のようにアンチ指原票が一本化されない厳しい状況にありながら柏木を上回り、さらに昨年の自身の票数を上回っているのでかなりの”中華票”が入った可能性はありそうだが真相は藪の中。指原にも入っているとのことなので、これについては”中華票”の実態を中国のファンが明らかにしてくれることを期待したい。
AKB48 第7回選抜総選挙開票結果 150607


第3の「指原票の一部がHKT48メンバーに流れる」ことについての対応だが実は今年の総選挙で指原がトップとなった最大の勝因はここにあると筆者は考えているので詳述したい。

年初に指原から「今年の総選挙でのHKT他メンバーへの票分けなどの浮気は許さぬ」との厳しいお達しメールが送られてきた。指原ファンはこれを読んでふるえあがったと思う。指原が怒っていると。指原は早くから自らのファンの引き締めにかかった。特に指原の握手会にいつも参加しているコアファンはきっと指原から浮気をしていないかチェックをされて大変だったのではないか? 指原からは要所、要所で投票の確認や票の上乗せの指示が入ったメールが届いたので指原ファンは否が応でもふるいたった(注)はずだ。したがって今年は指原の票がHKT48メンバーに流れるどころか今まで以上に指原へ投票した(貢いだ)ファンが多かったと思う(指原ファンは純情)。 指原がTVでも言っていたが指原ファンは「無理をお願い」されその指原の願いに生真面目に答えたのである。指原の194,049票という獲得票のうち多少の”中華票”はあるとしても、この過去最多の圧倒的票数になった原動力はまさしく指原のファンへのメールにあったと筆者は見ている。総選挙中継では司会の徳光さんが19万と読み上げた時に指原が「19万も」と驚いていたから、自身が出したメールの効果に驚くとともに自らの力でつかみ取った勝利の大きさを実感したことだろう。
(注)他のメンバーの”中華票”が大きいらしいとの未確認情報が入ってファンが動揺した時に指原は獲得目標を「100万票」に引き上げファンを叱咤激励した。指原が”大将”としての器と力量の大きさを示した時である。

まさしく、指原が最も得意とするSNSを使いこなして普段直接に接することがないライトファン層までも”一指”の元に団結させ組織化した。見事と言うしかない。”戦略家”指原の本領発揮の瞬間である。
指原莉乃 大躍進の謎を解く 110720
指原莉乃「逆転力」が面白い1・・指原の戦略論 140811

蛇足だが筆者は指原がもし企業におけるセールスの現場に出たらすぐにトップセールスとなって頭角を現わし、数字をしっかり達成する実力を買われて営業本部長、営業担当取締役・・と出世していくに違いないと思った。

前田敦子や大島優子のように「選ばれた人間(高橋みなみはこの2人をカリスマと呼んだ)」がトップとなる意味と「道をあけろよ」と言ってもその道を邪魔され塞がれる指原のような「選ばれていない人間」がトップとなる意味は大きく違う。指原のような「選ばれていない人間」は今までの型にはまったアイドル像を演じても、とても「選ばれた人間」には追いつくことができないので「素の姿を見せた」新しいアイドル像を自ら創りあげ、「選ばれた人間」とは違う土俵で勝負しないと勝てない。指原はそれを実行して実績を上げてきた。その成果が総選挙1位という地位をもたらした。指原が自ら考え勝ち取った1位である。
指原莉乃のアイドル論・・「素の姿」を見せるアイドル 140316
指原莉乃 ニュータイプのアイドル 141227

常に自らの能力を証明して他から評価される。自分で作戦を考え自ら行動して道を切り開いていく。その意味では高橋みなみが言っている「努力は必ず報われる」の「努力」の体現者こそが指原なのだろう。
指原莉乃「ショージキ将棋」2大家志津香との対戦 120212・・指原の陰の努力が暴露された話

指原は今回の選挙を通して指原ファンを自らの意思のもと組織的に動かすことに成功した。この強大な力を手にした指原の前に立ちはだかることができるメンバーは果たして現れるのだろうか? 筆者は今後の宮脇咲良の頑張りに期待している。


以上


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