「江戸時代以来」の落語ブームが巻き起こっている。
…どこまで本当かは知らないが
天下のNHKがクローズアップ現代でアピールしてるのだから
その部分は信じよう。
…きっかけは、TBS系で放映された「タイガー&ドラゴン」
アレが呼び水になって、寄席に若い客が集まるようになったと聞く。
まぁ、それはさておき、現在800人も落語家がいた事実に驚かされ
「それは立川流とか、元・円楽党も込みなんだろうか?」
と、いらん詮索をしてしまったのはココだけの話にして欲しい。
“意見には個人差がある”で御馴染みのさだまさし。
時代劇だけでなく、落語にも詳しかったのは予想だにしなかったが
“落語女子”なるモノまでトレンド化しようとしてたのには少々辟易。
ある程度の知識が無いと楽しめないモノとなった古典落語。
それを現代に通じるようにした作業に感心させられ
既に懐かしい古今亭志ん朝の念仏を唱える展開がラップになったのは演者の努力。
…私も落語全般に関しては初心者もいいところ。
そんな私が観ても、落語がもてはやされる状況は非常にいい流れだと思われる。
理由など、ひとつしかない。
もっともっと気楽に観られそうな、テレビ的お笑いがダメになってきたという事実。
簡単に言えば、アレもコレも“芸”だと言い張る自体に無理が出たという私的結論。
MAXだろうがラッセンだろうが、好きになるのは構わないけど
あんなモノを“芸”にしちゃうのは不味く、正直飲み込めない事態。
…少なくとも無駄なスピードで誤魔化そうとするバラエティー色より
落語家さんたちの方が“芸”を見せているということ。
それが私の素朴な答え。
…掛け値しないと女房子が養えねぇ。
「かぼちゃ屋」のサゲに物凄く納得してしまった“超入門!落語 THE movie”
映像を観て、初めて合点がいっている私…想像力が足りないんだなぁ。