やったね!感、ゼロ、落ち込み度90%!
地元中学校の芸術鑑賞、がっくりだったなぁ。つい4日前の三種町公演の盛り上がりと感激が嘘のようだ。反応がなかったか?って言えば、それなりに反応はあった。笑いも狙ったところで沸き上がった。
でも、なんか、その反応に素直に喜べないものがあるんだなぁ。セックスとか金玉とか、中学生にゃ興味津々の言葉にざわざわざわ!そりゃ分かってたことだけど、なんかいつまでもざわつきが収まらない。話の展開とは関係なく、思いがけぬ隠語?に動揺してる、って言うか、喜んでる、って感じで、えっ?そんなに夢中になるの、中学生って?発見というより驚きだった。
被り物を被った犬の登場も大いに喜んでいた。これなんか、そこまで笑わなくたって、って、こちらが逆に引いてしまったほど。その後、その犬を演じた役者が別の役で登場しても笑い、死んだワン婆が舞台上に居座って、人間には見えないってお約束も理解できず、笑い。
表面的な滑稽さには大きく反応、それに引き換え、言葉の笑いや、ずれた会話の面白さ、コミカルな動き、なんかはすべてスルー、なんとも居心地が悪かった。演劇ってものに慣れてないんだなぁ。
飽きて寝てるとか、視線が定まらないとか、おしゃべりするとかは、ほとんどなかった。これ、舞台に引き付けられてのことなのか、日ごろのしつけのせいなのか、微妙なところだ。いずれにしても、じっと注がれる400人の視線に晒されながら演じ通した役者たち、かなり精神的に負担が大きかったことだろう。
中学生、それも、自分から見たいと思って来たわけじゃない生徒たち、先生たち。この冷え込んだ心を温めて、燃え上がらせる芝居にはなっていなかった、ってことだ。ラスト2曲のダンスが今どき風で、ちょっとは乗ったのかもしれない、会場を後にする生徒たちの表情はそれほど硬いものじゃなかったのがせめても救いってところだな。
本公演、県外秋田三種町公演、そして、今回の川西中学校芸術鑑賞、違った形で3回も公演できたってことは幸せなことだった。初の試みに伴う難儀も団員一同結束して乗り越えられた。役者たちもこれを機会にそれぞれ成長できた。
ただ、最後のこの落とし穴がなぁぁぁぁ!
まだまだ力不足ってことだ。演劇に慣れていない観客、気持ちがそっぽ向いてる観客、そういう人たちをもグイっとこちらを向かせる、芝居の流れに引きずり込む、そんな力量を身に着けたいもんだと思う。それには、役者もスタッフも、もっともっと、努力しなくちゃならない。そして、それ以上に、作者・演出が優れた作品を生み出すことだ。くれぐれも、役者を責めてはいけない!って、昨日の打ち上げでこっぴどく叩いてしまったから、今、その悔いにも気が滅入って、気分転換に部屋の掃除をしてしまったほどだ。そうそう、デジカメも失くしてしまったしぃぃぃ。
おっと、落ち込んでなんていられない。9日後にはシニア6期生の公演本番だった。今日から1日だけ休みで連続8日間のラストスパートが始まる。
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