MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『昭和おんなみち 裸性門』

2014-12-30 23:46:50 | goo映画レビュー

原題:『昭和おんなみち 裸性門』
監督:曽根中生
脚本:大和屋竺
撮影:森勝
出演:梢ひとみ/江角英明/絵沢萠子/長弘/沢田情児/大山節子/葉月かおる
1973年/日本

禁じられた愛の意味合いについて

 大正時代の桂川実篤侯爵の邸宅では西洋を舞台とした劇が催されようとしているのだが、その俳優の一人の口の中から映されるという斬新な映像から始まる本作は、実篤の妻の綾子の浮気の現場でもあった。実篤の書生を務めていた藤堂貞之助には戸田しのという恋人がいたのであるが、しのは実篤の子供を宿し、産むと藤堂の前から姿を消してしまう。
 それから19年後、手紙でしのが危篤であると知った藤堂はしのの最期を看取ることになり、そこにしのと一緒に暮らしていた娘の鏡子を引き取ったのであるが、鏡子は母親の気持ちを理解しようと娼婦として働くようになる。
 鏡子は浩義という青年と知り合い、同僚の菊江が客と無理心中を図ったどさくさに紛れて行方をくらましてしまう。鏡子は浩義と彼に家のそばの浜辺に浮かんでいるボートの上で愛し合っていたところを浩義の父親に見られ、鏡子の顔を見て驚愕する。実はその父親こそ内務大臣になっていた桂川実篤で、要するに鏡子と浩義はしのが産んだ双子だったのである。
 2人の関係を終わらせようと実篤は鏡子の暗殺を目論む。それを命がけで防ごうと藤堂は実篤の邸宅に乗り込むのであるが、銃殺されてしまう。その隙をついて、鏡子は実篤が乗っている車に乗り込んで、運転手を殺し、片脚でアクセルを踏みながらナイフで実篤を刺す。結果的に、鏡子は兄も愛せず、父親も愛せないのであるが、禁じられた愛の意味合いは大きく違う。

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